冬の休日・・の温泉 ― 2016年03月04日 20時55分
3月に入って突然ドカッと雪が降りましたが、長くは続かないでしょう。
あっという間に春になってしまいます。
汲み置きしておいた温泉が尽きかけているので、忙しくなる前に汲みに行きました。
いつもの秋田・湯ノ沢温泉は冬季閉鎖なので、今回は中山平温泉の『みちのく精水工場』に行ってみました。
『天然アルカリイオン温泉水-玉鳴号』としてペットボトルで売っている温泉水の源泉をタンクで汲むことが出来るのです。
価格も10リッター100円とお得。
中山平温泉駅の裏っ側、『三之亟湯』のある通りを進んで、山の方へズンズン進んでいくと、工場の敷地に小さな小屋があり、セルフで汲むことが出来ます。
100円お金を入れるごとに蛇口から10リッターずつ出てくるシステム。
他に客もいず、あっという間に汲み終わりました。

さて、今日はどこのお湯に浸かろうか、通り道にある『三之亟湯』と思っていたのですが、宿の前に車がいっぱい停まっているのでスルー。
久しぶりに『鳴子らどん温泉』にしました。
東日本大震災以来、併設されていた自炊当時部『東蛇ノ湯』は取り壊され、らどん温泉のほうも宿泊をやめたり、業務縮小状態が続いています。
入り口の自動ドアにも「手動です」の張り紙。何とも寂しい限りです。
それでもけっこう入浴客がいて、お湯のコンディションもなかなかでした。
初めてここの温泉に入ったときはバスクリン的な緑色のお湯でした。その次入ったときは無色透明。今回はというと澄んだ緑色をしています。
「中山平の特色であるヌルヌルした湯触りは今回が一番強かったような気がします。
あまりに気持ちよく、かなり長湯してしまいました。

玄関ロビーにあるチラシを見ていたら、中山平温泉の『湯めぐりスタンプラリー』の台紙が。
まだやってるなあ。どうしようかなあ。すでに2周してるしなあ。なんて考えているうちに、なぜか宿のスタンプを押してもらっていました。
あれ?どうしよう。

昼食は同じ敷地にある『板そば藤治朗』。
温泉水で打った山形風の板そばです。
いつもながら美味い!

ちなみに『みちのく精水工場』も、『鳴子らどん温泉』も、『板そば藤治朗』も同じ経営。
がんばって続けて欲しいものです。
思いのほか長湯のダメージが大きく、体を休めるためにぶらぶらと岩出山『あ・ら・伊達な道の駅』までドライブ。ここはいつ来ても混んでいます。
家族のご機嫌取りのお土産をちょこっと買って、少し休憩して出発。
次に選んだのは東鳴子温泉の川向こうにある『久田旅館』。
川向こうの道には宿が数軒散らばっているほか何も無いので、宿の前を通ったことも無く、どんな宿かちょっと不安だったのですが、行ってみたら予想外にきれいな外観です。
浴室も新しく、注がれるお湯はまさに東鳴子の琥珀の湯。
モール臭というのでしょうか。植物系のステキな香りがします。湯触りが柔らかい極上のお湯ですな。


露天風呂にも入ってみました。こちらは内湯よりやや色が薄く、ちょっとぬるめ。その代わり香りが強くて、モール臭に加え、タール臭というか、石油系の臭いがします。
別源泉か?それとも湯の引き方で性質が変わってくるのか?
廊下の張り紙には「露天風呂は白い硫黄泉」みたいな説明があったけれども、そういう感じでも無いような。
まあ、どちらにしろ極上の湯にかわりはありません。
またまた長湯。
さすがにもう一湯とはいけませんでした。
春の繁忙期を前に、極上の命の洗濯でした。
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