冷や酒2006年06月01日 20時37分

田植えの後片づけをしたり、畑を耕したり、アイガモに餌をやったり、することは様々いっぱいあるけれども、ダラダラと、いやゆったりと余裕を持って仕事しています。

田植えが終わってからは天気がよかったり、冷たい雨だったり、安定しない天候です。
夕べはご苦労ぶりって事でI井くんと居酒屋で一杯やりました。
この時期、熱燗にすべきか冷酒にすべきか迷うところ。
迷った末、普通の冷や酒に落ち着きました。
あ、やっぱお酒は常温で飲むのが一番美味い。

アテルイは悩み続ける2006年06月03日 20時02分

今日は朝から大豆畑トラストの畑に堆肥散布。
4tダンプ3台分の堆肥を総勢10名、スコップで畑にまき散らす。
家の畑はまだ何にも手を付けていないのに、こんな事やってる場合じゃない!

アイガモ田にネットの支柱を立てる。
今日はものすごく暑い。
田んぼに張った水もどんどん引けていく。

熊谷達也の『まほろばの疾風』を読み返した。
八世紀後半の東北、大和朝廷に対して20年もの間抵抗を続けた蝦夷のリーダー、アテルイの生涯を描いた時代小説。
このあたりの歴史はまったく知識になかったので、最初読んだときは「ふ~ん、なるほど、そうなんだ」くらいの感想だった。その後同じ題材を扱った高橋克彦の『火怨 北の耀星アテルイ』を読んだら、こっちは血湧き肉躍る戦記物。人物設定や展開にだいぶ違いはあるものの、事の前後関係がよくわかった。
そこで、また『まほろばの疾風』を読み返してみたってところ。

狩猟を主に生活の糧として自然と共生してきた蝦夷の人々は、和人の北上により俘囚としての生活を強制されたり、稲作の習得により百姓として生活するものが増えてきた。
自然と共に生きる蝦夷の暮らしを守ろうと朝廷に抗い、戦を始めたものの、戦い続けるには兵糧を蓄えるため稲作に頼る大和のような暮らしをしなければならず、さらに蝦夷の独立国家を作るためには大和朝廷と同じ仕組みを作らなければならない。
いつの間にか少しずつ変わっていく蝦夷の生活。
いったい何のために戦うのか、戦い続ける意味はあるのか。

職業柄、今の日本人の食習慣や農業の事に置き換えて考えたりして。

深い深いテーマです。

種を播く、種を播く。2006年06月04日 19時46分

いや、暑いです。今日も。
日差しが強くて、肌が焼けるとビリビリするんで、何とか長袖でがんばっていたけど、さすがにもう限界。
午後からは日焼け止め塗って半袖で作業。ああ暑い。

天気の良いうちに畑の種まきをしてしまおうと思って、アイガモネット張りは一時中断。
畑をトラクターで耕して播種。
今日播いたのはタカキビ、ハトムギ、黒豆、青豆、モチアワ、アマランサス、白小豆、黒もちトウモロコシ。
あと一日かかるなあ。

種まきが終わり、酒を手に入れた。2006年06月05日 21時48分

今日も暑い!
大豆を除いて畑の種まき終了です。
大豆はアイガモのネットを張り終わってからゆっくり播くとします。

小豆や雑穀は手押しの種まき機「ごんべえ」で種まきです。
押して歩くだけとはいえ、しっかり耕した畑を一日中歩き続けるとやっぱり疲れるなあ。

K田さんがモチキビの種が足りないっていうんであげたら、おかえしにニワトリの卵と日本酒『五人娘』をいただいた。うひょー、らっきい。

アイガモたちと戯れる2006年06月08日 19時00分

アイガモのネット張りがやっと終わった。
腰を曲げての作業はけっこう疲れるし、手間もかかる。
ついでに除草機をかける。
アイガモはノビエを食べてくれないので、田んぼに入れる前に除草機をかけてノビエを退治する。
これまた田んぼの中を歩き回るのが、けっこう疲れる。

今夜はまた消防団関係で一仕事。
朝から晩まで忙しい。
スローライフとか言ってる人がうらやましい~。

終わったら一杯やろう。
は、明日はまた除草機を引っ張って、一日中田んぼの中を歩き回る。
酒はひかえめにしよう。
あー、のんびりしたい。

雨の中除草機を2006年06月09日 21時40分

寒いです!
ここんとこずっと冷たい東風「ダシ風」が吹いてきます。
おまけに今日は雨。
雨が降り、冷たい風の吹き付ける中、一日中除草機を押して田んぼの中を歩き回っていました。
さすがに疲れた。ふくらはぎに筋肉痛が来そう。

さらっとした粘りのない土の田んぼは雑草が生えやすいかわり、除草機を押して歩くのは比較的楽。
一方、とろっとした感じの土の田んぼは雑草も生えにくいかわり、除草機が土の中に沈んでしまうので、両腕で機械のバランスをとりながら作業せねばならず、腕が疲れる。
一長一短。まあ、終わって何より。今月中にあと2回やる予定。

明日は晴れるか?
大豆の種まきもしたい。

アマランサスは芽を出し始めた。間引きをせねば。

温泉に行く暇がないなあ。

大豆の種を播く、ほっとする2006年06月11日 20時31分

今日は大豆の種まき。
午前中トラクターで耕して、午後から機械で播種。
無農薬なんで、耕して雑草の芽をやっつけて、すかさず種を播く。
晴れていれば掘り起こされた芽はあっという間に干からびていくが、あいにくの曇り空。
相変わらずの冷たい東風。夕方から雨になった。
降る前に終わってよかった。

これでやっと一息つける。
だいぶフラストレーションがたまっている。
明日晴れたらオートバイでどっか行きたいな。
雨なら・・・やっぱ仕事か。

温泉で微笑む2006年06月12日 20時51分

午前中仕事して、午後から温泉に行ってきました。
秋田の秋の宮温泉郷、稲住温泉。
オートバイで家から一時間弱。
途中、山の中の国道でトイレの芳香剤のような(なんてヒドイ例え)甘い花の香りがすごく強く漂っていた。たぶんトイレではなく花の臭いなんだろうけど、なんの花だろう。

秋の宮温泉郷は一つの大きな温泉街ではなく、国道沿いのあちらこちらにぽつん、ぽつんと温泉宿が点在している。この生活臭あふれるたたずまいが、なんだか好き。
稲住温泉は武者小路実篤が愛したという宿。中庭に日本庭園があり、ちょうどつつじが満開。あぁいい感じ。
温泉は露天の樽風呂に入りました。
渓谷沿いに突き出るように並んだ樽とお釜の浴槽。
かけ流しの温泉の溢れ出る音と、渓谷にこだまする蛙の鳴き声。ちょいと涼しい風が吹いたりして。そして正面の山の深い緑がざわっとなびいたりして。いやぁ~、何とも心地よい。

帰り、なんにもないのに自然と笑顔になったのは何ヶ月ぶりだったか。

非情な男2006年06月13日 20時45分

数年前からペットと化しているアイガモが卵を産み、おとといあたりから雛がかえり始めた。
最初の雛は見つけたときすでに死んでいた。田んぼで働いてもらおうという目論見もあって、二羽目からはかえったらすかさず別のケージに移すようにした。
そしたらまあ、親ガモの威嚇の凄まじい事。
ずーっと卵を抱き続けて、かえったらすぐに引き離されるんだから、わからぬでもないが・・・。
それでも非情な私は容赦なく子ガモを引き離すのである。

かくして、私と親ガモのピリピリした関係はしばらく続きそうだ。

きついなあ2006年06月16日 20時03分

田んぼの除草&害虫退治に活躍してくれるアイガモたち。
アイガモって群れる習性があって、体力のないカモは群れに付いていけずに力尽きて死んでしまいます。
大雨のあとなんかアイガモの死体が田んぼにぷかぷか浮かんでます。
生きる死ぬってのを、リアルに肌で感じる毎日。
命のはかない現実に、かなり気が滅入るというか、ヘビーだなあ。生きるってのは・・・