暖かい日2008年02月04日 20時51分

今日は暖かかったですね。
青空が見えて、太陽がピッカピカ照って。
雪もゆるんで、春がやってきたみたいな天気でした。
冬も折り返し点を過ぎたとはいえ、週間天気予報だとこれからずっと雪マーク。
まあ、今年は過ごしやすい冬なんで、急いで春が来なくてもいいやってかんじです。

アワ、タカキビの調整が終了して、今はモチキビの脱穀中。
こっちの作業も峠を越えて、ハウスの中もだいぶ広々としてきました。
雪が少なめで、除雪作業にとられる時間がなかったので、仕事がはかどりました。
ただ、単調な仕事なので面白みがない。遊びに行きたくなったなあ。仕事サボってどっか行きたいなあ。
暖かくなると、こんな事ばっかり考えてる。

食べ方を考える。2008年02月07日 19時58分

 『なぜ「粗食」が体にいいのか』
 帯津良一・幕内秀夫/知的生きかた文庫

『粗食のすすめ』の幕内秀夫による、日本人に合った当たり前の食事を取り戻すための解説本。
健康のための食常識の誤りから、日本人にとっての正しい食のあり方、そのための続けられる簡単な方法などを、栄養学を離れ食習慣という観点から詳しくわかりやすく解説しています。
「続けられる」というのがミソですね。でないと意味がない。
いくら無農薬の食材を使っていても、食習慣が正しくなければ意味がない。
とにかく、かみ砕いて非情に分かりやすく解説しているのでおすすめです。
ただし、最後の章は帯津良一による、「ホリスティック医学」の話。「場」の話とか「気」の話とか出てきて、内容がガラッと変わってしまう。こちらは、お好きな人はどうぞってかんじ。

ところで・・・、最近TVCMで、朝にみんなでお茶漬け食べましょうって、朝から子供にお茶漬け食べさせているのがあるが、これってどうなんだ?
ファスト・フード・チェーンならともかく、ごはん食を中心にした加工食品を作っている食品メーカーの姿勢としてどうなんだろうか?

吹雪のあとに2008年02月15日 19時25分

積もった雪も湿ってきて、もう春が来るのかなと思っていた頃にいきなりの猛吹雪。
今朝はやっと風が弱まったので、さっそくビニールハウスの除雪。
かなり風が強かったためにハウスの西側はほとんど雪が無く、東側は吹き溜まりで乾いた雪がどっさり積もっている。
片側だけ除雪するのに半日。午後になってまた風、そして今度は雪も一緒に。
雪の少ない冬、もう2月も半ばだから、これから大雪になってもそんなに苦労はないだろう。
なんか、今年の冬は意味なく楽しいな。

たいへんなんだそうだ2008年02月19日 19時56分

ここ昭和地区は開拓村です。
昭和二年から開拓が始まり、現在3代目が30代後半から50歳くらい。
まだ貧しくて生活が苦しかった開拓~畑作時代を知る2代目の方がしみじみ仰った。「今ほど農業が大変な時代はない」。
子供のころから開拓時代の苦労をずっと聞かされて育ってきたけれど、もしかして今はそれ以上に大変な時代なのか?

かがく的、非かがく的2008年02月27日 18時26分

 『水はなんにも知らないよ』
 左巻健男/ディスカバー携書

水の入った容器に「ありがとう」、「ばかやろう」と書いた紙を貼って凍らせると水が言葉を解して、「ありがとう」の水はきれいな結晶に、「ばかやろう」の水は形の崩れた汚い結晶になる。素人でもウソだとわかるような本が、何十万部も売れたのだそうだ。
さらにはそれを信じ込んで学校の道徳教育に利用する教師が出始めた。
もともとは「水」販売の一環として出版されたこれらの本だが、教育現場にまで影響があるというこの実態に危機感を持った著者が、これらの本に書かれているマチガイを、一つずつ丁寧に解説。
よく聞く「波動」という言葉も、巧妙に科学的な言葉がすり替えられて使われている。
その他「クラスター」とか「π」とか水ビジネスでの科学・ニセ科学を分かりやすく解説。
人の生活に関わる水の基礎知識などもためになる。

ところで・・・ニセ化学を使った水ビジネスにだまされるな。販売促進目的のバイブル本にだまされるなって内容だけれど、なぜかこの本の最後は著者の活動や著書の紹介で終わる。はたしてこれはパロディか?

最近ではこの手のニセ科学糾弾本が売れ始めているみたいだけれど、どーも振り子があっち側からこっち側に振り切れただけじゃないかって便乗的なもの、そっちがニセ科学みたいなニセ科学糾弾本もある。
『偽りの種子/ジェフリー・M・スミス』なんかを読むと、政治・経済、いろんな圧力で科学的なデータが改ざんされ、ねつ造され、隠蔽されている実態が見えてくる。
ニセ科学だけでなく科学的なことも鵜呑みにすることは出来ない。自分で判断しないと。
実際有機農業をやっていると、水やら微生物やらいろんな活性剤やら売りに来る。どれがウソやらほんとやら。わけがわからん。