なんだこりゃ?2006年07月03日 19時20分

夏のような暑い日が続いていましたが、やっと梅雨らしい天気になりました。
雨がしとしと降って、ちょっと肌寒くて。
いいですねえ。落ち着きますねえ。雨の日って大好きです。
昨日は雨の音を聞きながら、の~んびりぼけーっとして過ごしてしまいました。
こんな日がないと干上がってしまいます。

今日は曇り空の下、田んぼの中をはいつくばっていました。
農家の仕事ってのはこんなモンだ。
で、田んぼの泥をじーっと見ていたら、5mm位の小さな二枚貝が泥の表面でぱっくり口を開けている。
え?田んぼで二枚貝?
タニシみたいな小さな巻き貝は昔からいっぱいいたけれど、二枚貝は初めて見た。
そもそも田んぼに二枚貝が居るのか?
ネットで調べてみたら、それらしいのが「貝エビ」というエビの仲間。
でもこのエビ、西日本に住んでいるみたいで、岐阜県が北限と書いてある。本当にこれか?

踊る「食の安全」2006年07月05日 19時41分

 『踊る「食の安全」 農薬から見える日本の食卓』
 松永和紀/家の光協会

今年から農薬の残留基準に「ポジティブリスト制」ってのが始まった。
流通業界は中国野菜などの輸入に大きな支障が出たりして、かなり大変らしい。
でも、こちら生産の現場としては、農協からなにやら簡単な説明があってちょっとしたビラが回ってきたりする程度で、いまいちピンと来ない。
たまたま本屋でこの本を見つけて、帯にちょっとそれらしい事も書いていたので読んでみた。

まあ、内容としては、農薬ってのはこんなに安全です。日本の農業のために、どうぞ消費者の皆さん、農薬をヨロシク。ってなかんじの、消費者向け農薬啓蒙書。
やはり大規模省コスト農業でなければ日本の農業はダメ、ってのが前提になっている。

確かに農薬に対して過敏に反応しすぎる向きもあるかもしれないし、農薬に対して正しい知識を持ってもらうのも大事だ。それにしてもこの内容はどうだろうか。

まず筆者が京都大学大学院の農業分野の修士課程を修了して新聞記者になった人。その人が「農薬の事なんにも知りませんでした」「この取材をするまで農薬は悪いものだと思っていました」ってかんじで話を進めているのが、最初から最後まで腑に落ちない。
安全性に対する説明なんかも、別の立場の人がその資料を見たら、まったく逆の結論が出せるような主観的なもの。

農業の現場を取材したみたいな事も書いてあるけど、農家から言わせると、ほんとに農業の現場を知っているの?ってかんじ。
最後の章の実例も農業の現場を知らない筆者の主観で染まっている。

日本の農業というものを考えた場合、農薬は必要だし。毛嫌いせずに正しい知識を知ってもらうのも大事だけれど、この内容じゃあ肝心の毛嫌いしている向きにまったく理解されないんじゃ無かろうか。

砂利を敷きまくる!2006年07月07日 20時08分

7月に入ってからずっと梅雨らしい、シトシトといい天気。

今日は地区の公用。農道の砂利敷きです。
未舗装の農道は農耕車両が走りまくりで、ぼこぼこ穴が空いてきます。
で毎年、地区の予算で、地区民総出で砂利敷きとなります。
来年になればまた穴ぼこぼこになるんだけど。

砂利敷きは午前中で終わって、ご苦労ぶりって事で酒飲み。
生ビールです。公民館にサーバーが常設されてます!

ところで二枚貝。
ジーーっと観察してもやっぱり貝。
さらにいろいろ調べてみたら「ドブシジミ」というシジミの仲間だという事が判明。
田んぼにもシジミがいるんだなあ。
『田んぼの生きもの図鑑・ポケット版』で発見。
『田の虫図鑑』には載ってなかった。虫じゃないから?

一日草むしり。2006年07月08日 20時27分

今日、突然晴れました。
んでもって、朝から一日雑穀畑の草むしり。
農業ってのはジミーで地道なもんです。
ずうっと雨で、いきなり晴れたもんだから、たっぷり水を含んだ畑の土から、もああっと湿った熱気がたちのぼり、汗がどくどく。
午後からはちょっと風がでて幾分マシでした。

草むしりは癒しの効果があるという。
癒されただろうか?

大豆の培土&夏野菜続々2006年07月09日 19時57分

大豆畑の培土作業。
今年はけっこう芽を食べられたな。
背の高く伸びる雑草がだいぶ残っている。後が大変だ。

天気は曇りだけれど、昨日に引き続きものすごく蒸し暑い。
おまけに風がない。服はぐしょぬれ。
キツイナー。

そろそろわが家の菜園では夏野菜が続々実を付け始めました。
きゅうり、ナス、インゲン、さやえんどう、ジャガイモ、シソ葉に明日葉。
食事が美味くてしょうがない。
明日の食事を思うとうれしくてしょうがない。

穂肥を散布2006年07月11日 21時32分

慣行栽培の稲に穂肥を散布。
化学肥料は投入すればすぐ効き目が出てくる。
で、穂になる細胞が分化する出穂25日前に散布する。
有機肥料だと、効き目がゆっくりなんでいつ頃散布すれば効果的か、なかなか読めないところがあるけれど、化学肥料だとそんな心配はない。

ちょっと小豆畑の草取り。だいたい終わった。

暖かくなってきて、土中の有機物の分解が活発になる時期。ガス抜きのため、田んぼの水を落とす。雑草が伸び出すけれども落とさないわけにはいかない。判断が難しい。
有機田は暖かくなってかなりコナギが増えてきた。
コナギは発芽するのに酸素も光も要らないそうだ、この草だけは水を入れようが落とそうが関係ない。田んぼの土をかき回せばかき回すほど増えてくるので、草取りに入ったものかどうか難しい。

大変だ2006年07月14日 20時26分

7月に入ったらなんだか梅雨らしい、シトシトと雨の降る日が多くなりました。
仕事もはかどりません。
というか、なんかのーんびりして、仕事なんかしなくてもいいかあ。ってな、のんきな気分になったりして。
今日も朝から雨。
仕事したいけど出来ないなあ、などど言い訳しつつのんきに産直の発送の準備をしたりして時間を潰す。
昼飯食ってのんびりしてたら雨が止んだんで、ぼちぼちあと10分くらいしたら田んぼにでも行ってみよーかなー。とか考えていたら、いきなりサイレンが鳴り響く。
ありゃ、火事だ。
外を見ると黒い煙がモクモク。
消防団出動で、放水バンバン、無事鎮火。
で、当然終わったら酒を飲む。いや、お清めって事で。
そんなわけで公民館で夕方まで飲んで、やっぱり仕事にならなかった。

気が遠くなる話2006年07月15日 20時37分

農協祭ってのをやっていて、農協の敷地でビール出したり売り物をしたり、トラクターやら田植機やら大小農機具を展示したり。
200万円、300万円、400万円・・・・目が回るうう。気が遠くなるううう。
どうしろというんだあ。

雨の降る中2006年07月16日 20時18分

ここのところ毎日雨降り。
六月中は暑かったので、梅雨の後半はひょっとして天気が悪いのではと思っていたが、やっぱこの天気。
でも気温だけは高め。イモチ病が発生する絶好の気候。
気温24℃前後、湿度が高く、曇りで無風。これが一番イモチ病菌が繁殖しやすい条件だそうです。
周囲の田んぼでもチラホラ病気が出てきたとの話が聞こえだした。
明日あたり、慣行栽培のあきたこまちに穂肥を散布しようかと思っていたのが、天気予報だと一日雨のよう。
そんなわけで、出来るうちにやってしまおうと、穂イモチ病の殺菌剤と化学肥料を散布。
作業中に小雨が降り出した。それでもなんとか今日中にって、ちょっと無理して終わる頃にはずぶぬれ。
でも気温が高い。妙に暖かい。こりゃ、ますます病気が増えていきそうだ。
暖かいんで油断していたら、ちょっとのどが痛い。油断してるとこっちも病気になるよ。

懐かしい日の光2006年07月20日 20時25分

毎日毎日曇りか雨。
日が差さず、暖かく、風がない。絶好のイモチ病日和がずーっと続いていました。
今日、いきなり朝から晴れてビックリ。
夏が来たみたいに日光がジンジン。
朝から晴れたのは21日ぶりと言ったか。今月は平年の19%しか日照がないとか。
明日からまた曇りや雨のイモチ病日和がずっと続くらしい。
梅雨明けは8月にずれ込みそう。
今年の作はどうなるだろう?

明日はみんなで生ビールだ。天気祭って事で。