アテルイは悩み続ける2006年06月03日 20時02分

今日は朝から大豆畑トラストの畑に堆肥散布。
4tダンプ3台分の堆肥を総勢10名、スコップで畑にまき散らす。
家の畑はまだ何にも手を付けていないのに、こんな事やってる場合じゃない!

アイガモ田にネットの支柱を立てる。
今日はものすごく暑い。
田んぼに張った水もどんどん引けていく。

熊谷達也の『まほろばの疾風』を読み返した。
八世紀後半の東北、大和朝廷に対して20年もの間抵抗を続けた蝦夷のリーダー、アテルイの生涯を描いた時代小説。
このあたりの歴史はまったく知識になかったので、最初読んだときは「ふ~ん、なるほど、そうなんだ」くらいの感想だった。その後同じ題材を扱った高橋克彦の『火怨 北の耀星アテルイ』を読んだら、こっちは血湧き肉躍る戦記物。人物設定や展開にだいぶ違いはあるものの、事の前後関係がよくわかった。
そこで、また『まほろばの疾風』を読み返してみたってところ。

狩猟を主に生活の糧として自然と共生してきた蝦夷の人々は、和人の北上により俘囚としての生活を強制されたり、稲作の習得により百姓として生活するものが増えてきた。
自然と共に生きる蝦夷の暮らしを守ろうと朝廷に抗い、戦を始めたものの、戦い続けるには兵糧を蓄えるため稲作に頼る大和のような暮らしをしなければならず、さらに蝦夷の独立国家を作るためには大和朝廷と同じ仕組みを作らなければならない。
いつの間にか少しずつ変わっていく蝦夷の生活。
いったい何のために戦うのか、戦い続ける意味はあるのか。

職業柄、今の日本人の食習慣や農業の事に置き換えて考えたりして。

深い深いテーマです。

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