虚しい仕事?2009年11月03日 20時52分

全国的にでしょうが、いきなり寒くなりました。
雪になるって週間予報がでていて、でも週間予報なんてのは数日経つとガラッと変わったりするから、なんて思ってみていたけれども、この雪マークだけはいっこうに変わりません。
家にはビニールハウスが二棟あって、一つは耐雪補強がされていて冬の間もビニール掛けっぱなしで農作業をするやつ。もう一つは補強無しで、冬の間はビニールを剥いでいるやつ。
補強無しの方に刈り取った小豆を入れて乾燥していたわけです。
補強がないので、このまま雪が降ると、ちょっと積もっただけでぺしゃんこになってしまいます。
昨日急遽、小雨の降る中ハウスのビニールを剥いで、小豆にブルーシートを被せて雪対策しました。
まさかこの時期に初雪とはねえ。
降って欲しくはないけれど、これだけ手間を掛けて、降らなかったらなんだか損したような複雑な気持ち。

バッチリ雪対策をして、朝起きてみると一面うっすら雪景色。ほんとに降りました。ほんとにうっすらだけど。
一応、雪対策はして良かったってところだけれど・・・雪は日が高くなるとすぐに融けて無くなりました。・・・半日掛けた仕事がもう用済みです。
なんだか夢を見たような虚しい気分。
明日からは晴れるようです。

収穫がほぼ終わり、川ガニを食らう2009年11月09日 20時17分

手作業で地道にやっていた豆・雑穀の刈り取りもほぼ完了。
残るは大豆のみです。
こっちは大豆組合のコンバインで刈り取るので、機械待ち&天気待ちです。
手刈りでの収穫はすべて終わったので、少しはのんびりとしたいと思っています。
雪が積もる前にコンバインやら農業機械の清掃・後片づけをしないといけませんが、ちょっと仕事のペースを落として、ゆっくりやろうと思っています。でないととても体がもちませんわい。

それにしても今の季節の新庄はお昼過ぎまで深い霧に覆われます。夕方にはまた露が降りて、夜は霧で前も後ろも分かりません。
こうやって、どんどん冬に近づいていくのですね。

昨日は地区の公用で、共有地に植えてある植木などの雪囲いと県道に並べたプランターの回収作業をしました。
いつ冬が来てもいい状態です。
夜は市内の飲み屋で反省会。
組合長が見事な川ガニ〈もくずガニ〉をいっぱいもらってきていて、まっぷたつに断ったやつを味噌汁にぶち込んで、豪快な川ガニの味噌汁にしていただきました。
これがなんとも上品な味わい。ミソも海のカニとはまた違った絶品の口溶け。
葉わさびのつゆで食べる蕎麦も美味しかった。

今日は朝からはっきりしない天気。
これからずっとこんな天気なんでしょうかねえ。

冷たい雨が降る。体の疲れを取りに行こう。2009年11月11日 18時58分

今日は朝から冷たい雨。
仕事の疲れがたまっているのです。
肩がすっかり凝り固まっているし、背中の筋肉は張りっぱなし。
足腰もちょっと・・・。
ね、癒やしに行かないとね。
ってことで、温泉へ。

どこへ行こうかあれこれ悩んだ結果、今年一回も行っていない大蔵村の肘折温泉へ。
新庄の隣村とはいえ、家から車で一時間くらいかかるんですよ。それだったら秋の宮か鳴子の方へいってしまうので、なかなか肘折には足が向かないんです。

去年は共同浴場に入ったので、今年は旅館のお風呂に入ってみようかなと。
近未来的な外観の日帰り温泉施設『肘折いでゆ館』もあるのですが、肘折といったら1200年続く湯治場。やっぱり旅館のお風呂に入ってみないと。
ま、体の疲れを取るという建前もあるので、今日は二軒までにしようと、三つ以上入ってしまうとこれまた疲労がたまってしまうのでね。

最初に入ったのは独自源泉を持つという湯治宿『三春屋』さん。宿はひっそりと静まりかえっていて、呼んでも返答無し。「ご用の方は~」のブザーを鳴らすと、フィリピン系の仲居さんが奥から登場して、玄関脇にあるお風呂に案内してくれました。
いや~、いい感じの脱衣場です。タイル張りの流しなんかがあったりして、かなりのレトロ感。
浴室もまたいい。階段をトントントンと下りると、壁は下半分石造り、二面が曇ガラスで、表の明かりが差し込みます。
浴槽は石造りの真四角で深め、4人くらい入れる大きさ。浴槽の角にアールが付いていたりしてこれまたレトロでいい感じです。
浸かってみるとバッチリ適温。浴槽の角から源泉と、差し水が掛け流されています。
お湯の色はほぼ透明、若干の濁り。源泉を飲んでみると、ほんの少し塩気、すっぱみがあり、微妙に炭酸の刺戟が舌に残ります。そして鉄の味と鉄の臭い。これが一番強いですね。温まるけれども、汗がいつまでも引かない感じじゃなく、わりとサッパリしたお湯です。
浴室の雰囲気といい、お湯の感じといい、のんびりゆったり、出たり入ったりいつまでも浸かっていたいお湯でした。

宿を出るとやっぱり雨。お昼時なので、手打ちそばの『寿屋』で板蕎麦をいただきました。
小麦麺並みにつるっとした舌触り、そのくせ蕎麦の香りと噛み応えはしっかりあり、なかなか美味しかったです。

食後に車の中で昼寝。すっかりのんびりと眠りこけました。
ほんとは畳の部屋が良かったけれど、贅沢は言うまい。

午後からまた一湯。
最初に訪ねた小さい宿は「お客さんがいるので・・・」と断られました。宿泊客優先は仕方ないですかね、特に小さい宿は。
「『いでゆ館』に行かれたら・・・」は、大きなお世話じゃい。

で、次はほどほどの大きさの『えびす屋』へ。
玄関を入ると、年配の、まるで映画に出てきそうな、いかにも旅館の番頭さんって感じの人が仕事をしていて、入浴をOKしてくれました。
浴室は旅館の奥の方。大浴場は混浴で、7,8人入れるくらいの、宿の規模にしてはちょっと大きめ。ちゃんとシャワーもあります。
明るくなかなかきれいな浴室で、けっこうな量のお湯がザバザバ掛け流されています。うす緑色に濁ったお湯です。
足を入れてみるとこれが激熱!3秒と入っていられません。浴槽の端にある蛇口から水がちょろちょろ加えられているけれども、焼け石に水ってやつです。
これは無理って、水を少し多めに加えて、出たり入ったりを繰り返します。お湯は三春屋のお湯よりちょっと塩味濃いめ、鉄っぽさはあまりありません。
せっかく大量に投入されている源泉。あまり薄めるのはもったいないと、熱いお湯に我慢して入っていたのですが、私が上がった後に入っていった宿泊のオジサンは豪快に水をザバザバ加えて入っていました。
ウラヤマシイ。やっぱ、泊まってないと、この辺、遠慮してしまいます。
このお湯は体が温まって汗が止まらなくなります。塩分のせいですかね。

旅館を出たら雨が上がっていました。
レトロ感が満載の温泉街。新しい旅館や、古い旅館やいろいろ並んでいるけれども、やっぱり私は古い旅館の方にグッときてしまいます。
ほんとはもう一つくらい入りたいところですけど、このくらいでやめておきましょう。
いつかは湯治で温泉三昧と行きたいもんです。

突然晴れた。やっと土を落とす。2009年11月12日 20時24分

突然晴れました。
完璧な秋晴れです。
そんなわけで今日は外仕事。
やっっっっと、コンバインの掃除をすることが出来ました。
中身の部品を引っ張り出して、積もったゴミを吹き飛ばし、ゴムクローラに固く張り付いた田んぼの土をそぎ落とし、そしてジェット水流で洗い流す。一日掛かりの大仕事でした。

仕事が終わったら夕焼け。明日も天気になるでしょうか?
出来れば小豆の脱穀をしたいんです。

豆と向き合い一日が暮れた。2009年11月13日 20時19分

おお~、今日も晴れました。
強い東風が吹いて、朝から霧もなく、お天道様がぴかぴかです。
さっそく小豆の脱穀作業にかかります。天気の良いうちに終わらせなければ。
トラクターの動力で動く脱穀機。作業開始してしばらくしたら、ぶちっと、Vベルト切れ。なんてこった。こりゃあ、一日仕事になるかな?
小豆の本場北海道で、10数年使ったやつをネットで捜して買った中古なんで、マニュアルなんてありません。
急いで農協の機械センターに行って同じサイズのVベルトを購入。急いで交換。
事はスムーズに運んで、時間のロスもわずか。ふたたび仕事にかかります。
今年は黒小豆を全部サヤだけ摘み取ったので、機械の脱穀は大納言と白小豆のみ。
その後トラブルもなく、午前中で全部完了しました。ヨカッタ、ヨカッタ。

お昼ごはんを食べて、さて昼寝と思っていると、大豆組合のO山さんから電話で、I井くんの大豆を刈ってから家の大豆を刈りに来るとの知らせ。おお、明日からまたずっと雨の予報。これはありがたい。

午前中の仕事の片付けをしながら、コンバインの到着を待つ。
到着したのは午後4時ちょっと前。おてんとさんが西に傾き掛けた頃。
ノンストップでガンガン刈り取って、辺りが真っ暗になった頃に刈り取り完了。
おお、まさか今日で小豆と大豆と両方終わるとは思ってもみませんでした。
これで今年の収穫はすべて完璧に完了です。雪が積もる前に終わってホッとしました。
まあ、これから雑穀の脱穀作業や豆の選別作業がたっぷりあるのですが、とにかく刈り取り完了。ヨカッタ、ヨカッタ。

冬を迎える2009年11月17日 20時15分

今日もまた冷たい雨です。
明日はまた雪の予報。
もう冬なんですね。
一度張り直したハウスのビニールをまた剥がしました。
軽トラックのタイヤを冬用に替えました。
これでもういつ雪が降ってもだいじょうぶです。
冬の初めの雨はほんとに嫌ですね。
やっぱり雪の方が何となく暖かみがあります。
今年の冬は暖冬って話もありますけど。
冬の雨もあんまり好きじゃないなあ。

粉にまみれる。2009年11月18日 20時38分

雪の予報だったけれども、朝はカラッと乾いていました。
今日は作業小屋の掃除しました。
稲刈り・籾摺り作業の時の、籾から出る粉がそこら中に溜まっていて、それをブロワーで吹いて、さらに掃除機で吸い取って、煙たいったらありゃしない。もう体中粉だらけです。
作業小屋はこれでスッキリしました。
風が強く、午後からほんのちょっと雪が舞いました。

晩秋の湿った畑を耕す。2009年11月19日 20時21分

今日は晴れたので、午前中に雑穀畑を2枚ほどトラクターで耕しました。
この時期はもう雨ばっかりなので、畑の土もぐちゃぐちゃです。
午後からトラクターを洗浄。これで今年の出番は終わり。後は春になるまで小屋の中で眠っています。
トラクターを洗浄していたらだんだん曇ってきて、雨がザンザン降ってきました。この季節はいつもこれです。
トラクターを片付けて、ビニールハウスで足踏み脱穀機の段取り。まずは黒米の脱穀から。

黒米脱穀して、大豆を選別。2009年11月22日 18時20分

昨日おとといと黒米とハトムギの脱穀をしました。
足踏み脱穀機での脱穀なので、だいぶ葉っぱや茎が残ったりしていて、それをまた脱芒機や唐箕で選別してから籾摺り・選別となります。
今日は午前中、ハトムギの唐箕選。お昼に大豆組合のO山さんから選別機が空いたとの電話があったので、取りに行って午後から大豆の選別作業です。
夕方までに半分くらい終わりました。疲れました。
明日のこり半分。今日はゆっくり休みます。

アイガモと温泉2009年11月25日 18時40分

毎年のことながら、今年もアイガモを肉にする時期がやってきました。
全部肉にして美味しく食べるんですけど、毎年のことながら、この時期はなんだか切ないですね。気分が沈みます。
昨日、ドロドロになりながらアイガモを捕まえ、籠に詰め込み、今日は早朝からアイガモの食肉処理場のある宮城県の加美町まで軽トラックでひとっ走りしてきました。
夕方には肉になってるってことでしたが、待っているのが面倒なので、後日肉を取りに来ることにしました。

で、帰りに鳴子温泉に立ち寄りです。
今日立ち寄ったのは国道沿いにある湯治宿『東多賀の湯』。アトピーとか皮膚病によいお湯らしいです。
一般民家をちょっと大きくしたような、下宿屋のような佇まいの宿で、宿の前に車が4台も停まればいっぱいといった駐車場に無理矢理軽トラックを押し込んで立ち寄りです。
ロビーは小さいながらなかなかきれい。浴室は長い廊下の突き当たり。
これがまた。木造の浴槽と床板。4,5人くらい入れる浴槽には真っ白な硫黄の湯が掛け流され、温度もジャスト適温。ダラダラ汗が流れて止まらないタイプのお湯じゃないんで、出たり入ったり、一時間ほどたっぷりお湯を楽しみました。
硫黄のお湯って、入っている時は気持ちいいけど、後からどっと疲れが出るんですよね。家に帰ってから眠くて眠くて。
この宿は泊まりで、グッタリするほど湯に浸かって、いつまでもダラダラ寝ていたいですねえ。

家に帰ったのがちょうどお昼頃。
食卓には去年のアイガモ肉の野菜炒めが・・・。
なんか複雑な気分。