なすすべはない ― 2006年09月01日 20時02分
4日ほど留守にしていたら、強烈なスコールがあったらしく、雑穀があちこち倒伏していました。
出穂が遅かったので、稲刈りもだいぶ遅くなるかなと思っていたら、早生品種のヒメノモチはずいぶんと青みが抜けていい感じになってきていました。
困ったのがササニシキ。予想したとおり気温が下がってきたら、穂イモチ病がじわじわと広がってきています。
穂イモチ病は稔る途中で穂の付け根や途中の枝梗が枯れて養分が籾に行かなくなる病気。
ササニシキはとくに弱い。以前減農薬で作ったササニシキはあっという間に田んぼ全体に広がって、収穫が半分以下になってしまったことがある。
無農薬有機の田んぼ。植物活性剤とか散布してはいるものの、じっと耐えてお天道様に祈りながら収穫期を待つしかない。
出穂が遅かったので、稲刈りもだいぶ遅くなるかなと思っていたら、早生品種のヒメノモチはずいぶんと青みが抜けていい感じになってきていました。
困ったのがササニシキ。予想したとおり気温が下がってきたら、穂イモチ病がじわじわと広がってきています。
穂イモチ病は稔る途中で穂の付け根や途中の枝梗が枯れて養分が籾に行かなくなる病気。
ササニシキはとくに弱い。以前減農薬で作ったササニシキはあっという間に田んぼ全体に広がって、収穫が半分以下になってしまったことがある。
無農薬有機の田んぼ。植物活性剤とか散布してはいるものの、じっと耐えてお天道様に祈りながら収穫期を待つしかない。
鳥よ、鳥よ ― 2006年09月02日 20時28分
ずいぶんと涼しくなったこの頃です。
風が涼しく、空もだいぶ高くなりました。
今日は雑穀畑にスズメよけの糸を張りました。
まあ、ほんの気休め程度にしかなりませんが。
だってねえ、目の前に山ほど食べ物が並んでるんだもん、多少の不便があっても、そりゃ食べに来ますって、それが仕事みたいなもんだもん。
どうか、食べ尽くされませんように。
風が涼しく、空もだいぶ高くなりました。
今日は雑穀畑にスズメよけの糸を張りました。
まあ、ほんの気休め程度にしかなりませんが。
だってねえ、目の前に山ほど食べ物が並んでるんだもん、多少の不便があっても、そりゃ食べに来ますって、それが仕事みたいなもんだもん。
どうか、食べ尽くされませんように。
淡々と毎日が ― 2006年09月05日 20時06分
朝 田の畦の草刈り。
あんまり早く刈ると稲刈りまでにまた伸びてくるので、まあ、のんびりと少しずつ。
午前 N文協のH川さんと雑穀についてあれこれ。
雑穀栽培に未来はあるか?
昼 久しぶりに蕎麦を食う。
庄司ソバの合い盛り。
午後 大豆畑の草取り。
8月半ばあたりから背の高い雑草が伸び出し大豆が埋もれてしまった。
いつ終わるともなく果てしない雑草の海。ああ。
やらなければならないことはいっぱいあるけれど、つまるところ、淡々と、毎日は流れゆく。
急いでも仕方ないな。
あんまり早く刈ると稲刈りまでにまた伸びてくるので、まあ、のんびりと少しずつ。
午前 N文協のH川さんと雑穀についてあれこれ。
雑穀栽培に未来はあるか?
昼 久しぶりに蕎麦を食う。
庄司ソバの合い盛り。
午後 大豆畑の草取り。
8月半ばあたりから背の高い雑草が伸び出し大豆が埋もれてしまった。
いつ終わるともなく果てしない雑草の海。ああ。
やらなければならないことはいっぱいあるけれど、つまるところ、淡々と、毎日は流れゆく。
急いでも仕方ないな。
いろんなことが ― 2006年09月06日 19時59分
ぼちぼち周りの畑ではサイロ詰めする飼料用トウモロコシの刈り取りが始まりました。
学校出たての頃は毎日のようにあっちの家、こっちの家と刈り取りに駆り出されたものでした。
2m以上伸びたでっかいトウモロコシを鎌で刈り取って、トラクターの牽引するトレーラーに山積みにして、サイロの前で裁断機に4,5本ずつ入れていく。
腕は切り傷やミミズ腫れだらけ、痛くて風呂に入るのが大変でした。
最近はみんな機械作業になって、バイトの出る幕はなくなりました。
さて、今日もいつものように大豆畑の草取りをしていると、後ろの方でガランガランとでっかい音。
なんだ?と振り向くと、向こうの県道ででっかい四駆が土煙を上げ、ごろんごろん転がって田んぼに落ちてった。
うっひゃー、世の中いろんなことがあるんだなあ。
夕方から雨。
ちょっと寒くなってきました。
学校出たての頃は毎日のようにあっちの家、こっちの家と刈り取りに駆り出されたものでした。
2m以上伸びたでっかいトウモロコシを鎌で刈り取って、トラクターの牽引するトレーラーに山積みにして、サイロの前で裁断機に4,5本ずつ入れていく。
腕は切り傷やミミズ腫れだらけ、痛くて風呂に入るのが大変でした。
最近はみんな機械作業になって、バイトの出る幕はなくなりました。
さて、今日もいつものように大豆畑の草取りをしていると、後ろの方でガランガランとでっかい音。
なんだ?と振り向くと、向こうの県道ででっかい四駆が土煙を上げ、ごろんごろん転がって田んぼに落ちてった。
うっひゃー、世の中いろんなことがあるんだなあ。
夕方から雨。
ちょっと寒くなってきました。
サンマをいただく。 ― 2006年09月08日 20時18分
昨日、この秋初のサンマを食べました。
塩焼きにして、ちょいとポン酢なんかをたらしたりして。
脂がのって、ワタまでプリッとして美味しい。
冷凍物なんかだと、ワタがドロドロに溶けてとても食べられたもんじゃないのがあります。
ともあれ、これからサンマ天国が続くなあと、おもっていたら、今日の夕食の膳にでたのは、無造作に大皿に盛られている、ぶつ切りの煮魚となりはてたサンマたち。
母の言によれば、「めんどくさかったから」。
ああ、なんと。
すっかり脂は抜け、身はパサパサ。生臭みが漂う。まさに「目黒のサンマ」状態。
お願いします。どうか、焼いてください。
塩焼きにして、ちょいとポン酢なんかをたらしたりして。
脂がのって、ワタまでプリッとして美味しい。
冷凍物なんかだと、ワタがドロドロに溶けてとても食べられたもんじゃないのがあります。
ともあれ、これからサンマ天国が続くなあと、おもっていたら、今日の夕食の膳にでたのは、無造作に大皿に盛られている、ぶつ切りの煮魚となりはてたサンマたち。
母の言によれば、「めんどくさかったから」。
ああ、なんと。
すっかり脂は抜け、身はパサパサ。生臭みが漂う。まさに「目黒のサンマ」状態。
お願いします。どうか、焼いてください。
どこまで続くか ― 2006年09月09日 21時36分
今日はほんっとに暑かった。
油断してたらだいぶ日に焼けた。
大豆畑の草取り。やっっっと、一枚終わった。
あああ、あと一枚。まだまだ終わらないけれども、アマランサスと小豆はそろそろ刈り入れ時。
刈り取りと乾燥場所の準備もしなければ。
油断してたらだいぶ日に焼けた。
大豆畑の草取り。やっっっと、一枚終わった。
あああ、あと一枚。まだまだ終わらないけれども、アマランサスと小豆はそろそろ刈り入れ時。
刈り取りと乾燥場所の準備もしなければ。
秋ナスをオレに食わすな ― 2006年09月12日 19時42分
完璧に秋になりました。
毎日曇りや雨。
もうそろそろ稲刈りが始まります。
と、その前に雑穀の刈り取りも。
秋ナスが美味いというけれど、家の地方はダメですね。皮が固くなってしまって。
夏の名残か、未だ毎日ナスの素揚げが食卓に上るけれども、七月からずっとだもん、そろそろカンベンしてもらっても。
毎日曇りや雨。
もうそろそろ稲刈りが始まります。
と、その前に雑穀の刈り取りも。
秋ナスが美味いというけれど、家の地方はダメですね。皮が固くなってしまって。
夏の名残か、未だ毎日ナスの素揚げが食卓に上るけれども、七月からずっとだもん、そろそろカンベンしてもらっても。
日本はどこへ行く? ― 2006年09月15日 20時32分
『儲かれば、それでいいのか』
本山美彦、山下惣一ほか/コモンズ
アメリカのシナリオに沿ってどんどんグローバル化、単一化していく日本。
グローバル化の果てにアメリカの地方はどうなったか、そして日本の地方はどうなるのか。都市はどうなるのか。そして日本の農業は。
一部の富裕層と大多数の貧困層。
やがて大多数の人は安い賃金で働き、社会を回すため安く大量生産されたものを消費するためだけに生存するようになるのではないか。
それでは与えられたものを消費して、時期が来れば肉として売られるだけの養豚場の豚とどこが違うのか。
そんな社会を拒否するための、ほんとにシンプルな答が書かれている。
豚でなく人間でありさえすればいい。
難しいことをする必要はない。自分の頭で考えて行動すればいいだけだ。
ただ困ったのは第4章。
サブシステンスって言葉が出てくる。
辞書やネットで調べてみても、いまいちぼんやりして、何となくこんな感じといったイメージはあるのだが、これといった確定的な定義が見いだせない。
この章の中でも「これまでは負のイメージを持つことが多かった」とか、意味合いがぶれている。
それでもやたらとこの言葉が出てくる。というかこの言葉が話の中心になっているから、全体ぼんやりしてしまってなにがなんだか解らない。
ひとつのカタカナを象徴的に、さも確定的な意味があるように使って、その実、何でもかんでもひっくるめてしまって意味がぼんやりしてしまうってのはよくある。
違った言葉を使ってちゃんとわかるようにしてもらいたかった。
本山美彦、山下惣一ほか/コモンズ
アメリカのシナリオに沿ってどんどんグローバル化、単一化していく日本。
グローバル化の果てにアメリカの地方はどうなったか、そして日本の地方はどうなるのか。都市はどうなるのか。そして日本の農業は。
一部の富裕層と大多数の貧困層。
やがて大多数の人は安い賃金で働き、社会を回すため安く大量生産されたものを消費するためだけに生存するようになるのではないか。
それでは与えられたものを消費して、時期が来れば肉として売られるだけの養豚場の豚とどこが違うのか。
そんな社会を拒否するための、ほんとにシンプルな答が書かれている。
豚でなく人間でありさえすればいい。
難しいことをする必要はない。自分の頭で考えて行動すればいいだけだ。
ただ困ったのは第4章。
サブシステンスって言葉が出てくる。
辞書やネットで調べてみても、いまいちぼんやりして、何となくこんな感じといったイメージはあるのだが、これといった確定的な定義が見いだせない。
この章の中でも「これまでは負のイメージを持つことが多かった」とか、意味合いがぶれている。
それでもやたらとこの言葉が出てくる。というかこの言葉が話の中心になっているから、全体ぼんやりしてしまってなにがなんだか解らない。
ひとつのカタカナを象徴的に、さも確定的な意味があるように使って、その実、何でもかんでもひっくるめてしまって意味がぼんやりしてしまうってのはよくある。
違った言葉を使ってちゃんとわかるようにしてもらいたかった。
稲刈り始まったが ― 2006年09月16日 20時38分
台風がやってくる。ってことで(?)
機械の調子見がてら、ちょっとだけ稲刈りしてみました。
7月の天候不順で、出穂もだいぶ遅れ、今年は不作かなと思っていたところ、刈ってみた感じはそれほど悪くない。
もちろん豊作とはいきませんが、籾の量は平年並みくらいあるような感じ。
とりあえず籾の段階では。
稲刈りは始まったものの、しばらくは雨続き、次はだいぶ先になりそうだ。
機械の調子見がてら、ちょっとだけ稲刈りしてみました。
7月の天候不順で、出穂もだいぶ遅れ、今年は不作かなと思っていたところ、刈ってみた感じはそれほど悪くない。
もちろん豊作とはいきませんが、籾の量は平年並みくらいあるような感じ。
とりあえず籾の段階では。
稲刈りは始まったものの、しばらくは雨続き、次はだいぶ先になりそうだ。
稲刈って、雑穀刈って ― 2006年09月19日 21時12分
台風が逸れてくれて一安心。
稲刈り2日目。
平行してアマランサスの刈り取り。
日中稲刈りして、終了後夕方にアマランサスを手刈り。
まことにせわしない。
けっこう晴れが続きそうなので、稲刈りがはかどりそうだ。
それにしても・・・農協から米の買い入れ価格のFAXが届く。背筋が寒くなるほど安い。いやはや農協出荷じゃまったく商売にならないようになってしまったな。
ちょっと前は「食っていくのがやっと」なんて言葉が聞こえていたが、「食っていけねえ」がリアルな数字。
昨日は久しぶりにI井くんと町で飲んだ。
稲刈り2日目。
平行してアマランサスの刈り取り。
日中稲刈りして、終了後夕方にアマランサスを手刈り。
まことにせわしない。
けっこう晴れが続きそうなので、稲刈りがはかどりそうだ。
それにしても・・・農協から米の買い入れ価格のFAXが届く。背筋が寒くなるほど安い。いやはや農協出荷じゃまったく商売にならないようになってしまったな。
ちょっと前は「食っていくのがやっと」なんて言葉が聞こえていたが、「食っていけねえ」がリアルな数字。
昨日は久しぶりにI井くんと町で飲んだ。
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