夏の遠野へ2016年07月31日 22時05分

夏、家族で泊まりがけでどっか行こうってことで、遠野行きを計画。
ちょっと非日常な、妖怪的なところをムスメ達に見せたかったのと、大きくなって「あそこに行きたい、ここに行きたい」などと言い出す前に行ってしまおうということで。

ところが、出発前に予想外のハプニング。
保育所のプール開きにやって来たカッパが、かなり乱暴で怖かったそうで、なんか、カッパを警戒している。
子供らを恐怖のどん底に陥れた節分の鬼といい、あの保育所に出没する魔物のたぐいはクオリティが高すぎる。

そこで、なるべくカッパには触れずに準備を進め、さりげなく出発。

高速を使って、お昼前には遠野に到着。
まずは駅前の観光案内所『旅の蔵 遠野』の中にある食事処で昼食。
出てきた店長がいきなりカッパ。頭から足の先まで全身カッパ。
言葉もカッパ訛り。
ばかでかいカッパパフェを食べてご満悦。
カッパに対する恐怖心はどこかに消し飛んでしまったようでした。

次は町中にある『とおの物語の館』へ。
語り部による昔話を聴きました。
しかし子どもたちにはいまいちピンと来なかったよう。

昔話をテーマにした、触ると影絵が浮き出るものとか、五感に訴えるような展示には思った以上の食いつきようでした。

続いて郊外にある『伝承園』へ。
茅葺きの曲り家を中心に昔の遠野の生活風景が再現されています。
千体ものオシラ様を展示した部屋など、ちょっとした異空間にもムスメらはあんまり反応なし。カッパの塗り絵に興じるのでした。

ならばいよいよ行くか。カッパの棲むというカッパ淵へ。
伝承園に車を置いたまま、ホップ畑を抜けてカッパ淵へ。
お寺の脇をゆったりと流れる川はうっそうとした木々に囲まれ薄暗く、いかにもカッパが棲んでいそう?
キュウリを結びつけたカッパ釣り用の釣り竿が用意されていて、ムスメらは大はしゃぎでカッパ釣りに没頭。
ピーマンを結びつけた釣り竿で釣りをしていたら、餌が流されたー!
カッパに餌をとられたってことで決着。

翌日は花巻。
『宮沢賢治童話村』と『宮沢賢治記念館』へ。
どちらかといえば遠野の民話的な世界よりも、こっちの童話的な世界の方が子どもたちは喜ぶかなと思っていたのですが・・・。
童話村の方は、屋内施設がけっこう薄暗かったりして怖がっていたし、記念館の方も、昔はもっと子どもの喜ぶ童話的な展示が多くあったと思ったのだけれども、今はどちらかというとマニア向け、大人向けみたいな施設になっていて、子どもたちはあんまり食いつかなかった。

カッパ淵なんて、ただ小さな川が流れているだけなのに、他のどんな施設よりも、一番子供らがはしゃいでいたのが、何とも印象的でしたよ。

カッパ店長!

カッパ捕獲許可証を取得。

なぜか塗り絵を楽しむ。

カッパ釣りに没頭。

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