土ぼこりと、またもや山菜。2008年05月04日 20時08分

あっという間に5月です。
夏のような暑い日が続き、田んぼはカラッカラに乾いています。
畦塗りも肥料散布も、トラクターがぬかるむこともなく、スムーズに終了。今日から田起こしをはじめました。
ありゃ、トラクターのエアコンが壊れて、暑いのなんの。窓を全開にして、送風を最大にして、それでも汗、汗、汗&土ぼこり。

今日親戚が大きな段ボールいっぱいのゼンマイを持ってきてくれました。山菜の。
すごい量です。圧巻です。商売できるほどです。これが食卓に並んだところを想像してみると、感無量であります。

イワナ登場!2008年05月07日 20時08分

ますます山菜生活に拍車がかかっています。
今日の主菜はアイコにウルイに去年干しておいたゼンマイ。
さらには畑のアスパラガスも登場し、とうとう肉や魚が食卓に上らなくなりました。
と思っていたら、知り合いが釣りたてのイワナを持ってきてくれました。丁寧に内臓の処理までしてくれていて、至れり尽くせり。さっそく夕食にいただきました。
なんだかもらってばっかり。
ますます豊かになる5月の食卓でした。

田んぼが無くなっていく2008年05月07日 20時19分

そろそろ田起こしも終わってきて、あちこち水の入った田んぼが増えてきました。
家も今日やっと田起こし終了です。

田んぼを回ってみると、田起こしされていない田。畦を崩して平らに慣らされている田があちらこちらにあります。
これは減反の強化によって転作に回される田んぼです。畦を崩すということは、もう田んぼには戻さないということです。
稲作の大規模化、効率化をうたいながら、実質的な米の減産。
米輸出各国の禁輸や輸出制限、世界的穀物価格の高騰など、現実に食糧危機が始まっている今、こんなんで本当に日本の食糧は大丈夫なんでしょうか?

大規模化して効率化するといっているけど、実際の集落営農は収益アップのためというよりは、農地・農村の崩壊を食い止めるための組織化で、国の目指しているものとは形が同じでも中身はまったく違ったものです。
どうも、お役人や都市生活者の方々は根本的に勘違いをしているんじゃないかと思う時があります。
農家は代々農業をやっていくものだと思いこんでいるんじゃないかと。
そんな誤った前提の上で農業政策を組んでいるんじゃないかと。
農家に農業をやり続ける義務はないし、実際若い世代は就職して、給料をもらって生活を組み立てています。今のお年寄りが引退したって、安定した職を辞めて農業をやらなければならないという理由はありません。
農家は農業を辞めて生き残っていくんです。
食糧問題を農家に押しつけても解決はしませんよ。

水が足りない!2008年05月12日 21時11分

今年は春先からずうっとよい天気が続いたせいか、田んぼの仕事がけっこうはかどりました。
ところがここに来てどの家も足踏み状態。
原因は水。
この地区はほとんどの田んぼが地下水のポンプアップ。
今年はなかなか井戸の水位が上がらず、なかなか田んぼに水が乗りません。
そんなわけで、代かき出来ずに待機中の田んぼがいっぱい。
少しのんびりすればいいんだけれど、この時期の農家はかえって気が急くばかり。悲しい性だなあ。

そろそろワラビが食卓に上りはじめました。
先日母親が親戚の家に行ってワラビをもらってきたと思ったら、今度は別の親戚がワラビを持ってきてくれました。
どうもわが家はもらってばっかり。

ほんのささやかなお恵みが2008年05月15日 20時46分

なかなか地下水位が上がらずに、代かき作業は停滞中。
昨日は待望の雨。かなり寒くて、夕方にはけっこう強く降った。おお、天の恵み、ありがとう神様。って、数時間で止んでしまった。ドウナッテルノ神様。

そんなことを言っているかと思えば、田んぼに田植機を運んで、明日にも田植えをはじめてしまいそうな人もいる。
ドウナッテルノ神様。

やっっっと、4月のお仕事日記を更新。

あっちで田植えが2008年05月16日 20時22分

ああ、とうとうご近所で田植えが始まってしまいました。
しかも二軒。明日から始めそうな家が一軒。
家では20日からと決めてはいるんですが、やはり周りで始まると、なんか気持ちが焦ってしまいます。

それにしても水が出ない。
上流の方で代かき・田植えが始まると、地下水が増えてくるはずなんですが、今年はまだ増えてきません。
おかげで代かき作業が進まない。
手持ちぶさたで、上流の方・萩野・仁田山辺りを軽トラックで探索に。
そっちの方は代かきがほぼ終わってぼちぼち田植えが始まってます。
そろそろ水が増えてきてもいい頃なのに・・・。

それにしても・・・・・グルッと回ってきて感じたのが、今年作付けしない田んぼの多いこと。かなり増えた感じがします。減反強化の影響ですね。
ほ~んとに、ほんとに食糧は大丈夫なんだろうねえ。


ところで、
中国の地震の映像が流れ始めましたね。
怖ろしいです。
何万人が死亡して、何万人が生き埋めのまんまだそうです。
自然の恐ろしさとか単純な言葉では表せない、何万もの恐怖と、何万もの嘆きと、想像を絶する事態が小さなテレビの画面からでも伝わってきます。
まだ生きている人、ガンバレ。
救助活動の人、ガンバレ。

雨乞いを2008年05月18日 20時50分

水がない!
代かきが終わらない!!たった後4枚なのに。
ってことで、昨日はみんなで雨乞いを。
というか、酒飲みに。

塩野のI川さん、S藤さん、おなじみご近所のI井くん&私の4名で真室川町の焼鳥屋へ繰り出した。
上流の塩野地区はダムから水を引いている田んぼが多いので、代かきも終わり、田植えが始まっているそうだ。
でも、雨が降らないんでダムの水もだいぶ少なくなっているらしい。
田植え後、水が枯れるなんてことがなければいいが。

上流で田植えが始まったから、そろそろこっちの地下水も増えてきてよいはずなんだけれど、まだ少ない。
とりあえず20日から田植えを始めて、それから代かき・・・でもこのまま水が少ないと、全部終わるのに5,6日かかるかもしれない。
27日頃から植える予定の有機栽培の田んぼを先に植えてしまおうか、いろいろ段取りを数パターン考えておかなければ。

ところで、雨乞いの効果はあったのか?
山ほど焼き鳥食ったんだけど。

田植え始めました2008年05月20日 18時33分

今日は全国的に悪天候らしい。
仕事が遅れていると、とにかく何かやらずにいられない。
ということで、田植えを強行。
朝、降る雨もさほどではなく、天気予報でも本格的に荒れるのは午後から、みたいだったんで、とりあえず午前中田植え。午後から代かき。と予定を組んで仕事を始めた。

今年の苗はいつも以上に根張りがよい。
苗箱から苗をはぎ取るのが一苦労。
順調に作業が進むうち、だんだん風が強くなる。雨も強くなる。
なんとか午前中で予定の作業無事終了。
雨の中にいるのは実はそんなに嫌いじゃないんです。
それでも寒かったあ。芯まで冷えてしまった。

午後からはガラスの風防に囲われたトラクターでの代かき作業。こっちは快適。
でも相変わらず水が少ないんで、一枚やっただけで終了。
帰って一息ついたら、ちょっと腹が痛い。
悪いもの食ったか?
イヤ、ヤバイこれはいつもの風邪の予兆だ。
ちょっと張り切りすぎた。
この時期寝込むわけにはいかないんで、今日はもう布団にくるまって養生します。
明日風邪を引いていませんように。

田植え2日目2008年05月21日 20時21分

一晩養生したおかげか?
ちょっとのどが痛い程度で、本格的な風邪には至らなかった。
朝一番で代かき。朝食をとってから田植え。
今日はあきたこまちの田植え。
うちの田植機もずいぶん古くなって、あちこちガタが来ている。
無段階変速のレバーがゆるんでいて、締めても締めてもすぐゆるむ。
田植え作業をしていると、いきなりフルスピードで走り出す。ビックリです。
新しい機械を買う余裕なんてありゃしない。なんとか騙し騙し使っていかなければ。

今年のアイガモのヒナ到着。

なんとかつじつまが合いそうだ。2008年05月23日 21時34分

体調は完全に回復。
もともと呼吸器系が弱く、風邪を引きやすいんで、とにかく引きそうだと思ったらすぐに対処する癖が付いています。

昨日であきたこまちの田植え終了。
本当なら2日間で完了する分量だけれども、代かきの遅れやらなにやら、天気のせいなんで、これも致し方なし。
代かきはギリギリ田植えの日程をずらさずに済んだ。
今日は代かきした後、雑穀、豆畑の耕起作業、あれやらこれやらめまぐるしい。
明日はさわのはなの田植え予定。