初物二品と2006年10月01日 19時42分

どんどん秋が深まっています。
まずは食卓から。

今年初の栗ご飯。
地元産の栗を使って。
渋皮をきれいに剥きすぎだな。
少し残した方が、ご飯にちょっとした渋みが残って美味い。

今年初の食用菊。もちろん自家産。
赤紫色の「もってのほか」。
お浸しにして。
これまた秋の香り。

旨い酒は始末に悪い。
以前いただいた日本酒「自然酒 五人娘」。
関東の酒なんて。と、思って飲んでみたらこれが旨い!
生酛作りの純米酒。
酸味があって豊醇。
濃厚な割に飲み口が重すぎず、スイスイ入る。
日本酒を飲まない人や吟醸好きには好まれないかもしれないが、好きな向きにはたまらない。

今夜も飲まずにいられない。
ああ始末が悪い。

もう一つ秋の味2006年10月05日 20時46分

やっと稲刈り終わりました。
ホッと一息・・・・まだ入れられません。
雑穀の刈り入れがまだ残っています。
ただ今小豆とモチアワの刈り取り同時進行中。

朝食に「からとり」の味噌汁、今年初。
からとりは里芋の茎、というか茎を食べる里芋というか。
「ずいき」とか「いもがら」ともいうのかな。

とくに美味いわけでもなく、かといって不味いわけでもなく。
なんだかはっきりしない噛み応えとか。いいんだか、悪いんだか表現仕様のない香りとか。
どうでもいいような食べ物だけど、秋から冬にかけて、味噌汁や納豆汁には必ず入っていたような。この季節には欠かせないもの。
これは一番懐かしさを感じる味だな。

ついでになぜかミョウガの素揚げが。
これは秋の味?ってわけでも無いよねえ。
癖の強さが素揚げすることによって緩和されて、なかなか美味。

さらに秋の味、そして2006年10月08日 19時09分

昨日親戚が一抱えもあるようなでっかい舞茸を持ってきてくれた。
さっそく舞茸ご飯。美味!
おかずに椎茸の天ぷら。これは買ったものだけれど、完全に規格外の手のひらほどもあるでっかいやつ。美味!
取れたて、ジャガイモの味噌汁。美味!

この時期、テレビのニュースやバラエティ番組なんかで稲刈り体験とかよくやっている。
農業に触れてもらいたい。食べ物の出来る過程を知ってもらいたい。って「気持ち」はわかるけれども、農業がレジャーになってしまうのはなんだかとても切ないものがある。
今、国は大々的に農業を大規模化、工業化の方向に持って行こうとしている。現実離れした田植え体験や稲刈り体験がその目くらましになってしまうんじゃないか、とっても不安になる今日この頃。

寒くなったなあ。2006年10月11日 19時33分

めっきり寒くなりました。
10月も半ばになると、ここ新庄は朝晩深い霧。
今日も霧が深くて、日が差すのはお昼頃かなと思っていたら、そのまま一日中どんよりと曇り空。
ほとんどの家の稲刈りが終わって、夜が更けるとなんにも音がしない。そういえば虫の声も聞かなくなった。
紅葉はどうだろうか。仕事が忙しくて、サッパリ山の方に行ってないんでわからない。
まだまだやることがいっぱいあるけれど、ちょっとスローダウンしてもいいか。

刈り取り、刈り取り2006年10月13日 22時02分

いい天気が続きます。
じっとしていると寒いくらいだけれども、体を動かして仕事をするにはちょうどいい感じです。
モチアワと大納言・黒小豆の刈り取りが終わりました。
小豆の方は刈り取りが遅れたため、こぼれたり、雨で蒸れたりして、だいぶ収穫が減りそうです。
収穫時期がみんなかぶってくるので、手が回りきらず、なかなか全部ちょうどいい時期に刈り取るというのは大変です。

あとは、大豆畑の雑草刈りがまだ残っている。コンバインの清掃もまだ。なかなかゆっくり出来ないなあ。

籾すり終了2006年10月14日 20時25分

籾すり作業が終わった。
刈り取った段階では、まあ、いつもの年より若干少ない程度かな、といった感触だった。
ところが、ササニシキはひどかった。
7月の悪天候が影響して、9月になり一気に穂イモチ病が蔓延した。
籾を剥き玄米にする段階で目減りする空籾の量!選別機を通して、こぼれ落ちるクズ米の量ときたら!
残った米は普通栽培米の半分以下。まいった。
一方さわのはなの方はイモチ病の被害も少なめだったことから、だいぶマシな収量となった。この品種は野性的で、雑草や病気に強い。有機栽培に向いている。
やっぱ今年みたいな悪条件が重なる年は、栽培方法うんぬんよりも、品種の特性がだいぶ影響してくるみたいだ。

ササニシキはもともとイモチ病に弱い品種だから、来年以降も頭の痛い問題だ。
なんとか克服する手はないか。また冬の間、じっくり考えてみよう。

熊がでた!!2006年10月16日 21時21分

昨日、近くに熊がでた!
子連れ三頭、田んぼ道をのんびり歩いていたらしい。
今年は7月の低温・長雨、8月の高温・小雨といった異常気象が続いたため、山にはブナの実、ヤマブドウ、アケビ、ドングリ。なんにも実ってないそうだ。
けっこうあちこちに熊が出没している。コワイヨー。

夕べの会合で聞いた熊の話。

熊はモチ米が好きなんだそうだ。
毎年モチ米を植えて、毎年熊に食べられている田んぼに、今年はうるち米を植えてみた。
そしたら熊公、一口だけ食べて、後はよそのモチ米が植わっている田んぼを食い荒らしていたそうだ。
熊って意外と食にはこだわる?

雑草を刈る。2006年10月18日 21時21分

やっっっと!大豆畑の雑草刈りが終わりました。
いやはや、どこに大豆があるのかわからないくらい茂ってしまって、途中稲刈りやら雑穀刈りで中断して、はたして大豆刈り取りまでに終わりのだろうかと。それでも地味~に少しずつ少しずつ刈り取って、やっと終了です。ヨカッタ。
草を刈り取っていると、頭上を白鳥の群が横切って、ああ、もう冬が来るのか。

流れ星が駆け上る2006年10月22日 21時07分

昨日は新庄市の総合防災訓練ってのが我が昭和地区で行われまして。
水の乏しい昭和地区。この時期さらに井戸の水位も下がって、新庄市じゅうの消防ポンプが一斉放水するのに水が足りるかと、ここんとこ地元消防団はあーでもないこーでもない、かけずり回ってなんとか水利を確保。無事訓練を終えました。

夜、打ち上げが終わって外に出たら見事な星空。いい感じ、歩いて帰ろうと、明かりのないたんぼ道を酔った足取りでぶらぶら歩いていると、流れ星がズズッと派手な尾を引いて、東の空を駆け上がっていった。いい感じだな。っと、そういえば熊が出たんだっけ。急に怖くなってきた。道を折れて街灯が並ぶ県道に軌道修正。しかし明かりの灯る歩道を千鳥足でフラフラ歩くってはなんだか無様な感じだな。

雨が降る ~あぁ寒い2006年10月23日 20時59分

今日は雨。寒いです。
思い雲が低く立ちこめ、空は暗いです。
気持ちは落ち着きます。のんびり、のんびり。

そんなわけで、屋内作業。
ビニールハウス内で黒米の脱穀作業。
昔懐かしい足踏み脱穀機で、えっちら、おっちらのんきで気長な作業です。
日もすっかり短くなり、5時前には暗くなってくるので仕事の時間も短い。
こんな時代にこんなことしてていいのだろうか?