今日もひたすら手作業です。2010年11月02日 20時04分

今日も冷たい雨です。寒い。
エン麦の脱穀を終えて、今日はハトムギの脱穀作業。
足踏み脱穀機で脱穀。
実の他に葉っぱや枝が実の倍以上混じるので、篩を通してより分けます。

そういえば先日テレビで、どこか山の集落のおじいさんおばあさんが、手作業で蕎麦の脱穀作業をやっていました。
天日乾燥していた蕎麦の株を棒で叩いたり、板にたたきつけたりして脱穀し、古い木製の唐箕でゴミを飛ばして選別、より分けた蕎麦の実を水車で粉に碾く。何ともスローでのどかな映像でしたが、・・・・・同じようなことを家族を養う生業としてやっていると思ったら、なんだかばかばかしく思えて来たりして。
ため息をつきながら、今日も手作業。
いやいや、めげずにガンバロウ。

今日は紅葉を見に行かないと2010年11月05日 19時40分

ひさびさに天候が穏やか。この機を逃すともう紅葉見に行くヒマがないと思って、妻と娘を連れドライブです。
これでオートバイの乗り納めもまた遠のいてしまったな。

国道13号を秋田方面に北上。いつものルート、秋の宮温泉から山を越えて鬼首、鳴子へと続くコース。
秋の宮はちょうど紅葉が真っ盛り。観光客も少なく、ちょっと寂しい山里の雰囲気が何とも好きですねえ。オートバイで走るのに最高のコースなんですけど、今日は我慢。
秋の宮から鬼首へ向かうあたりが一番紅葉がきれいでした。
山を下って鳴子温泉郷。やっぱりこっちはにぎやかです。鳴子ダムあたりも紅葉がきれいで、路肩に車を停めて写真を撮っている人多数。

お昼を過ぎ、もう時間は午後一時にもなろうとするので、昼食。いつもの、川渡温泉の中華料理店『楓林』へ。すっかりクセになってしまいました。
平日でもう一時過ぎなのに広い店内がほぼ満席。大した人気です。
今回はぜひともオーソドックスなメニューを食べてみようと、私がチャーシューメン。妻は味噌ラーメン。そしてこれが無くては始まらない手作りギョーザ。
いつもは20分以上待たされる餃子が今日は注文してすぐ出てきました。客がいっぱいなんで、注文される前に焼いていたんでしょうか。
ともかく、焼きたて熱々の巨大餃子にかぶりつきます。熱い肉汁が舌を焼きます。旨い!
チャーシューメンは昔ながらのオーソドックスなあっさり醤油味。香りの良い細麺が美味しいです。そしてチャーシュー。これまた分厚く切られたヤツが5枚。食い応えがあります。けっこう盛りが良くて、チャーシューもちょっとしょっぱめなので、口の中がしょっぱくなってしまいました。で、大きな餃子を食ったもんだから、かなり腹一杯です。
妻の注文した味噌ラーメンは予想に反して、あんかけ。普通の味噌ラーメンとは違って、たまり醤油っぽい味で、あんかけになっているというめずらしい味でした。こちらも盛りが良く、腹一杯。

紅葉最盛期だけあって、鳴子峡は人がいっぱい。それでも土日に比べたら少ない方でしょうね。
鳴子に来たらやっぱり温泉に入って帰ろうってことで、思案した結果、スタンプラリーも兼ね、中山平の『花渕荘』へ。建物は古いが、日帰り客が絶えない人気の宿ですね。
ここは単純温泉の内湯と、ヌルヌル硫黄泉の露天があったはず。
で、とにかく露天へ直行したのですが、アレ?ヌルヌルしない。前回来た時は深い緑色だった湯は無色透明、湯花の量からすれば掛け流しのようだけれども、硫黄の臭いもしない、うっすらと温泉臭がするだけ。ドウナッテルノ?
内湯に入ってみたけれど、そっちのお湯も同じ感じ。ドウナッテルノ?
お風呂から上がって、廊下に貼ってある分析表を見たら、どちらの湯船も同じ源泉、単純温泉になっていました。ヌルヌル湯はどうなった?源泉が枯れてしまったのか?
ちょっと物足りないけれど、けっこう温まったし、お肌もスベスベ。それでよしってことにしておきましょう。

雨にじゃまされ2010年11月06日 19時19分

2,3日晴れが続くみたいな予報だったので、豆の脱穀をやってしまおうと思っていて、朝目が覚めたら雨。
一気にやる気が失せてしまいました。
それでも朝の内に雨は止み、仕事出来そうってことで、失せたやる気を奮い立たせながら、何とか午前中で作業は完了。やっぱ、今年は収穫が少ないなあ。
畑もあの猛暑で雑草の勢いがハンパじゃなくて、取っても取っても草が無くならなかったからなあ。

後片づけを残し昼休み。・・・うとうとしてたらまたもや雨。
脱穀作業が終わった後でよかった。
機械や道具を急いでハウスの中に仕舞って、ああ、もう今日は外の仕事はダメ。
またもや萎えたやる気で、屋内作業に向かうのでした。

刈り取り完了 ~今日も雨に泣かされる。2010年11月08日 20時16分

昨日青豆を刈りました。
これで今年の刈り取り作業は完了です。
青豆はネキリムシでかなり芽がダメになって、後から蒔き直したのですが、やはり時期が遅かったのか、蒔き直したところはほとんど実をつけていませんでした。ショック!

今日は雨かと思われたけれど、朝少し日が差したので、ずっと先延ばしにしていたコンバインの清掃をしました。
中身の部品を引っ張り出してゴミを全部きれいにして、後は下回りを洗うだけ、と、またもや昼休み中に雨。
休憩を切り上げてコンバインと工具やらなにやら急いで作業小屋の中へ。
結局午後からは車体のグリスアップなんかをして、下回りの洗浄は延期です。
明日の天気予報は一日雨。

雑食動物のジレンマ2010年11月09日 16時10分

 『雑食動物のジレンマ』
 マイケル・ポーラン/東洋経済新報社

ひさびさに本のご紹介。

アメリカでベストセラーになったノンフィクション。
雑食動物のジレンマ、雑食性を手に入れたために人間はどんな環境の場所でも生きられるようになった。しかし、食べられる物と食べられない物、体に良いもの悪いもの、それらを自ら考えて選ばなければならなくなった。
摂食障害が蔓延するアメリカの3つの食。工業的な大量生産の食、オーガニックの食、原始的な狩猟採種の食、それぞれを食べ物が生産される出発点から食卓に上るまでを追ったドキュメンタリー。
第一部の工業的な食の章では、農家への直接支払いによって、アメリカの農業がどう変わっていったか。生産コストより安い値で売買されるトウモロコシがアメリカの食を支えている現実。イメージとはかけ離れたアメリカ牛の生産現場などが描かれとても興味深い。
第二部、オーガニックの章では、工業的大量生産のオーガニック産業と自給的なオーガニックの対比。そして日本とはずいぶん違う食肉文化圏での有機畜産の姿が面白かった。
第三部は菜食主義の考察、作者がキノコ狩りやワイルドピッグのハンティングで食料を調達する様、それらを調理する様の奮闘ぶりが面白い。

食品が工業的に大量生産される時に掛かる見えないコストは、食品の価格には反映されないが、消費者がどこかで気づかずに確実に払っている。ファストフードはスローフードより本当に安いのか。
文化が作り上げた食の習慣やルールが雑食動物のジレンマを防いでいた。
文化の力が弱くなるほど食欲は暴走する。
文化の浅いアメリカの食の話だけれども、日本にも当てはまる部分があって、なかなか興味深い本でした。

晴れのお仕事2010年11月11日 19時45分

めずらしく晴れたので外作業。
晴れたといっても、雲がたっぷり、たまたまお日様のところだけ雲がないってだけ。
午前中は小豆を乾燥させていた育苗ハウスのビニールの仮屋根をはがす。
これでいつ雪が降っても安心。
午後からは畑をトラクターで耕す。
これが思いのほか手こずった。
刈り倒した雑草が耕転ロータリーにごっそり絡まって、それを取り除きながらの作業。夕方にはぽつりと雨粒が落ちてきたりしてドキッとしたが、何とか日暮れまでに完了。
父母は冬に食べるネギの収穫。
少しずつ生活も冬モードになっていきます。

デジカメがあ~2010年11月13日 20時08分

最近デジカメの調子がよくない。
ピントが少し合わなくなってきたと思っていたら、今度は画面の真ん中あたりがぼんやり白く写るようになってしまった。
4年くらい使っただろうか。毎日田畑に持ち歩いて、ほこりにまみれ、衝撃を受け、過酷な使用条件の中でもった方なのだろうか?
それともデジカメってこの程度の寿命なのだろうか?

オートバイ乗り納め ~山を越えて肘折へ2010年11月14日 19時41分

今日も晴れそうだ。
雪が降る前に、オートバイの乗り納めをしなければ。
さてどこへ行こうか。
今年まだ行っていなかった大蔵村の肘折温泉へ。
やっぱり温泉メインに考えてしまいますね。

午前中仕事して、お昼を食べて出発。
肘折まではオートバイで約一時間。
オートバイは寒いのです。
防寒用のアンダーウェアと靴下、アウトドア用のネックウォーマーと完全防備で出発したのですが、一番たよりにしていた秋冬用のライディングジャケットが意外と寒かったのです。山を幾つも越え、肘折温泉に到着した頃には冷え切っていました。

大きな日帰り施設があるけれども、やっぱり旅館のお風呂に入りたい。
肘折って、あんまり積極的に日帰りを受け付けていないイメージがあるので、宿に突入する時はちょっと気を遣います。
今日突入したのは『松井旅館』。白い鉄筋三階建ての旅館ですが、玄関の扉を開けるとビックリ、古い木造の佇まい。レトロな昭和の世界が広がっています。まるで『どこでもドア』みたい。
大声で宿の人を呼んで、日帰り入浴をお願いすると、予想に反して、ご近所さんをお茶に招くような気が置けない歓迎ぶり。
メインの浴場はまだお湯が半分くらいしか入っていないってことで、玄関脇にある『源泉風呂』を貸し切りで入らせていただきました。
4,5人サイズの石造りの四角い浴槽、床も同じ石造り。壁は小さなタイル張り。なかなか雰囲気のある浴室です。
お湯は、源泉掛け流し。脱衣場の温泉表示によれば、お湯は松井源泉、組合3/4号源泉。井戸水を加えて温度調節となっています。が、これが熱い。入れないくらい熱い。去年肘折の『えびす屋』でお風呂を借りた時は遠慮して熱い湯に我慢して入ったのですが、今回は躊躇せず水を加えて適温に。
薄濁り、薄塩味と鉄の味。とても気持ちの良いお湯です。
体の中の疲れが表面にしみ出してくるようなグッタリ感。何度も出たり入ったり、いつまでも出たくなくなるのが肘折のお湯です。
体の芯まで温まって、塩っぽいけれどべた付かないサッパリした良いお湯でした。
宿の雰囲気といい、人柄といい、すごく気に入ってしまいました。

ほんとはもう一軒ぐらいと思っていたんですけれど、すっかり満足してしまって入る気になれず、帰途につきました。
日が短いこの季節。高台の刈り取りが終わったそば畑を傾いた日の光が照らして、何とも美しい光景です。
いやあ、雪が降る前に来られてよかった。
できれば、あの宿で湯治がしてみたい。
遠い夢です。

でっかい鮭!2010年11月18日 19時30分

アワ穂の調整をしていますが、やはり不稔で実の入っていない粒が多いです。
猛暑の影響でしょうか。
今年は何から何まで、異例ずくめです。

昨夜、妻の父がでっかい鮭をもってきてくれました。
新庄のお隣、鮭川村で捕れた鮭です。
昨夜のうちに家の父が頭とワタを取って、軽く塩をして一晩吊し、今朝バンバンと叩き切るように切り身にさばきました。
昼に分厚い切り身を焼いて、夜にはザッパ汁。
この辺まで上ってきた鮭はすっかり脂が抜けて美味しくない・・・と思いきや、意外にこれが、身が柔らかくて美味。
明日も明後日も、しばらくおかずには困りません。

ヒエ来たる。2010年11月20日 19時27分

雑穀栽培をお願いしている今田さんが今年の収穫をもってきてくれました。
キビとヒエの栽培をお願いしているんですが、今年はヒエが大豊作?
ビックリするほどもってきてくれました。
これだけあれば、家のヒエは小鳥用に「穂」で販売してもだいぶ余裕があります。
今年は品切れの心配がありません。

ついでにニワトリの卵もいっぱいいただきました。
家族の食料にも余裕が出ました。

今田さんのところはヒエはよかったけれど、小豆や大豆はダメだったそうです。
やっぱり天候の影響でしょうか?