雪の上 歩き始める 春に向け2018年03月14日 20時39分

ひたすら雪と格闘した、怒濤の2月が過ぎ、春からの準備が始まる3月です。
その前に後回しになっていた雑穀や豆の脱穀作業。とはいえ、収穫量が少なかったので、意外と早く終わってしまいました。
それからこれも後回しにしていたゴマ、エゴマ、綿花、ハーブ等々、自家用にいろいろ作っている植物の種採りとか、こまごまとした仕事。というか、これは仕事と言っていいのでしょうか?
とにかく今やらないとやるヒマが無くなってしまうので、なんとかガンバりました。
これらの作業が終わったので、ビニールハウスの中に組んだパイプの撤去など、後片付けが今の仕事です。


春の種まき前、今年一番の難題は積もりに積もった雪。
とりあえず育苗ハウス周りの除雪から始めました。
除雪といっても、こっちに積もった雪を、あっちに積もった雪の上に移動するわけで、つまりはあっちに積もった雪は融けるのが遅れるわけで・・・・結局のところ雪は山積みなわけです。
せめて作業小屋の前くらいは雪が融けてくれないと、肥料の搬入も出来ません。はたして種まきまで融けてくれるかとっても心配です。

まあ、焦ってもどうしようもないので、出来ることからやっていきます。
まずは種籾の芒取り。

醤油を絞る。

仕込んだばかりの醤油と一年経った醤油

育苗ハウスの除雪

黒米芒取り

暖かい 日差しと籾と 水仕事2018年03月30日 18時13分

毎日暖かい日が続きます。おかげで雪もどんどん融けていっています。
田んぼの畔も顔を出し始めました。
倉庫と化していた育苗ハウスから農業機械を引っ張り出し、着々と春作業に向けて準備を進めています。

今日は暖かいお日様の下、種籾の塩水選と温湯消毒をしました。
かなり冷たい風は吹いていましたが、風の吹き込まない作業小屋の前に陣取っての作業なので、けっこう暖かです。

まずは塩水選。比重の重い塩水に種籾を浸して、浮いてきた未熟な種籾を取り除きます。
最初は購入した種から。さすがに販売しているだけあって、それほど浮いてきません。
続いては自家採種の種。けっこう浮いてきます。特にササニシキは昨年かなりくず米が多かったので、3割近く浮いてしまいます。
その分勘定に入れて多めに種を確保していたので、たぶん足りなくなることは無いと思うのですが・・・・。

塩水選の次に温湯消毒です。
60℃のお湯に種籾を10分間浸けて、病原菌を殺菌する作業です。
専用の機械があるので温度管理はバッチリ、機械が壊れない限り問題なしです。
逆に作業中これ壊れたら途方に暮れてしまいます。

そんなこんなで無事作業終了。
種籾は、種まきまで水の中に漬け込んで、芽が出る日を待ちます。
これから田植えに向けて、春のドタバタ忙しい日が続くことになります。

どんどん雪が融ける

塩水選お手伝い

浮いた籾を取る

温湯消毒