汗に濡れ 今日稲を刈る 秋空に2024年09月20日 18時28分

8月後半の米騒動でフリーの注文が一時に集中したため、予定していた収穫の準備が出来ずに9月にずれ込んで、夏の名残を味わう暇も無く、調製作業の機械の準備も半端なまま、取りあえず収穫機械の準備だけ済ませて、稲刈りに突入しました。

9月後半になってやっと涼しくなってきたけれども、日中はやっぱり暑いです。
以前はどんなに暑くても半袖で稲刈りをするなんて事は無かったのですが、さすがに去年辺りから長袖では耐えられなくなり、Tシャツに腕カバー姿での稲刈りになっています。
今年の稲は雑草に負けなかった田んぼはすこぶるいい感じ。それなりに収穫量もありそうです。でも、雑草に負けてしまったところはなかなか悲惨な状態。
差し引きなんとか平年並みでお願いしたいのだけれども、ちょっむずかしいかも。

各地の新米が出揃えば、今度は米が売れずに米価の暴落が待っているような気がします。
米の消費が減っているのは間違いなく、この夏の騒動で各ご家庭にはありあまるほどの備蓄米。
新米とはいえ、この状況でわざわざ高いお米を買うとは思えません。
こんな時期に農協さんはお米を高く買い上げで大丈夫なんでしょうか?

モチキビの穂

モチアワの穂

稲刈り開始

黒米自然乾燥

稲刈り終われば即耕す。

大根、ニンジン、順調

大雨の あとの猛暑の 水涸れの2024年08月18日 19時58分

7月末の集中豪雨。
山や川の近くはかなりの被害が出ました。
家の方は山にも川にも遠く、大きな被害はありませんでした。
それでも野菜畑はとっぷりと水に浸かり、野菜たちはかなりのダメージ。
ナスやピーマンはやっと実を付け出しましたが、乾燥を好むトマトなどは未だに勢いが回復しません。
田んぼのほうはすっかり土が軟らかくなって、圃場によっては未だに水が湧き出して止まらないところもあり、秋の稲刈りはかなり苦労しそうです。

それにしても暑い!
8月に入ってからはいい天気が続いていますが、その代わり暑い。
日中の農作業はなかなか危険です。
滝のように汗は流れ、用意した飲み水はあっという間に飲み干してしまいます。
それでも35℃を超える日があまりないのはささやかな慰めです。
とはいえ暑いことには変わりなく、油断すると倒れてしまいます。

暑い中、ニンジンの種を撒き、毎日朝晩水を掛け、やっと芽が出てきました。
この灌水作業がなかなか時間が掛かります。
ニンジン灌水して、夏野菜の収穫をすると、真夏の短い屋外作業時間がほとんど潰れてしまいます。
これから収穫準備や秋冬野菜の準備などが始まります。いつまでも忙しい日々は終わりそうにありません。

畑冠水

畑冠水

稲の花咲きました。

アワの穂

ニンジン水かけ大変

梅雨入りを 待つあぜ道の 土けむり2024年06月22日 19時31分

6月に入ってやっと田植えが終わりました。
田植えが終わっても乾ききった土はまだまだ水を欲するようで、いくら水を入れてもどんどん吸い取っていきます。
ずっと地下水を入れっぱなしなので、冷たい地下水が流れ込む水口付近はだいぶ生育が遅れそうです。

田植えが終わったら野菜畑の作業です。
畝を立てて、マルチを張って、定植して、支柱を立てて。
野菜の苗もこの好天でどんどん育つので、かなり焦りましたが、なんとか無事定植できました。
雨がぜんぜん降らないので、作業が滞ることはないんですが、なにせこの時期はやらなければならないことが多すぎる。

取りあえず野菜畑の作業を切りのいいところまでやって、次は豆・雑穀の播種作業。
やっと終わったと思ったら、もうすでに6月も後半。
慌てて田んぼの除草に取り掛かるも、すでにかなりの雑草の量。
まあ、稲もその分元気に育っているので、この雑草の海に負けずに頑張ってくれることを願います。

育苗ハウスの片付けとか、やり残している仕事もいっぱい。
なんとかまとまった休みを取って体を休めたいのだけれども、この分では当分無理そうです。

野菜畑のマルチ張り

野菜定植

レタス食べ頃

スナップエンドウ食べ頃

雑穀種播き

田んぼの除草作業

澄み切った 春の蒼空 雨を待つ2024年05月26日 20時44分

今年は雪も少なく、春からずっと好天続きで作業が例年よりはかどると思っていたのですが・・・・。

いつもなら雪解け水で4月の半ば頃まで田んぼの土が軟らかく作業出来ないのですが、今年はカラカラに乾燥していて田起こしすると土煙がバンバン舞ってくるほど。
これは順調と思っていたのですが、いざ田んぼに水を入れようとしたらポンプアップする地下水が乏しい。チョロチョロと田んぼに水を入れてもカラカラに乾いているんで、いくら入れても溜まりません。
なわけでぜんぜん代かき作業が進みません。
代かきが進むのを待っていると埒が明かないので、代かき終わった田んぼから田植えを始めました。
田植えが終わった田んぼもすぐ水が引けていくので、ずっとポンプで水を入れっぱなしです。

やっと地下水も増えてきて、代かき作業が少しは進みそうですが、やっぱり土はカラカラなので、いつものようには水が溜まりません。
5月中に代かきが終わりそうもありません。
田植えも6月にずれ込みます。

今年は春から前途多難です。

代かき開始したが・・・・

なかなかはかどらず

苗は育って

田植え始める

ああ、明日もいい天気


春風に 土けむり舞う 野良仕事2024年05月08日 19時29分

3月末に少し雪が積もったものの、4月中はずっと暖かな天気が続いて、水に浸けておいた稲の種籾は、芽出し作業をするまでもなくニョキニョキ芽が伸び始めて、種まきにはちょっと苦労しました。
その後の生育も順調で、田んぼの作業も早めないとどんどん大きくなってしまいそうです。

種播き機が作動不良で機械屋さんに来てもらい、一時間ほど機械を解体してあれこれ見ていたけれど、何のことはない、機械を移動するときにコードを挟んで断線していたという凡ミス。無事作業再開。

肥料散布の機械、開閉シャッターのレバーの長さ調整ボルトが折れ、ガムテープで仮止め。
この機械、もはや部品がなく壊れたら即終了なので大事に使わねば。

野菜の苗も生育が良くて、早く育ったものから定植はじめているのですが、畝立て、マルチ張りの作業が追い着きません。
午前はあの作業をして、午後からこっちをして、明日はまたそっちの作業をしてと、段取りを考えるので頭がパンクしそうです。

目が回るほど忙しいけれど、機械さえ壊れなければ予定通り田植えを迎えられるはず。

芽が伸び放題

断線でした。

肥料散布、慎重に

畑の準備ドタバタ

野菜の苗

田起こし開始

春うらら 資材値上げで 寒い日々2024年04月09日 19時30分

ぼちぼち春の仕事が始まりました。
よし、はじめるぞ!と思い立った3月末にまたまた雪が積もってしまって出鼻をくじかれたのですが、それでも始まりました今年の農作業。

種籾の塩水選と温湯消毒。去年大枚はたいてオンボロ機械を修理したので、今年は順調に終了。
野菜の種播きや畑の肥料散布、育苗ハウスの準備と、どんどん仕事が加速していきます。

張り切ってはじめてみたのはいいけれど、今までに感じたことのない筋肉と身体の節々の痛み。
加齢のせいか?はたまた冬の間除雪という重労働が無かったせいで体力が落ちたのか?

とにかく身体がいうこと聞かない。足腰は問題ないけれど、腕が上がらない。肩が回らない。背筋がガチガチに固まっている。
不自由な身体に鞭打って今日も汗を流します。

まだ積もるか

種籾の塩水選

種籾の温湯消毒

育苗ハウスの補修 疲れる・・・

マルチ張り この畑は不耕起で行くか

お日様と 土が顔出す 冬半ば2024年02月08日 19時27分

この冬は暖かいですね。
朝は氷が張るけれども、最高気温が氷点下になることはほぼありません。
この時期は雪の下の土が凍り付くものですが、今年は濡れたままです。そして雪も少ないです。
毎年2~3回雪下ろし作業があるのですが、今年は一度も雪下ろしせずにすみそうです。
重労働のハウスの骨組みの掘り出し作業もしなくてすみそうです。
四年ほど前にまったく雪が積もらなかった年がありましたが、それに迫る勢いです。積もった雪も融けて田んぼの畦が見え始めました。

おかげで毎日の除雪作業に時間をとられることも無く、雑穀の脱穀作業はほぼ終わりました。
とりあえず力仕事は終わりですすが、選別作業がまた大変です。
年々老眼が進んで、細かい作業が厳しくなってきています。メガネを付けたり外したり、老眼鏡を付けたり外したり、忙しいったらありゃしない。
今年も醤油と味噌を仕込んだのですが、一樽ずつ仕込んだところで大豆の在庫が尽きてしまって作業ストップ。春までにもう一樽ずつ仕込むために大豆の選別を早く終わらせなければ。

今年は新たに柿酢も仕込みました。うまく出来るといいな。

味噌、醤油、酢、次はなにを作ろうか。

雪が少ない冬

タカキビ脱穀

今年の醤油糀

柿酢発酵中

白い息 白い畑の 大根と2023年12月15日 18時52分

収穫を待っていた冬野菜はすっかり雪の下に埋もれてしまっていたのだけれども、融け始めた雪を掘り起こしてなんとか収穫を終えることが出来ました。
抜き取って畑の脇に放置していた野菜の支柱も、束ねて小屋の中へと収納しました。
雪はすっかり融けたものの、雨続きで年内の回収をあきらめていたビニールマルチも奇跡的に晴れが続いて、畑から剥がし乾かして、回収することが出来ました。
これで今年の内にやっておかなければならない仕事は無事終わりました。
冬越しの野菜、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、そして小麦も今のところはしっかり育っているようです。
積雪次第でふやけて枯れてしまったりするので、ぬか喜びになることもありますが。

さて、これからまた雪に埋もれたビニールハウスの中で、春まで豆や雑穀の脱穀作業にいそしむことになります。
最近肘の関節にガタがきていて、きつい作業になりそうです。
白い世界で孤独な単純作業は精神的にもきついので、冬の楽しみを新たになにか見つけないと。

畑片付ける前に雪が

雪の中から掘り出す

収穫終了

小麦、冬を越せるか

脱穀作業、冬の仕事の始まり

今日明日 冷たい雨の 止むを待つ2023年11月19日 18時36分

ここのところ、とにかく雨が多い。気持ちばかり焦る毎日です。
それでもなんとか豆の手作業での刈り取り終わりました。
コンバインの片付けも終わりました。
あとは雪の積もる前に豆の脱穀作業を終えることが出来れば、すっかり肩の荷が下りて気持ちも軽くなるはずです。

野菜畑に残るのは大根、カブ、ニンジンといった根菜。それから白菜、青菜、ネギ。
ちょうど収穫時期。のんびり収穫します。
キャベツ。ブロッコリーは雪まで間に合いませんでした。ザンネン。来年は種まき時期とか品種とか要検討です。

あとは雪囲いと除雪機の準備。去年しょっちゅう壊れて修理三昧だった除雪機。もう寿命かな。
せめて今年一年頑張ってくれ。
どうかこの冬はあんまり稼働しなくていいくらいのほどほどの積雪になりますように。

豆乾燥中

落花生収穫

コンバイン大掃除

タマネギ定植

朝露に 浸るトンボと 空と土2023年11月04日 18時44分

11月になりました。
いやー、ますます寒い。
日の出は遅くなり、午前中田畑は朝霧ではぐっしょり。心の底まで湿ってきます。
次に田畑の土が乾くのは来年4月になってからです。

ぐっしょり濡れながらゴマや雑穀の収穫を終え、里芋やサツマイモの収穫を終え、タマネギの植え付けを終え、現在は小豆や大豆の収穫中です。

周りの田畑には人がいなくなり、にぎやかな作業の音もしなくなり、一面の緑は枯れた色に変わり、日が傾くのも早くなり午後はずっと夕方が続いている感じで、とても淋しい毎日です。
一人で農作業していると寂しさも倍増です。

10月末の地元でのオーガニックマルシェは猛暑で人出が少なかった夏に比べると、なかなかの人出でにぎやかでした。
秋の収穫が終わると、週末は毎週のようにどこかで収穫祭やらのイベントがあります。
行ってみたいけど、雪が来る前に早く収穫を終わらせなければならないのと、子供の部活の大会もあったりして、なかなか出掛けられません。
気晴らしも出来ず、毎年この時期は一番気持ちが落ち込みます。
寒くても雪が積もっていた方がまだましです。
早く雪降れ~、イヤまだ降らないで。

ゴマ収穫

里芋掘り

黒豆乾燥中

タマネギ定植

秋のオーガニックマルシェ

秋のオーガニックマルシェ