当てにしていたのにぃ ― 2011年06月20日 20時42分
今日もまた晴れ、ここんところ真夏みたいな天気が続いています。
午前中に市役所へ。
農家戸別所得補償の申請へ。
今年からの『環境保全型農業直接支払交付金』って有機栽培をしている面積に応じて、補助金が出るはず・・・って、新庄市ではそれにかかる負担金が出せないので、取り組まないとのこと!
ああ、ショック!
もうちょっと生活が楽になるかな~とかちょっと期待していたのに。
家に帰ってちょっと考えてみた。
新庄市でこの交付金をもらえるのはほんの数人のはず。ということは負担金だってほんの少しのはず。
ほんの数人のために貴重な時間を割けないって事?
午前中に市役所へ。
農家戸別所得補償の申請へ。
今年からの『環境保全型農業直接支払交付金』って有機栽培をしている面積に応じて、補助金が出るはず・・・って、新庄市ではそれにかかる負担金が出せないので、取り組まないとのこと!
ああ、ショック!
もうちょっと生活が楽になるかな~とかちょっと期待していたのに。
家に帰ってちょっと考えてみた。
新庄市でこの交付金をもらえるのはほんの数人のはず。ということは負担金だってほんの少しのはず。
ほんの数人のために貴重な時間を割けないって事?
人はなぜ太る? ― 2011年02月23日 20時13分
『加速する肥満』
ディードリ・バレット/NTT出版
肥満が社会問題になっているアメリカの食生活についての本。
著者が心理学者なんで、食の安全方面よりも、どちらかというとダイエットも絡めた、精神面での食習慣に関する方に重点が置かれているのかな。
精製されすぎた糖分や脂肪のとりすぎによる人体への害、なぜ人間は悪いとわかってそれを求めてしまうのか、どういう食生活をすればいいのかを、“食べる”ことだけではなく、運動の必要性や、テレビの害といったことまで視野を広げて述べています。
政府とメディアとファストフード企業の問題もチラッと。
「超常刺激」の話はナルホドでした。
ディードリ・バレット/NTT出版
肥満が社会問題になっているアメリカの食生活についての本。
著者が心理学者なんで、食の安全方面よりも、どちらかというとダイエットも絡めた、精神面での食習慣に関する方に重点が置かれているのかな。
精製されすぎた糖分や脂肪のとりすぎによる人体への害、なぜ人間は悪いとわかってそれを求めてしまうのか、どういう食生活をすればいいのかを、“食べる”ことだけではなく、運動の必要性や、テレビの害といったことまで視野を広げて述べています。
政府とメディアとファストフード企業の問題もチラッと。
「超常刺激」の話はナルホドでした。
雑食動物のジレンマ ― 2010年11月09日 16時10分
『雑食動物のジレンマ』
マイケル・ポーラン/東洋経済新報社
ひさびさに本のご紹介。
アメリカでベストセラーになったノンフィクション。
雑食動物のジレンマ、雑食性を手に入れたために人間はどんな環境の場所でも生きられるようになった。しかし、食べられる物と食べられない物、体に良いもの悪いもの、それらを自ら考えて選ばなければならなくなった。
摂食障害が蔓延するアメリカの3つの食。工業的な大量生産の食、オーガニックの食、原始的な狩猟採種の食、それぞれを食べ物が生産される出発点から食卓に上るまでを追ったドキュメンタリー。
第一部の工業的な食の章では、農家への直接支払いによって、アメリカの農業がどう変わっていったか。生産コストより安い値で売買されるトウモロコシがアメリカの食を支えている現実。イメージとはかけ離れたアメリカ牛の生産現場などが描かれとても興味深い。
第二部、オーガニックの章では、工業的大量生産のオーガニック産業と自給的なオーガニックの対比。そして日本とはずいぶん違う食肉文化圏での有機畜産の姿が面白かった。
第三部は菜食主義の考察、作者がキノコ狩りやワイルドピッグのハンティングで食料を調達する様、それらを調理する様の奮闘ぶりが面白い。
食品が工業的に大量生産される時に掛かる見えないコストは、食品の価格には反映されないが、消費者がどこかで気づかずに確実に払っている。ファストフードはスローフードより本当に安いのか。
文化が作り上げた食の習慣やルールが雑食動物のジレンマを防いでいた。
文化の力が弱くなるほど食欲は暴走する。
文化の浅いアメリカの食の話だけれども、日本にも当てはまる部分があって、なかなか興味深い本でした。
マイケル・ポーラン/東洋経済新報社
ひさびさに本のご紹介。
アメリカでベストセラーになったノンフィクション。
雑食動物のジレンマ、雑食性を手に入れたために人間はどんな環境の場所でも生きられるようになった。しかし、食べられる物と食べられない物、体に良いもの悪いもの、それらを自ら考えて選ばなければならなくなった。
摂食障害が蔓延するアメリカの3つの食。工業的な大量生産の食、オーガニックの食、原始的な狩猟採種の食、それぞれを食べ物が生産される出発点から食卓に上るまでを追ったドキュメンタリー。
第一部の工業的な食の章では、農家への直接支払いによって、アメリカの農業がどう変わっていったか。生産コストより安い値で売買されるトウモロコシがアメリカの食を支えている現実。イメージとはかけ離れたアメリカ牛の生産現場などが描かれとても興味深い。
第二部、オーガニックの章では、工業的大量生産のオーガニック産業と自給的なオーガニックの対比。そして日本とはずいぶん違う食肉文化圏での有機畜産の姿が面白かった。
第三部は菜食主義の考察、作者がキノコ狩りやワイルドピッグのハンティングで食料を調達する様、それらを調理する様の奮闘ぶりが面白い。
食品が工業的に大量生産される時に掛かる見えないコストは、食品の価格には反映されないが、消費者がどこかで気づかずに確実に払っている。ファストフードはスローフードより本当に安いのか。
文化が作り上げた食の習慣やルールが雑食動物のジレンマを防いでいた。
文化の力が弱くなるほど食欲は暴走する。
文化の浅いアメリカの食の話だけれども、日本にも当てはまる部分があって、なかなか興味深い本でした。
有機稲作を検討する。 ― 2010年07月31日 21時08分
昨日は新庄市を会場に行われた「山形県有機農業者協議会圃場検討会」に参加しました。
新庄・最上管内の有機の圃場を回って、最新の有機栽培技術を皆で検討しようという企画です。
4箇所の圃場を回ったのですが、舟形町の大場さんの田んぼはすばらしかった!目からウロコが落ちるとはこのこと。雑草や病害虫など、生育阻害要素が多い有機栽培でもこれほどのものが出来るんだと、希望がもてました。
昼食に新たな新庄名物『さくらそぼろ弁当』が出ましたが、これまたけっこうなお味です。馬のガッキ(すじ肉)と赤身のそぼろをご飯の上に乗っています。ガッキの適度な歯ごたえ、脂肪分が少なくあっさりいただける甘辛のそぼろ。なかなかのものでした。
午後は屋内で検討会。有機が盛んな置賜や庄内の人達が活発な意見を交換し合います。
夜、地元の身内だけでささやかな反省会。
大場さんや有機に取り組んで20年だそうです。
う~ん、私ももう10年くらいやってるんですけどね。出口の見えない試行錯誤の繰り返し。あと10年であんな田んぼを作れたらいいなあ。
新庄・最上管内の有機の圃場を回って、最新の有機栽培技術を皆で検討しようという企画です。
4箇所の圃場を回ったのですが、舟形町の大場さんの田んぼはすばらしかった!目からウロコが落ちるとはこのこと。雑草や病害虫など、生育阻害要素が多い有機栽培でもこれほどのものが出来るんだと、希望がもてました。
昼食に新たな新庄名物『さくらそぼろ弁当』が出ましたが、これまたけっこうなお味です。馬のガッキ(すじ肉)と赤身のそぼろをご飯の上に乗っています。ガッキの適度な歯ごたえ、脂肪分が少なくあっさりいただける甘辛のそぼろ。なかなかのものでした。
午後は屋内で検討会。有機が盛んな置賜や庄内の人達が活発な意見を交換し合います。
夜、地元の身内だけでささやかな反省会。
大場さんや有機に取り組んで20年だそうです。
う~ん、私ももう10年くらいやってるんですけどね。出口の見えない試行錯誤の繰り返し。あと10年であんな田んぼを作れたらいいなあ。
春が来る前に味噌を仕込もう ― 2010年03月07日 20時59分
ここ一週間ばかり農作業を中断して、確定申告やら施肥設計に肥料の注文やらデスクワークにはげんでいました。
ふと気づけば気温も上がってきて、だいぶ雪も融けてきました。
雪が融けて忙しくなる前にってことで、昨日、今日と味噌の仕込みをしました。
大きな鍋がないので、2日に分けて大豆を煮たためです。
いろいろ忙しくて何年か作っていなかったのですが、去年からまた仕込み始めました。
そういえば去年仕込んだ味噌もそろそろ食べ頃かも。どんな味に仕上がっているか楽しみです。
今度は醤油も作ってみたいな。
ふと気づけば気温も上がってきて、だいぶ雪も融けてきました。
雪が融けて忙しくなる前にってことで、昨日、今日と味噌の仕込みをしました。
大きな鍋がないので、2日に分けて大豆を煮たためです。
いろいろ忙しくて何年か作っていなかったのですが、去年からまた仕込み始めました。
そういえば去年仕込んだ味噌もそろそろ食べ頃かも。どんな味に仕上がっているか楽しみです。
今度は醤油も作ってみたいな。
新庄で上映会・未来の食卓~のあとの ― 2010年02月28日 21時12分
昨日は新庄駅併設の元映画館、ホール・アベージュで映画『未来の食卓』の上映会があり行ってきました。
って、数日前に山形まで行って観てきたばっかりだったのだけれど、近所のI井くんをはじめ、知った人たちが上映に携わっているのと、スローフード山形顧問の小山博道さんの講演もあるということで、また観に行行ったのです。
山形では一週間の上映で700人ほど入ったそうで、私が行った時も平日ながらけっこう混んでいました。
新庄では・・・やっぱりあんまり食の安全とか興味を持つ人は少ないのかな。それでも40人前後はいたでしょうか。
映画はともかく、小山さんの講演は有機やスローフードに関しての基本的な話ながら、なかなか面白かったです。
終了後に市内のフランス料理店『コパン』で交流会。
小山さん持ち込みの自然派の日本酒やワイン。どれも個性的な味わいで杯が進みました。
I井くんをはじめ、学校の栄養士さん方や、地元の在来野菜を作っている若い農家の方などとの語らいは、みんなの食に対する熱い思いが伝わってきました。この交流会が一番面白かったな。
って、数日前に山形まで行って観てきたばっかりだったのだけれど、近所のI井くんをはじめ、知った人たちが上映に携わっているのと、スローフード山形顧問の小山博道さんの講演もあるということで、また観に行行ったのです。
山形では一週間の上映で700人ほど入ったそうで、私が行った時も平日ながらけっこう混んでいました。
新庄では・・・やっぱりあんまり食の安全とか興味を持つ人は少ないのかな。それでも40人前後はいたでしょうか。
映画はともかく、小山さんの講演は有機やスローフードに関しての基本的な話ながら、なかなか面白かったです。
終了後に市内のフランス料理店『コパン』で交流会。
小山さん持ち込みの自然派の日本酒やワイン。どれも個性的な味わいで杯が進みました。
I井くんをはじめ、学校の栄養士さん方や、地元の在来野菜を作っている若い農家の方などとの語らいは、みんなの食に対する熱い思いが伝わってきました。この交流会が一番面白かったな。
未来の食卓 ― 2010年02月23日 19時29分
『未来の食卓』。
学校給食をオーガニック食材に転換した南フランス・バルジャック村を描いたドキュメンタリー映画です。
興味があって観にいってみたのですが・・・。
公式サイトやチラシの内容から、学校の食をオーガニックに換えることによって子どもたちがどう変わっていくか、村がどう変化していくかみたいな映画なのかなと、勝手に解釈してしまってから観にいったものだから、ぜんぜん違った内容にとまどってしまいました。
もちろんそういったことも断片的に描かれていますし、農薬散布する農家の健康被害なんかも生々しく描かれてはいますけれども、どちらかというとそういった事実よりは情緒的な部分に訴えかける映像や音楽が多く、観念的な、思想的なことを強く訴えかけていて、これはちょっと観る人を選ぶ映画かなって感じがしました。
どうもこの手の食に関する映画って、宣伝で云っていること実際の内容が一致していない様なものが多い気がします。
子どもたちが拳を振り上げて、アナーキーな歌を合唱している様はちょっと背筋が寒くなりました。
学校給食をオーガニック食材に転換した南フランス・バルジャック村を描いたドキュメンタリー映画です。
興味があって観にいってみたのですが・・・。
公式サイトやチラシの内容から、学校の食をオーガニックに換えることによって子どもたちがどう変わっていくか、村がどう変化していくかみたいな映画なのかなと、勝手に解釈してしまってから観にいったものだから、ぜんぜん違った内容にとまどってしまいました。
もちろんそういったことも断片的に描かれていますし、農薬散布する農家の健康被害なんかも生々しく描かれてはいますけれども、どちらかというとそういった事実よりは情緒的な部分に訴えかける映像や音楽が多く、観念的な、思想的なことを強く訴えかけていて、これはちょっと観る人を選ぶ映画かなって感じがしました。
どうもこの手の食に関する映画って、宣伝で云っていること実際の内容が一致していない様なものが多い気がします。
子どもたちが拳を振り上げて、アナーキーな歌を合唱している様はちょっと背筋が寒くなりました。
大豆畑トラスト全国交流会in新庄 ― 2010年02月22日 20時16分
2月20日に新庄市民プラザ大ホールで『大豆畑トラスト全国交流会in新庄』が開催されました。
会場に行けば新庄最上環境会議や新庄最上有機農業者協会、ネットワーク農縁の面々や有機農家のI井くん、大豆の刈り取りでお世話になっているO山さんなどおなじみの顔がたくさん。
ネットワーク農縁の東京事務局の人たちと会うのは数年ぶり。
その他にも岐阜や関東、山形県内で大豆畑トラスト運動を行っている方達や有機農業に携わっている人たち。
新庄市長の挨拶から始まって、宝井琴梅氏の講談、全国の大豆トラストの状況報告。
そして何度も新庄に足を運んでもらっている天笠啓祐氏による講演。
世界の遺伝子組み換え作物の現状。
いろいろと健康被害などの報告も増えてきているようですね。
最後に地元新庄での取り組みの報告。家で販売しているモチキビとヒエを栽培してもらっているK田T一さんによる新庄大豆畑トラストの報告はなかなか味があって面白かったです。
I井くんによる有機農業の現場からの報告は時間の都合で会終了後の懇親会場での報告に。
同施設の3階の会場にずらっと並んだご馳走は肉・魚無し。大豆関連と郷土料理が盛りだくさん。
精進料理って、かえって油っこくなってしまったりするけれど、油も気にならず、味もボリュームもなかなかで、お酒もガンガン進みました。
数年前にネットワーク農縁を離れたのは運動よりもまず職業としての有機農業を確立したいと思ったから。
しかしながら遺伝子組み換え作物が世界的に増えて行っている状況に対して一農家として出来ることなんて、運動体として出来ることの何百分の一か。
それでも、とにかく農家として関わっていこうと思ってるのです。
天笠さんの報告の中で、東北大学が鳴子温泉にある実験圃場で遺伝子組み換え稲の実験をはじめるとのこと。
ショック!
泉質パラダイス。愛する鳴子温泉がそんな状況になっているとは。
鳴子といえば『鳴子の米プロジェクト』など、地元ぐるみで米づくり&消費に取り組もうと盛り上がっている土地。鳴子の米がもしGMイネに汚染されてしまったら、プロジェクトはどうなってしまうのか?
遺伝子組み換えイネに対して、はたしてどういういった立場をとるんだろうか?
会場に行けば新庄最上環境会議や新庄最上有機農業者協会、ネットワーク農縁の面々や有機農家のI井くん、大豆の刈り取りでお世話になっているO山さんなどおなじみの顔がたくさん。
ネットワーク農縁の東京事務局の人たちと会うのは数年ぶり。
その他にも岐阜や関東、山形県内で大豆畑トラスト運動を行っている方達や有機農業に携わっている人たち。
新庄市長の挨拶から始まって、宝井琴梅氏の講談、全国の大豆トラストの状況報告。
そして何度も新庄に足を運んでもらっている天笠啓祐氏による講演。
世界の遺伝子組み換え作物の現状。
いろいろと健康被害などの報告も増えてきているようですね。
最後に地元新庄での取り組みの報告。家で販売しているモチキビとヒエを栽培してもらっているK田T一さんによる新庄大豆畑トラストの報告はなかなか味があって面白かったです。
I井くんによる有機農業の現場からの報告は時間の都合で会終了後の懇親会場での報告に。
同施設の3階の会場にずらっと並んだご馳走は肉・魚無し。大豆関連と郷土料理が盛りだくさん。
精進料理って、かえって油っこくなってしまったりするけれど、油も気にならず、味もボリュームもなかなかで、お酒もガンガン進みました。
数年前にネットワーク農縁を離れたのは運動よりもまず職業としての有機農業を確立したいと思ったから。
しかしながら遺伝子組み換え作物が世界的に増えて行っている状況に対して一農家として出来ることなんて、運動体として出来ることの何百分の一か。
それでも、とにかく農家として関わっていこうと思ってるのです。
天笠さんの報告の中で、東北大学が鳴子温泉にある実験圃場で遺伝子組み換え稲の実験をはじめるとのこと。
ショック!
泉質パラダイス。愛する鳴子温泉がそんな状況になっているとは。
鳴子といえば『鳴子の米プロジェクト』など、地元ぐるみで米づくり&消費に取り組もうと盛り上がっている土地。鳴子の米がもしGMイネに汚染されてしまったら、プロジェクトはどうなってしまうのか?
遺伝子組み換えイネに対して、はたしてどういういった立場をとるんだろうか?
GMの表示がよく分からない。 ― 2009年07月22日 20時31分
家の妻は遺伝子組み換え作物の事にはまったく疎いんです。
先日生協からゴマのドレッシングを買ってきたんですが、使用されている油はバッチリ遺伝子組み換え。
以前は「遺伝子組み換えでない」って表示が多かったのに、最近は「遺伝子組み換え不分別」って表示を見るようになりました。
原材料表示欄に小さく書かれているだけだから、そういったことに疎い人は知らずに買ってしまいます。
出来ればもっと一目で分かる所に表示してもらいたいですね。
それでも表示してあるだけましです。
植物油は表示義務のない品目だから、遺伝子組み換え作物を使用していても、表示しなくていいことになっているのです。
以前は「遺伝子組み換えでない」といった表示が多かったのだけれど、
遺伝子組み換え作物の種子を作っている企業が「遺伝子組み換えでない方が安全だ、といった印象を与えるので表示をやめるように」とのキャンペーンを張っているのだそうです。
で、最近は原材料表示を見てもはたして遺伝子組み換え作物が入っているのか、入っていないのか分からないようになってしまいました。
表示義務のある品目・味噌、豆腐など→表示のないものは遺伝子組み換えを使用していない。
表示義務のない品目・植物油、醤油など→表示のないものは遺伝子組み換えを使用している。または使用していない。
表示義務があるのかないのかをあらかじめ知っていないといけないし、知っていても品目によっては中身がどちらか分からない。
安全性うんぬんを別にしても、消費者が選べるようにだけはしてもらいたいものです。
先日生協からゴマのドレッシングを買ってきたんですが、使用されている油はバッチリ遺伝子組み換え。
以前は「遺伝子組み換えでない」って表示が多かったのに、最近は「遺伝子組み換え不分別」って表示を見るようになりました。
原材料表示欄に小さく書かれているだけだから、そういったことに疎い人は知らずに買ってしまいます。
出来ればもっと一目で分かる所に表示してもらいたいですね。
それでも表示してあるだけましです。
植物油は表示義務のない品目だから、遺伝子組み換え作物を使用していても、表示しなくていいことになっているのです。
以前は「遺伝子組み換えでない」といった表示が多かったのだけれど、
遺伝子組み換え作物の種子を作っている企業が「遺伝子組み換えでない方が安全だ、といった印象を与えるので表示をやめるように」とのキャンペーンを張っているのだそうです。
で、最近は原材料表示を見てもはたして遺伝子組み換え作物が入っているのか、入っていないのか分からないようになってしまいました。
表示義務のある品目・味噌、豆腐など→表示のないものは遺伝子組み換えを使用していない。
表示義務のない品目・植物油、醤油など→表示のないものは遺伝子組み換えを使用している。または使用していない。
表示義務があるのかないのかをあらかじめ知っていないといけないし、知っていても品目によっては中身がどちらか分からない。
安全性うんぬんを別にしても、消費者が選べるようにだけはしてもらいたいものです。
遺伝子組み換え作物のお話 ― 2009年06月29日 21時50分
昨日天笠啓祐氏を講師にお呼びして遺伝子組み換え作物に関する勉強会がありました。
花粉症を緩和するコメとか栄養を強化したコメとか、遺伝子組み換えは夢を叶える魔法の技術みたいな事も言われていますが、世界で作付けされているのは除草剤で枯れない作物と、殺虫毒素をもっていて虫に食われない作物がほとんどで、以前にあった日持ちのするトマトとか、その他もろもろの機能性作物は、実際うまくいかないんだそうです。
以前に聞いた話で、GM大豆はメーカーの宣伝とは違って収穫量が減り、農薬の使用量も増えるというのがあったけれども、毎年毎年GM作物の栽培面積が増えていくのはなぜ?と質問したところ、最初はやはり省力化のメリットがあるけれども、5,6年続けた辺りから逆転してしまうのだそうです。
しかし、メーカーによる種子企業の買収などで種子市場は独占され、種子の選択が出来ずに、延々とGM作物を作り続けなければならいのだそうです。
どうもテレビで見るアメリカ農業は穀物価格の高騰で農家が作りやすいGM作物の方を選択しているといった言い方だけれど、どっちが本当だ?
日本は世界一の遺伝子組み換え作物の輸入・消費国です。
遺伝子組み換え作物が日本の食卓に上る割合
トウモロコシ 68.7%
大豆 64.5%
ナタネ 68.5%
綿実 81.7%
花粉症を緩和するコメとか栄養を強化したコメとか、遺伝子組み換えは夢を叶える魔法の技術みたいな事も言われていますが、世界で作付けされているのは除草剤で枯れない作物と、殺虫毒素をもっていて虫に食われない作物がほとんどで、以前にあった日持ちのするトマトとか、その他もろもろの機能性作物は、実際うまくいかないんだそうです。
以前に聞いた話で、GM大豆はメーカーの宣伝とは違って収穫量が減り、農薬の使用量も増えるというのがあったけれども、毎年毎年GM作物の栽培面積が増えていくのはなぜ?と質問したところ、最初はやはり省力化のメリットがあるけれども、5,6年続けた辺りから逆転してしまうのだそうです。
しかし、メーカーによる種子企業の買収などで種子市場は独占され、種子の選択が出来ずに、延々とGM作物を作り続けなければならいのだそうです。
どうもテレビで見るアメリカ農業は穀物価格の高騰で農家が作りやすいGM作物の方を選択しているといった言い方だけれど、どっちが本当だ?
日本は世界一の遺伝子組み換え作物の輸入・消費国です。
遺伝子組み換え作物が日本の食卓に上る割合
トウモロコシ 68.7%
大豆 64.5%
ナタネ 68.5%
綿実 81.7%
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