久々の休日。グッタリするほどよい気持ち。2011年04月03日 19時45分

今日は用事があって、妻と娘を連れ天童市までいってきました。
本当は3月中に行く予定だったのですけど、震災の影響で今日まで延びてしまったのです。
でも今年はまだかなり雪残っていて、農作業がまだ本格化していないので、ちょっと久しぶりに羽を伸ばして、重くよどんだ気持ちをリフレッシュしようというもくろみです。

早々に用事を済まして、お昼は豪華に回転寿司。
石巻港直送の看板を掲げるちょっといいお店です。果たしてやっているのか?と不安に思いながら行ってみると、普通に営業していました。
開店直後の11時過ぎに入店。しばらくしたら満席で順番待ちができるほどの賑わい。
「本日のおすすめ」には青森産やら千葉産やら、あちこちのいろいろなネタが、石巻だけじゃなかったのね。
ホタルイカの軍艦巻きが旨かったなあ。
ちょっと贅沢をしてしまった。が、ちょっとは被災地支援にならなかったかな?

予定のコースは中山町の妻の弟の職場の様子を見に行って、寒河江市の豆腐屋で豆腐の味噌漬け(酒の肴にピッタシ)を買って、河北町の酒屋で『蔵人考』を買って帰宅。

中山町は地震が来るといつも県内最大の震度を記録する場所。
このたびの地震も国道が盛り上がって通行止めになったとか。
震災後初めて弟の顔を見て無事を確認。
そして次の目的地寒河江市へ。

しかし、どうもこの、国道沿いに誇らしげにそそり立つ看板に導かれ、予定外だった『寒河江花咲か温泉 ゆ~チェリー』へとたどり着いてしまっていたのでした。
いや、こう、冬が終わって春の仕事が始まるとですねえ。
こう、屋内作業ばっかりだった冬から、突然この、本格的な外作業を始めると、体のあちこちがギシギシ行ってくるんですねえ。
そんなわけで、温泉へ。

ここの温泉は初めてです。
立派なんです。大きく新しくきれいな建物。中も広くきれいで立派。
なぜか玄関先で、銀山温泉の『カリーパン』を売っていました。
脱衣室も広くてきれい。
浴室も広くてきれい。
洗い場が一人一人仕切られていて、結構な数があります。シャワーのお湯は温泉みたいです。

浴槽は内湯が二つ、露天が一つ。
それぞれに別の3つの源泉が100%掛け流しです。
どの浴槽も10人20人余裕で入れる大きさです。
まずは内湯〈花咲か1号源泉〉の湯船へ。
お湯はややぬるめ、灰色に濁っていて、うっすら硫黄の香り、なめるとしょっぱい。いいお湯です。
温まって露天風呂〈花咲か2号源泉〉へ。
こちらはうっすらオリーブ色といったところでしょうか。
冷たい風が強く吹き付けていてお湯はかなり温め、こちらも塩味のいいお湯みたいだったけれどさすがに寒くて早々に上がり、もう一つの内湯〈新寒河江源泉〉の湯船に。
こちらは熱め、黄色く色づいた単純温泉。臭いはあまりないかな?
いやあ、どの温泉もよい。
汗が噴き出すグッタリ系のよい温泉です。
疲れがたまっているときは、このグッタリするお湯に浸かって、とことんグッタリするのが気持ちよいのです。
風呂上がり売店を覗くと、なぜか売っていた鳴子温泉の温泉水『玉鳴号』を買って水分補給。
あ~疲れた。気持ちよい!
ここはいい温泉ですね。入浴料300円寒河江の人がうらやましい。
ちなみに休憩用の大広間は地震&原発の避難者専用になっていました。
山形県はどの市町村でも避難者受け入れ施設ができています。

さて、心地よい疲労感に包まれて出発。住吉屋食品直営店『清流庵』へ。
ところが休業中。
スーパーでもまだ豆腐は品薄みたいで、豆腐屋さん、納豆屋さんは震災の影響で休業状態なんでしょうか。
続いて河北町の『酒屋源八』へ。
小さな店舗に珍しいお酒がズラッと並びます。
日本酒仕込みの梅酒と、お気に入りの日本酒『蔵人考』を買って帰途へ。
途中村山市辺りを通過したとき、そういえば地震の日はこの辺りを車で走っていたんだなあなんて考えながら。

山形県はだいぶ普段通りの生活が戻ってきました。
東に連なる奥羽山脈の向こう側、宮城県には日本中から復旧・復興のためにたくさんの人が集まって活動しています。
こちら側の私は何をすべきか。
やっぱりまずは自分の仕事をちゃんとするところから始めなければ。
明日からまた米作りの一歩です。

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