オートバイ乗り納め ~山を越えて肘折へ2010年11月14日 19時41分

今日も晴れそうだ。
雪が降る前に、オートバイの乗り納めをしなければ。
さてどこへ行こうか。
今年まだ行っていなかった大蔵村の肘折温泉へ。
やっぱり温泉メインに考えてしまいますね。

午前中仕事して、お昼を食べて出発。
肘折まではオートバイで約一時間。
オートバイは寒いのです。
防寒用のアンダーウェアと靴下、アウトドア用のネックウォーマーと完全防備で出発したのですが、一番たよりにしていた秋冬用のライディングジャケットが意外と寒かったのです。山を幾つも越え、肘折温泉に到着した頃には冷え切っていました。

大きな日帰り施設があるけれども、やっぱり旅館のお風呂に入りたい。
肘折って、あんまり積極的に日帰りを受け付けていないイメージがあるので、宿に突入する時はちょっと気を遣います。
今日突入したのは『松井旅館』。白い鉄筋三階建ての旅館ですが、玄関の扉を開けるとビックリ、古い木造の佇まい。レトロな昭和の世界が広がっています。まるで『どこでもドア』みたい。
大声で宿の人を呼んで、日帰り入浴をお願いすると、予想に反して、ご近所さんをお茶に招くような気が置けない歓迎ぶり。
メインの浴場はまだお湯が半分くらいしか入っていないってことで、玄関脇にある『源泉風呂』を貸し切りで入らせていただきました。
4,5人サイズの石造りの四角い浴槽、床も同じ石造り。壁は小さなタイル張り。なかなか雰囲気のある浴室です。
お湯は、源泉掛け流し。脱衣場の温泉表示によれば、お湯は松井源泉、組合3/4号源泉。井戸水を加えて温度調節となっています。が、これが熱い。入れないくらい熱い。去年肘折の『えびす屋』でお風呂を借りた時は遠慮して熱い湯に我慢して入ったのですが、今回は躊躇せず水を加えて適温に。
薄濁り、薄塩味と鉄の味。とても気持ちの良いお湯です。
体の中の疲れが表面にしみ出してくるようなグッタリ感。何度も出たり入ったり、いつまでも出たくなくなるのが肘折のお湯です。
体の芯まで温まって、塩っぽいけれどべた付かないサッパリした良いお湯でした。
宿の雰囲気といい、人柄といい、すごく気に入ってしまいました。

ほんとはもう一軒ぐらいと思っていたんですけれど、すっかり満足してしまって入る気になれず、帰途につきました。
日が短いこの季節。高台の刈り取りが終わったそば畑を傾いた日の光が照らして、何とも美しい光景です。
いやあ、雪が降る前に来られてよかった。
できれば、あの宿で湯治がしてみたい。
遠い夢です。

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