残暑がとっても2007年09月05日 20時39分

8月後半はけっこう涼しかったのに、ここのところ残暑がぶり返してます。
空は確かに秋の空。風は何となく秋の風。それでも気温は30℃越え。なんだかどっちつかずの季節。
午前中は田んぼの畦草刈り。ぼちぼち雑穀も実りはじめたので午後から雑穀畑のスズメ対策。
収穫量がスズメの気分次第なんてのは、のんきな商売だな。
ちょっと涼しげな風や時折太陽を隠す秋の雲にだまされて、うんとこしょ仕事をすれば滝のような汗。気が付くと目が回るほど疲れている。
これから肝心の収穫作業が待ってるので、体長崩さないように気をつけて仕事しなくちゃ。

台風の風がすごいったら。2007年09月07日 19時40分

台風直撃です。
昨夜から風がすごかった。
朝、ビニールハウスの屋根ビニールを押さえているバンドがみんな外れていて、モーレツな風と雨の中、復旧作業。
やっと終わったと、濡れた服を着替えていたらケータイに着信。国道沿いの家の屋根のトタンが剥がれて国道をふさぎそうだから補修してくれ、と消防団出動。なんとか応急処置をして家に帰ればもうお昼。
午後、風が弱まったので、田んぼを見回りに行くと、稲も雑穀もみーんな西の方に傾いている。ビッタリ倒れていないのは不幸中の幸い。
グルッと田んぼを回ってみると、古いポンプ小屋が丸ごと吹き飛んで田んぼの真ん中にひっくり返っているのを発見。
よっぽど強烈な風が吹いたんだな。人間の無力さよ。
とにかく、台風が去って一安心。

日本人の牛乳事情2007年09月10日 20時46分

 『日本の牛乳はなぜまずいのか』
 平澤正夫/草思社

先日読んだ『自主独立農民という仕事』に関連して読んでみました。
日本の酪農・乳業の先駆者で、『自主独立~』の木次乳業を指導した藤江才介氏の一代記。そして日本の牛乳事情の年代記。
日本の牛乳のほとんどが130℃2分の超高温滅菌法で殺菌したもの。
しかし世界的には63℃30分、75℃15分の低温殺菌法(パスチャライズ)が主流。
なぜ日本の牛乳が特殊なのかといった事情がよくわかる。

確かに飲み比べてみると風味が違う。パスチャライズ牛乳は美味しい。
しかし、「日本の牛乳は焦げ臭い」と書かれているが、毎日何年も飲まされているので、まったく感じない。美味いとは思わないが、不味いとも思わない。
残念ながら、私を含めて日本人は美味しさで牛乳を選ばない。というか、牛乳を選ぶという感覚もないのではないだろうか。
子供のころから毎日欠かさず与えられ続け、無意識のうちに毎日牛乳を飲むということをすり込まれていて、美味しいとか不味いとか考えずに、漠然と牛乳は体に良いらしいと思いこんで飲んでいる。超高温滅菌と低温殺菌がどう違うかなんて気にしもしない。
「すり込み」もあるが、牛乳を飲むことがまだ食文化として消化されていないこともあるのだろう。
パスチャライズ牛乳が生産現場も含めて、一般的になるにはかなりの時間が掛かりそうだ。

いままでパスチャライズ牛乳は単に殺菌方法の違いとの認識しかなかった。しかし読んでみて、パス乳にするために酪農の現場では通常の何倍もの労力や細かな気配りが必要なことを初めて知った。
こういった現場の努力があることを消費者にも知って欲しい。

そろそろ収穫の季節2007年09月13日 19時00分

今日、近所で稲刈りをはじめた人がいました。
家はというと、まだちょっと先ですね。
稲のほかにも刈り取るものがいっぱいあるもんで。
今日は黒小豆の刈り取り。
この黒小豆がねえ・・・。
どうも、収穫適期の判断が難しい。
8月のはじめから末にかけてバラバラに花が咲くもんで、実の入り方もバラバラ。
あとで花が咲いた実が熟すのを待っていると、先に実った豆は地面に落ちて腐ったり芽を出したりして収穫できない。
先に稔ったサヤを順々に摘み取っていけば問題ないけれど、とても広い面積でそれはやれない。
まあ、不効率だから一般に広まらないのだろうけれども、さて、どうしたものか。
アマランサスもそろそろ収穫せねば。稲刈りの準備も。
こりゃ大変だ。

なんでこう、毎日暑いのか2007年09月15日 19時59分

小豆の刈り取りを終えて、稲刈り準備のために作業小屋の中身を全部引っ張り出して、大掃除&収穫調整モードにチェンジ中。
それにしても暑い。
滝のように流れ落ちる汗が夕方になっても止まらない。
よって、作業もなかなかはかどらない。
あちらこちらで稲刈りが始まっている。
田んぼを車で走ると、稲刈りの匂いが心地よい。
今年も収穫を迎えたな。

アマランサスを刈る2007年09月18日 21時21分

稲刈りの準備もやっと整った。
でも今日はなんだか天気が微妙。
晴れているんだけれど、遠く西の方に厚い雨雲。
こっちに来るかな~。稲刈りしようかどうしようか。
昼近くになってほんの少し降ってきた。昼ごろには止んでしまった。こういうのを「ジャマ雨」という。
昼から稲刈りのかわりアマランサスを刈り取った。
先日の台風で、みんな倒れてしまった。少しは立ち直るかなと思っていたが、何度か強い雨があったりして、結局横を向いたまんま。まあ、刈り取るにはちょうどいい高さだが。

稲刈り始まったが、まだ猛暑は続く2007年09月20日 19時34分

昨日から稲刈りはじめました。
最初はモチ米の「ヒメノモチ」から。
収穫はというと・・・玄米にしてみなければわかりませんが、刈り取った感じでは、まあ、多くもなく、少なくもなく、普通の収量って感じですか。
今日は稲刈りを休んで、黒小豆の脱穀。
北海道から中古の脱穀機を購入。トラクターから動力を取る型。
手作業よりだいぶ楽になった。
それにしても、今日も30℃越えの残暑。
朝から夕方まで汗かきっぱなし。
明日からまた稲刈り再開。

秋の日常2007年09月26日 20時43分

毎日稲刈りやら、籾すりやらやっています。
やっと涼しくなりました。
朝晩は半袖ではいられないくらいです。
空は高く、風は冷たい。
刈り取り前の稲の葉が、秋の風に吹かれザワザワと揺れる様が心地よいです。
それでも毎日仕事に追われて大忙し。
ほんとこの時期は稲のほかにキビやらアワやら小豆やら収穫せねばならず、仕事の段取りを常にあれこれ考えてなきゃいけない。
気持ちに余裕が無くなります。

それにしても・・・なんかここ数日の気持ちの落ち込みようは尋常じゃなかった。お彼岸だったせいか?
彼岸明けとともにちょっと気持ちが上向いてきた。