夏見えぬ 雨音の奥に 鳴く蝉 ― 2020年07月10日 19時59分
6月は田んぼの仕事と畑の仕事がかち合って、のんびりする間もなく過ぎていってしました。
気が付いたら7月も三分の一を過ぎています。田んぼの仕事はとりあえず一段落。野菜畑は少しずつ収穫が増えていっています。
夏になったら、これまた休む間もないほど忙しくなるのですが、今のところは収穫よりも、支柱を立てたり、脇芽を取ったり、生育管理の作業が中心です。
今年はネキリムシがとても多くて、苗を植えては切り倒され、植え直しては切り倒されのいたちごっこを繰り返しています。
先日は有機の野菜栽培の先生を迎えての勉強会でした。
大量生産型の慣行栽培だとそれなりに勉強する場もありますが、少量多品目生産の有機栽培というとなかなか勉強する場がありません。
稲は農業高校で通常の慣行稲作を勉強し、慣行栽培から始め、後に有機栽培を少しずつ増やしていったのですが、野菜栽培はその後にいきなり有機栽培からはじめたので、まだまだ初心者みたいなもので、学ぶことがいっぱいあります。
学びながら、実践しながら、販路も開拓していかなければなりません。
遠い道のりですね。のんびりやっていこうと思っています。
6月中は雨が無く、かなり暑い日が多かったのですが、7月になって雨ばっかり続いています。結構寒い日もあります。
そんな中でも、雨音の隙間から蝉の鳴き声が聞こえて来るようになりました。
雨の日が続きますが、今年の梅雨明けは遅いのでしょうか。
子供達の夏休みはずんぶんと短くなるようです。




雨と土 染み込む疲れ 温泉で癒やす ― 2020年07月16日 20時51分
イヤになるほど雨が続きます。気温も低いです。
豆・雑穀畑の中耕培土、ニンジン畑の耕起、畝立て、播種など、雨の中では出来ない作業が後回しにされたまま、いつ出来るか分かりません。
出番がないトラクターはバッテリーがあがってしまって、充電中です。
なんとか小雨のときに、玉ねぎ、にんにく、ラッキョウを掘り出しました。
水を吸って重く粘る土にスコップを入れ掘り出す作業は、思いのほか重労働で、背筋、膝関節、そしてアキレス腱が悲鳴を上げました。
これはたまらん。
ステイホームとか言ってる場合じゃ無い。温泉に浸からねば。
なんて言い訳をしながら、ほんっとに数ヶ月ぶりで温泉に行ってきました。
数年ぶりに再建された新庄温泉。
その昔石油掘削で掘り当てた温泉で、「あぶら山」と呼ばれていました。
ここは高校の卒業旅行で泊まって以来30年以上ぶりです。
といっても、当時の旅館はすでに無く、新たに日帰り温泉『どんぐりの湯』がサービス付き高齢者向け住宅に併設されてオープンしました。
国道47号からギア一速の急坂を上ると、鬱蒼とした森林と廃墟の果てにやがて現れる真新しい建物。
手前の入り口が高齢者住宅、奥の方の入り口が『天然温泉 どんぐりの湯』。
ちょうど6の付く日は100円引き、350円で入浴できました。
脱衣場も浴室も真新しくて気持ちがよいです。
無加水、加温掛け流し。塩素系薬剤は使っているようですが、ほとんど気になりません。
お湯はうっすら濁っていて細かな湯の花がいっぱい舞っています。
匂いは・・・鉱物系とでもいおうか、ここらではあんまり嗅がない匂いです。
やや塩味で、ヌルッとした感触。
いやはやなかなかいいお湯です。
ついつい長湯してしまいました。
平日日中は人も少なく、穴場ですな。




今日もまた ラッキョウ漬けと 寒い雨 ― 2020年07月31日 20時57分
寒いまんま7月が去って行くようです。
毎日のように雨が降り、寒い日が続きました。
雨の合間を縫って、培土作業やニンジンの種播きなど、なんとかやるべき仕事をこなしました。
7月の末頃には早生の稲はチラホラ穂が出始めるのですが、今年は黒米の走り穂がちょこっと顔を出しただけで、他の稲はまだ穂が顔を出していません。
今年の収穫が心配になってきます。
野菜も長雨と日照不足による生育の遅れや病気の発生などで、あまりいい感じではありません。
どちらにしてもお天道様のご機嫌次第です。
8月、暑くなるといいなあ。
昨日と今日は、収穫したラッキョウで、一年分の甘酢漬けを仕込みました。
ちょこっととっておいた生ラッキョウを肴にして、一杯やろうかな。





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