オートバイで温泉に ~近くをグルッと2009年10月29日 20時36分

昨日で大仕事が一つ終わったってことで、今日は休みにして、オートバイでその辺をグルッと回ってきました。

午前10時頃出発したのだけれど、まだ霧が晴れず、気温も低くて、エンジンがかぶり気味、時々エンストしたりして。~ああ、新しいオートバイが欲しいいい。

まずは国道13号を北上、金山町~真室川町辺りは紅葉が絶好のタイミングでした。
秋田県に入って、国道108号を秋の宮方面へ。
こちらの紅葉は終わり始めているってところです。ああ、この紅葉を眺めながら、露天風呂に入りたい。稲住温泉によっていこうか。いや、まだ早い。ここで、温泉に入ってしまうのはまだ早い。今日は鳴子と決めているんだ。

いつもだと、秋の宮から狭い山道を通って、泥湯温泉にぬけて、奥山旅館の露天風呂に入って帰るというのが、定番のコースだったけれども、ここのところ温泉に凝り出してしまったもんで、いろんな温泉に入りたくて仕方がありません。
で、いつものコースは取らずに、このまま宮城県へ抜けます。
途中、鬼首温泉に寄り道。山道の途中に何軒か温泉宿が並んでいます。あ、あそこに入ってみたいな。なんて想像をめぐらしながら、グルッと回って鳴子方面へ。

鬼首から鳴子へ抜ける国道には廃墟と化したドライブインが所々に放置されていて、それををみるとなぜか心が躍ります。妻に言わせると私は廃墟マニアなのだそうです。

紅葉シーズンで車が多いのと、途中交通事故があったりしたもんで渋滞があり、鳴子に出るまでけっこう時間を食ってしまいました。急いで温泉に入らなければ。

最近気になっているのは東鳴子温泉。
大きな温泉街のある鳴子に比べて、かなり寂しい、古びた感じの温泉街です。マニア心をくすぐります。
その中から、今日は『いさぜん旅館』を選びました。
古そうな旅館ながら、けっこう車が停まっています。人気のほどが伺えます。
宿の人の案内のままに男湯へ。帰ってから宿のHPをみたら、そこは露天風呂付きの中浴場で、大浴場と男女が交代制みたいでした。
後から新しく作ったような感じで、けっこう新しくきれいです。
お湯はちょっとぬるめ、ちょっととろみがあり、透明ながら、いくらか黒ずんでいる感じです。タールっぽい石油系の臭いが鼻を突きます。これが東鳴子の特徴ですね。
なぜかこの臭いをかぐと、ノスタルジックな気分になってしまいます。私だけでしょうか。
一緒に入っていた75歳のおじさん。「おれも45歳までバイクに乗っていたんだけどよ~」ってな話を聞いたりしながら、のんびり浸かりました。
本当は独自源泉を使っているという混浴の風呂にも入りたかったのだけれど、渋滞でだいぶ時間をロスしてしまったので、そっちは次の機会にとって置いて、次の温泉へ。

国道47号を山形県側へ走って、中山平温泉へ。
いや、鳴子峡あたりは平日だというのに観光客の数がすごい。いつもガラガラの駐車場があっちもこっちも有料なのに満車満車。歩道に人があふれています。ビックリです。
鳴子は今週末から来週初め頃が紅葉の最盛期とみました。

鳴子峡を過ぎ、中山平へ。
スタンプラリーでだいぶまわったけれども、今日はまだ入っていない『東蛇ノ湯』へ。
ここは『鳴子らどん温泉』の自炊湯治部といった位置づけです。
日帰り料金も300円とお手頃。
なにやら縁側に腰掛けて作業しているおばあちゃんに300円払って浴室へ。
階段をぐいぐい下っていった先にある浴室は完全な混浴。
かなり古びているけれども、大きなガラス張りでなかなか明るい浴室です。浴槽に体を沈めると、例のヌルヌルする中山平の湯。しかし、ヌルヌルというよりはツルツルといった程度。温度は適温。同じ源泉を使っていると思われるらどん温泉に以前入った時はきれいな緑色だったけれど、今日は無色透明。それでも気持ちいいに代わりなし。
浴室から続く大きな露天風呂は川沿いに面していて、秋の空気がとても心地よいです。川の音だけで、余計な音が何も聞こえないのがいいですね。
お湯はかなりぬるめだったけれど、紅葉を眺め、川の音を聞きながら、何も考えずにダラダラいつまでも浸かっていたい温泉でした。
ああ~、湯治がしてみたい~。

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