インターネットはどこへ行く?2007年01月03日 20時24分

インターネットはこの先どうなっちゃうんだろうか?
一般に広がり始めた頃は大企業でも一般の個人でも横並びというか、同じ力を持っていたのが、今は大きい資本を持つところが露出を独占できるようになり始めている。
情報能力も混沌としてきていて、検索エンジンは調べたいことがあっても意味の無いようなブログが一杯引っかかってきて手間が掛かる。某大手ショッピングサイトでは欲しいものをキーワード入力しても、店舗間競争が激しいせいか、関係ない商品が次々ヒットして、欲しいものにたどり着けない。
情報発信の場としてのホームページも回線の高速化によって凝った仕掛けがエスカレートし、イメージ優先で主題が見えにくくなりつつある。
インターネットが一般に広がり始めた頃というのは、参加する人たちの自主性が力の源だったと思う。でも今はだんだんと他の既存のメディアと同じ形になりつつあり、自分で考えて接しなくてもよいもの(考えずに受け取るもの)になりつつあると思う。
ブログはインターネットの新しい形というよりはケータイの発展形みたいなもので、手軽な反面、日記という形式上使い捨て的な要素が強く、発したメッセージはすぐに遠い過去のものとなってしまい意味を失う。
インターネットがテレビや雑誌といった既存のメディアと同じになってしまったら個人の情報発信の場としての力を失ってしまうし、コミュニケーションの場としても大きな資本の考えに沿った独創性のないものになってしまうだろう。
インターネットが終わったら、次の個人が自己を発信する方法、自主的なコミュニケーションの場というのは何になるんだろうか?
路上で唄うミュージシャンみたいに、ネット世界の片隅を間借りするみたいになるんだろうか。それともインターネットとは切り離されたまったく別の、今考えもつかないものになるんだろうか?

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