降りしきる 枯れ葉に霞む 山の宿2023年11月07日 18時55分

大豆刈り取り真っ最中。なれど、
あいにく今日は悪天候。

さて、どうしようか。
一息入れようか。

そういえばもう11月。湯ノ沢温泉が冬期休業に入る前に温泉を汲みに行くか。

国道13号を北上して秋田県へ。国道から逸れて細い山道を3kmほど進む。
強い雨と強風で山道一面に杉の枯れ枝が散乱している。
車一台分しかない細い道を慎重にのぼる。幸い対向車は一台も無し。
山の中にぽつんと立つ温泉スタンドも無人。

秋田の熊は人を襲うそうな。
用心用心、車のエンジンを掛けたまま、ラジオを大音量で鳴らして温泉汲み。
春まではもたないかな。冬の間に切れたら鳴子のほうへ汲みに行く。

温泉汲んだら帰ろうかと思っていたのだけれど、もうすぐ今年の営業終了だし、せっかくだから温泉に浸かっていくか。

山の中の一軒宿『湯ノ沢温泉 日勝館』。
渓谷の側面に組まれた石垣の上に立つその宿は、落ち葉に埋もれていた。

今年の営業は11月20日まで。おそらく今年最後の入浴。
40℃弱の源泉が木造りの湯舟にこんこんと注がれている。
雨の音、紅葉が風に揺れる音、落ち葉の散る音、そして注がれる温泉の音。


帰り道、温泉スタンドには温泉を汲んでいる軽トラックのおじさん。
さらに下ると、温泉汲みとおぼしき軽トラック2台とすれ違う。
みんな同じ気持ちなんだ。

温泉スタンド

川を渡って

湯ノ沢温泉 日勝館

源泉掛け流し

窓から見える紅葉

晩秋の雨に打たれる木々

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック