春風に 温泉の虫が 疼き出す2023年04月10日 19時32分

おっ、なんか、やっぱり雪が少なかったせい?
冬越しの野菜、いつもの年よりたくさん生き残っている。
いつも雪と雪解け水でやられてしまうタマネギと小麦も3分の2は生き残っている。
このまま無事に育ってくれればありがたい。


4月になって暖かい日が続いたので、畑の土はすっかり乾き、さっそくトラクターで耕しました。
いや~こんなに早くトラクター作業がで来るなんて夢みたいです。
田んぼももうすぐトラクター入れそう・・・・なんて思っていたら、昨日はいきなり雪が積もりました。また田んぼに水が溜まってしまう~。

午前中は寒風に耐えながらなんとか外の作業をしていたのですが、寒くてやってられん!
ってことで、ちょうど切らした温泉水を汲みに鳴子温泉へ逃亡。
そういえばコロナ禍になってからすっかりご無沙汰でした。

鳴子温泉郷・中山平温泉。山形県との県境からすぐ、山間にポツンポツンと民家や旅館が点在している感じです。JRの駅周辺の小さな住宅地を抜け、山の中の温泉スタンドへ。
夏は秋田の湯ノ沢温泉、冬は中山平温泉の温泉水を代わる代わる汲んできます。
どちらもクセのないアルカリ性単純温泉。10Lで100円です。
温泉を汲んだらやっぱり入らないわけにはいかないですねえ。
日帰り施設の『しんとろの湯』へ。
寂しい温泉地の中でここだけはいつも賑わっています。
久しぶりに浸かった中山平の湯は目が覚めるほど強烈なヌルヌル度合いでした。

久しぶりに訪れた鳴子温泉郷・中山平温泉は相変わらず鄙びた佇まいでしたが、旅館が廃業したり、経営が変わったり、より一層寂しさに拍車が掛かった感じでした。
ほんとはもっと先まで、鳴子や川渡の方まで行ってみたかったけれども、今回はこれくらいで勘弁してやるか。
次は温泉ハシゴしてやる!

雪が積もった!

焼スパ温泉水スタンド

しんとろの湯、チョーぬるぬる

タマネギ

小麦

暖かい 風を感じる 春の雪2023年03月29日 19時18分

春です。だいぶ雪が融けました。
3月の間は青森まで研修に行ったり、農業の講習を受けたり、そして積もった雪の消雪作業に明け暮れました。
さいわい今年は積雪が少なかったので、いつもの年より早く雪が消えていっています。
冬越しの野菜も少しずつ顔を出し始めましたが、例年暖かくなる前に大量の雪解け水にさらされ、とろけて消えていったりします。
今年はどれくらい生き残るかなあ。

田畑には雪がまだ残っていますが、春作業開始です。

と、張り切ってはじめたものの・・・・どうも調子があがりません。
まずは倉庫と化していた育苗ハウスや作業小屋から機械を引っ張り出したのですが、あっちに引っかけ、こっちにぶつけ、あっちが曲がり、こっちがへこみ、ついでに気分までへこんできました。

谷があれば山があるとはいうものの、どうも運気が上がるのはまだまだ先のようです。
去年はだいぶ機械修理にお金を掛けました。どうか今年はちゃんと動いてください。

雪が溶け出す

ラッキョウはきっと大丈夫

小麦は生き残るか?

種籾の準備

冬が来た2022年12月02日 18時52分

今年の秋は次々と機械が壊れて時々作業が中断し、作業的にも精神的にも全く余裕がありませんでした。
それでも11月が終わるまで雪が積もらなかったので、なんとか冬を迎える準備は整えることが出来ました。
頭が痛いのは収穫量が少なかったのと、高額な機械の修理費。お金のやりくりが一番苦手です。

そんなせわしない秋があれよあれよという間に過ぎ去ってしまい、とうとう雪が積もりました。
いつもの年なら11月の後半に一回雪が積もって、そして融けて、徐々に冬になっていくのですが、今年の11月は雪も降らず雨も少ない穏やかな天気でした。
そして12月、突然冬になりました。

この冬もまた、除雪をしながら、秋に収穫した雑穀の調製で明け暮れる毎日です。
今日は雪が積もって薄暗くなったビニールハウスの中で、赤米の脱穀作業をしました。
空は厚い雪雲に覆われ、一層日暮れが早いです。
夕日に照らされることもなく、ただ暗くなっていきます。
また冬が始まったなあ。

積もりました。

ビニールハウスも暗くなる

自然乾燥した赤米

脱穀作業

なんとか稲刈り開始2022年09月26日 20時01分

稲刈り日和が続いたので、いよいよ稲刈り開始!とコンバインを引っ張り出してきたら、エンジンが不調。ピストンが一発死んでいる感じ。
農協さんに来てもらってエンジン見てもらったら、燃料に水が混入したよう。
水を抜いてエンジン掛けるも不調変わらず。機械センターに持っていってもらって、燃料系全部綺麗にしても不調変わらずの連絡。
結局宮城のメーカーの工場まで輸送されることに。
かなり高額な修理費が掛かるとの話。
青い空に駆け上がっていたやる気は、地獄の底まで落ちてしまいました。

しょうがないので、鎌を持って黒米や雑穀の刈り取りを地道にこなして、なんとか気持ちを盛り上げようとガンバっていたのですが、天候は私の気持ちを察したような雨に。
やる気が地に落ちたときに、ちょうど娘の学校で直木賞作家今村翔吾氏の講演会。
保護者特権で聴きに行きましたよ。
ダンス講師時代の教え子との話、30歳で仕事を辞め歴史小説家を目指した話、デビュー作『羽州ぼろ鳶組』に託した思い。
とにかく熱い、熱い話に沈みきった気持ちもいくらか上向いてきました。


やっと帰ってきました。
燃料系の噴射ポンプやらナントカバルブやら、埃?があちこち詰まっていてフル交換。
なんでも、近年の排ガス規制に対応したエンジンはかなりデリケートで、水やほこりの混入はもちろん、燃料の添加剤や指定以外の安価なエンジンオイルを使ってもエンジンに不具合が出ることがあるとのこと。
稲刈りなんて、土や埃の舞う中で作業するのに・・・・。
う~ん。地球環境には対応しているけど、稲刈り環境には対応してないなあ。

満を持しての稲刈り開始。壊れませんように。

タカキビ刈り取り

黒米刈り取り

ウルチアワ

今村翔吾氏講演会

この車で全国回ったそう

やっと稲刈り開始

そろそろ腰を上げなくちゃ2022年09月14日 19時10分

あっという間に、だだちゃ豆が終わってしまいました。
枝豆の旬はほんとに一瞬です。
家で植えている枝豆は8月半ばに早生の黒豆の枝豆、8月後半から9月頭にだだちゃ豆、次は9月末からの秘伝豆です。今から楽しみ。

先週末に有機JAS認証の現地確認検査。
今年は野菜畑も申請したので、なかなか書類の準備が大変でしたが、取りあえずは滞りなく終了しました。

さて、周囲ではぼちぼち稲刈りが始まりましたが、家は準備もまだ。
穂が出るのも周りより4、5日遅かったので、まだいいかと秋冬野菜の定植やドライフラワーにする古代米稲穂の刈り取りなんかをしていたのですが、さすがにあちこち刈り始めたので、そろそろ準備しようと思っていたところ・・・・、I井君から栽培指導をお願いしてるところの有機の田んぼを観に行かないかとのお誘い。翌日。
ムムッ、出鼻をくじかれた。
でも、いつも田んぼの研修というと7月頃のまだ生育半ばの田んぼばかりなので、やっぱり一度は観てみたいと思い行くことに。
行き先は指導をお願いしている栃木県の民間稲作研究所の方々の田んぼ。
うーん。稲のサイズが違う・・・。穂の大きさ、一株の穂の数。病気もあまり見えない。
家の方で化学肥料を使って栽培したものより立派な感じ。
気候とか栽培するための前提条件からぜんぜん違うといった感じ。
今までこういうところのやり方を、家の方の気候条件に会うようにいろいろ工面してきたのだけれども、なかなか上手くいかない。
こりゃ、頭から違った方法を考えてやっていった方がいいのかなとも思いました。
課題は増える一方。

朝晩はかなり涼しくなったけれども、日中は相変わらす30℃くらいの日々。
屋根を張ったばかりのビニールハウスに、刈り取った雑穀や黒米を干すパイプを組みました。野菜の仕事場も作業小屋からビニールハウス内に移動。明日から稲刈りの準備始めます。

パプリカ溢れるほど生りだした。

秋冬野菜の定植

研修先のコシヒカリ

研修先の作業小屋の脇に味のある納屋

乾燥用のパイプを組む

夕焼けが秋の色

秋にやること2022年09月08日 19時48分

夏が終わって、ちょっと気が抜けた感じがして、のほほんと過ごしていたら、9月はすごい勢いで一日一日過ぎていきます。

伸びに伸びていた畔の雑草たちを刈ったり、秋野菜用の畑を耕して畝を立てたり、なんとなくボーッとしながらそんな感じで過ごしていました。

先週は有機野菜の栽培講座、今週は有機稲作の栽培講座。仕事だけじゃなく、勉強の方もしっかりやってます。

有機野菜講座は『(株)いかす』の内田達也氏の土壌講座。マニアックでディープな土壌の世界の話にどっぷり引き込まれました。

水稲講座は『(公財)自然農法国際研究開発センター』の榊原健太朗氏。
指導を受けて三年目になるけれども、どうも今年新たに始めたことが裏目に出たようなところがあって、上手くいかなかった部分の検証と再確認ですね。
来年はもっといい稲を作るぞ。

春先からの懸案事項、ビニールハウスの屋根ビニール張り。悪戦苦闘しながらやっと張り終わりました。
取りあえず刈り取った雑穀や黒米・赤米の置き場所確保出来ました。
そろそろ本格的に稲刈りの準備を始めましょうか。

畑を耕す

有機栽培講座

ビニールを貼り替える

完了!

もうすぐ稲刈り

野菜を穫って、カレーを作る。2022年08月09日 20時06分

蝉は早起き!

金曜日にオクサンたちのグループ『笑和マダム.K』を中心としたワークショップ。
有機野菜を畑で収穫して、カレーを作るイベント。
子供達がいっぱいいて、なかなかにぎやかなイベントになりました。
有機農業への取り組みの少ない土地柄なので、参加した消費者さんたちには新鮮な体験だったみたいです。
カレーも美味しかった。辛い物好きな人のために準備した生ハラペーニョも好評でした。

毎年8月頭にはササニシキやさわのはなは穂をどんどん出すのですが、今年はなぜか今ごろやっと出始めたところ。
雑穀は例年通り、順調に穂を伸ばし始めています。

毎日暑い中、畑でジャガイモ掘りや、ニンジンの種まき作業です。
秋が始まるなあ。

黒マルチ剥いで、ニンジンを播く

やっと穂が顔を出す

ウルチアワの穂

カレーを作る

ジャガイモ掘る

夏のマルシェへ2022年08月03日 20時22分

夏野菜、どんどん育っています。
雑草の育つ勢いもものすごいです。
野菜の収穫作業と雑草との格闘。今の作業はこれがメインです。
あちこち田んぼの稲は穂を出し始めましたが、家の稲はもうちょっと先みたいです。

この間の日曜日は地元でのオーガニックマルシェ出店。
農作業に追われて、なかなかこういった催しには参加出来ないのですが、オーガニックに関心の薄い地元での開催ということなので、これだけはなんとか都合を付けて参加しています。

天気も良く、かなり暑い一日でしたが、お客さんや他の出店者さんと交流しながらの販売は楽しいものです。
ただ、普段買えないようなものばかり出品されているので、ついついれこれ買ってしまって、出費もけっこうあるのがちょっと困りものです。

今週はまたオーガニックのワークショップが。
何かと忙しい夏です。

野菜か、雑草か

オーガニックマルシェ出店

夏は辛い野菜!

夏の雲

夏だ!2022年07月26日 20時12分

いくらか雨の日が続いて、暑さで悲鳴を上げていた身体も、なんとか元気を取り戻したようです。
と、雨が上がったら完全な真夏!
7月も末ですから、当たり前と言えば当たり前。
再び身体が悲鳴を上げ始めます。

熱気が立ち上る畑にかがみ込み、滝のような汗を流しながらラッキョウとニンニクの掘り出しをしました。
収穫期としてはちょっと遅いのですが、やるべき作業が詰まっていて、やっと、なんとか、7月中に収穫することが出来ました。
今年は除草が間に合わなかった場所もあって、収穫量は少なめかな。

水を抜いて乾かしていた田んぼも、出穂に向け再び水を与える時期。
そして夏野菜の収穫は最盛期を迎えます。

夏といえばヒマワリ

仕事に励むハチ

ラッキョウ掘った!

夏はトウモロコシ

7月の憂鬱2022年07月12日 19時47分

相変わらず暑いのです。
先週、あした有機農園の涌井先生による有機野菜講座でした。
教えをいただいて3年目になりますが、毎年何らかの発見があります。
実際畑を見てもらって、たくさんのアドバイスをいただきました。
稲作同様、有機野菜もその道のりの先はずいぶん遠いなあと身にしみた次第です。

田んぼの方はもう水を抜く時期。
今年はイネミズゾウムシの発生が多く、稲はだいぶダメージを受けていて成長が今ひとつ。
というか、根っこをやられて萎縮してきている状態。はたして無事収穫を迎えられるかかなり心配です。
一部ほ場で、「酢除草」ってのをやってみました。
つまりはお酢を田んぼに散布して、雑草を枯らそうという技術。
稲が枯れないかハラハラしながら散布。
おお、結構効き目ある。稲は無事。
葉っぱの堅い草とかはびくともしないみたいだけれども、やっかいなコナギなどは結構枯れてきました。
去年の収穫後からいろいろ試した今年の稲作。はたしてどういう結果が出るか、やっぱり心配。

キャベツは虫食いだらけ

小麦収穫

酢除草、効いた!

ブルーベリー初収穫