七曲峠 ~ 栗駒山 ― 2009年10月12日 20時12分
季節は移ろう、ということで、天気も上々ということで、今日はお仕事お休みにして、久しぶりにオートバイで出掛けました。
しばらくエンジンを掛けていなかったから、いきなりプラグがかぶってしまって、さらにバッテリーが弱っていまして、始動からして一苦労。
行き先、とりあえずの目的は秋田県羽後町、七曲峠。
去年、羽後町西馬音内の盆踊りを見に行った時に、道端で売っていた日本酒の名前が「七曲峠」。
酒の名前になる峠ってどんな峠?って、ずっと気になっていたので、いってみました。
西馬音内を過ぎて、国道を離れ、山の中へと分け入っていきます。くねくねとうねった峠道が上へ上へと伸びています。
ほんの数キロの短い峠、路面は荒れているし、見通しはきかないし、観光的なものは何もないただの山道だったけれども、なんだかちょっと気持ちよかった。
また走りたい道でした。
県道に下りて戻ります。西馬音内で昼食。
町のそば屋で名物だという「冷やしかけそば」を。
ただのかけそばだと思いきや、かなりそば粉率が高いと思われる麺のコシと歯ごたえ。こりゃ手打ちですな。
「掛け」なんで、そばの香りはあまりしないのが残念。でも意外に美味しかった。
羽後町を後にして東へ。少し走って、温泉に入って帰ろうと。
国道13合を横切り奥羽山脈方面へ、稲庭うどんで有名なの稲川町のうどん屋は車がギッシリ。さすが休日。
さて、いつもの泥湯温泉に行こうか、それとも久しぶりに栗駒山の須川温泉まで行こうか。思案しながら小安峡へさしかかると、ここも観光の車がギッシリ。
紅葉はまだやっと始まり掛けといったところだったので、標高の高い須川温泉を目指すことに。
ここの道路はほんとに良くなりました。
観光客があふれても、車がつっかえて渋滞するなんてことが無くなりました。
けっこう上っていってもまだ山々は青々としていて紅葉の気配無し、と思っていたら、いきなり空気が冷たくなって、まわりの景色が突然明るくなりました。新緑からいきなり一面紅葉に様変わりです。
上の方はもう葉っぱが茶色くなっています。
ここも車がギッシリ。駐車場に入りきれなくて、路肩にまで停まっています。
でも知ってるんです。駐車場がいっぱいのわりにお風呂が空いていることを。ほとんど山歩きの人たちで、温泉目的で来る人が少ないことを。
今回も秋田県側の栗駒山荘のお風呂に入りました。思った通りそれほど混んでいません。
青白く濁ったお湯はぬるめで、露天風呂の方は風が冷たく入っていられませんでした。
内湯にゆっくり浸かっていたらあくびが出て仕方がない。あ~気持ちいい。
たっぷり温泉を堪能して帰宅しました。
明日からまた仕事。
しばらくエンジンを掛けていなかったから、いきなりプラグがかぶってしまって、さらにバッテリーが弱っていまして、始動からして一苦労。
行き先、とりあえずの目的は秋田県羽後町、七曲峠。
去年、羽後町西馬音内の盆踊りを見に行った時に、道端で売っていた日本酒の名前が「七曲峠」。
酒の名前になる峠ってどんな峠?って、ずっと気になっていたので、いってみました。
西馬音内を過ぎて、国道を離れ、山の中へと分け入っていきます。くねくねとうねった峠道が上へ上へと伸びています。
ほんの数キロの短い峠、路面は荒れているし、見通しはきかないし、観光的なものは何もないただの山道だったけれども、なんだかちょっと気持ちよかった。
また走りたい道でした。
県道に下りて戻ります。西馬音内で昼食。
町のそば屋で名物だという「冷やしかけそば」を。
ただのかけそばだと思いきや、かなりそば粉率が高いと思われる麺のコシと歯ごたえ。こりゃ手打ちですな。
「掛け」なんで、そばの香りはあまりしないのが残念。でも意外に美味しかった。
羽後町を後にして東へ。少し走って、温泉に入って帰ろうと。
国道13合を横切り奥羽山脈方面へ、稲庭うどんで有名なの稲川町のうどん屋は車がギッシリ。さすが休日。
さて、いつもの泥湯温泉に行こうか、それとも久しぶりに栗駒山の須川温泉まで行こうか。思案しながら小安峡へさしかかると、ここも観光の車がギッシリ。
紅葉はまだやっと始まり掛けといったところだったので、標高の高い須川温泉を目指すことに。
ここの道路はほんとに良くなりました。
観光客があふれても、車がつっかえて渋滞するなんてことが無くなりました。
けっこう上っていってもまだ山々は青々としていて紅葉の気配無し、と思っていたら、いきなり空気が冷たくなって、まわりの景色が突然明るくなりました。新緑からいきなり一面紅葉に様変わりです。
上の方はもう葉っぱが茶色くなっています。
ここも車がギッシリ。駐車場に入りきれなくて、路肩にまで停まっています。
でも知ってるんです。駐車場がいっぱいのわりにお風呂が空いていることを。ほとんど山歩きの人たちで、温泉目的で来る人が少ないことを。
今回も秋田県側の栗駒山荘のお風呂に入りました。思った通りそれほど混んでいません。
青白く濁ったお湯はぬるめで、露天風呂の方は風が冷たく入っていられませんでした。
内湯にゆっくり浸かっていたらあくびが出て仕方がない。あ~気持ちいい。
たっぷり温泉を堪能して帰宅しました。
明日からまた仕事。
風が変わった ― 2009年08月16日 17時18分
今年の夏はジンジン日が照ったり、ザンザン雨が降ったりの繰り返し。
昨日はジンジンの方だったので、久しぶりにオートバイで走りに行ってきました。
真室川町から酒田に抜ける国道344号線、通称青沢越え。
20代の頃は仲間とよく走りに来たものです。
タイトなコーナーがどこまでも続いて、細く暗く長いトンネルがあって、最後には狭い未舗装路に突き当たってUターンといったパターンでした。だんだんと新しいトンネルが出来たり、道幅が広げられたり、全線舗装され、庄内まで難なくいけるようになりました。
それでもまだ真室川町方面は昔の道路が残っていて、十分走りが楽しめます。
向かう途中数台のオートバイともすれ違いました。
実際走ってみると、もうだいぶ舗装が荒れていて、とてもスピードを出して走れる状態ではなかったのですが、夏の山々を縫ってオートバイを走らせる心地よさは変わりません。
気が付けばもう8月も半ば。日差しは強いながら、体に感じる風は秋っぽい感触に変わっていました。
昨日はジンジンの方だったので、久しぶりにオートバイで走りに行ってきました。
真室川町から酒田に抜ける国道344号線、通称青沢越え。
20代の頃は仲間とよく走りに来たものです。
タイトなコーナーがどこまでも続いて、細く暗く長いトンネルがあって、最後には狭い未舗装路に突き当たってUターンといったパターンでした。だんだんと新しいトンネルが出来たり、道幅が広げられたり、全線舗装され、庄内まで難なくいけるようになりました。
それでもまだ真室川町方面は昔の道路が残っていて、十分走りが楽しめます。
向かう途中数台のオートバイともすれ違いました。
実際走ってみると、もうだいぶ舗装が荒れていて、とてもスピードを出して走れる状態ではなかったのですが、夏の山々を縫ってオートバイを走らせる心地よさは変わりません。
気が付けばもう8月も半ば。日差しは強いながら、体に感じる風は秋っぽい感触に変わっていました。
やむにやまれず ― 2009年06月03日 21時00分
田植えが終わって、ちょっと気が楽になって、けっこうダラダラとあれこれ片付けなどをしています。
いやあ、けっこう疲れがたまっているのです。
左の肘の辺りがジンジン痛い。右足の親指の付け根あたりから土踏まずにかけて打撲的な痛みがキツイ。両ふくらはぎが硬くなっている。
どうです。体がもうボロボロです。仕事するのがタイヘンです。すこし静養しないといけません。ってことで温泉へ。
じつは5日の日に妻と中山平温泉のスタンプラリーの仕上げをする予定なんですけど、キャンセルになる可能性もあるしぃ、なにより、このボロボロの体では明日の仕事にも差し支えるしぃ、やっぱり今日のうちに行ってこようってことで、オートバイを飛ばして秋田県・泥湯温泉へ。
えっ、車で近場の温泉でいいじゃないかとのご意見もありますが、いやたまにオートバイも動かしてあげないと。
泥湯温泉は去年の春、地震が起こる前に行ったきりで一年ぶりです。
さすがに6月の平日、ほとんど観光客がいません。
今回は奥山旅館の道路向かいにある小さい方の露天風呂に入りました。
山側の大きい方よりも、川の音を聞きながら入れるこっちの方が好きなんです。
こっちは混浴だったんですね。ゆっくり湯船に浸かっていると妙齢の女性が入ってきたのでした。おっと目が合ってそのまま出て行ってしまいました。なんか悪いことしたな。
硫黄の香りのするお湯は白濁して、湯船の底にまさしく泥状の沈殿物が溜まっています。
お湯を味わってみると酸味があって、ちょっと鉄っぽい味もします。
けっこうぬるめで、空気もひやりとしていて、川の音と蛙の合唱を聴きながら、ほんとにのんび~り、入ったりあがったりを繰り返し、一時間近くお湯を楽しんでしまいました。
疲れは・・・取れたような、気がします。心の疲れはだいぶ取れましたね。
ほんとはもうちょっと、オートバイで走ってみたい所があったんだけれども、それはやめておきました。帰ってまた仕事です。
いやあ、けっこう疲れがたまっているのです。
左の肘の辺りがジンジン痛い。右足の親指の付け根あたりから土踏まずにかけて打撲的な痛みがキツイ。両ふくらはぎが硬くなっている。
どうです。体がもうボロボロです。仕事するのがタイヘンです。すこし静養しないといけません。ってことで温泉へ。
じつは5日の日に妻と中山平温泉のスタンプラリーの仕上げをする予定なんですけど、キャンセルになる可能性もあるしぃ、なにより、このボロボロの体では明日の仕事にも差し支えるしぃ、やっぱり今日のうちに行ってこようってことで、オートバイを飛ばして秋田県・泥湯温泉へ。
えっ、車で近場の温泉でいいじゃないかとのご意見もありますが、いやたまにオートバイも動かしてあげないと。
泥湯温泉は去年の春、地震が起こる前に行ったきりで一年ぶりです。
さすがに6月の平日、ほとんど観光客がいません。
今回は奥山旅館の道路向かいにある小さい方の露天風呂に入りました。
山側の大きい方よりも、川の音を聞きながら入れるこっちの方が好きなんです。
こっちは混浴だったんですね。ゆっくり湯船に浸かっていると妙齢の女性が入ってきたのでした。おっと目が合ってそのまま出て行ってしまいました。なんか悪いことしたな。
硫黄の香りのするお湯は白濁して、湯船の底にまさしく泥状の沈殿物が溜まっています。
お湯を味わってみると酸味があって、ちょっと鉄っぽい味もします。
けっこうぬるめで、空気もひやりとしていて、川の音と蛙の合唱を聴きながら、ほんとにのんび~り、入ったりあがったりを繰り返し、一時間近くお湯を楽しんでしまいました。
疲れは・・・取れたような、気がします。心の疲れはだいぶ取れましたね。
ほんとはもうちょっと、オートバイで走ってみたい所があったんだけれども、それはやめておきました。帰ってまた仕事です。
走り納めで温泉に ― 2008年11月13日 19時58分
週末辺りからまた天気が崩れて来るというので、オートバイの走り納めってことで、ちょっと出掛けてきました。
この時期の新庄はたまに晴れてもお昼頃まで霧が深くてオートバイで走ったらビショビショになってしまいます。
そんなわけでお昼過ぎからさっと行ってこられるところってことで、お隣大蔵村の肘折温泉へ。
お隣といっても肘折温泉はかなりの山奥。うちからオートバイで1時間弱。むしろ秋田県の秋の宮温泉郷のほうが近いくらい。
わりと近くて走り処もあるってことで、今まではいつも秋田の温泉にばかり行っていたのだけれども、今年になって県内の温泉、銀山温泉や肘折温泉にも足をのばしました。
銀山温泉、肘折温泉、秋の宮温泉郷。どこもうちから1時間以内。もうちょっと足をのばすと、泥湯温泉、須川温泉、中山平、鬼首、鳴子温泉郷。全国的に有名な秘湯、名湯が目白押しです。
で、今回は肘折温泉。以前来た時は肘折のもうちょっと奥、黄金温泉の『カルデラ温泉館』に入浴しました。うっすら褐色のやわらかな肌触りの温泉と、炭酸が弾ける冷泉があって、なかなかいい湯でした。
今回は王道、温泉街の共同浴場に入るのが目的です。
褐色に燃え立つような終わりかけた紅葉の山々を越え、行く先のずっと先に凍えるような氷雪を抱いた月山が見えてくると目的地は間近。深い山々を越えていく行程は実際の距離以上に遠く感じます。
共同駐車場にバイクを停めて温泉街へ。
狭い通りを押しつぶすように古い旅館がひしめき合っています。
銀山温泉が大正ロマンの温泉街なら、肘折温泉は昭和レトロの温泉街ですね。昭和30~40年代の風情がただよっています。
レトロなのは町並みだけではなくて、行き交う人々もレトロ。
昼間っから旅館の浴衣を着たじいさんばあさん達が通りにあふれています。タイムスリップしてきたというより、場違いな場所に来てしまったような居心地の悪さがなんとも・・・。
目的の共同浴場『上の湯』へ。
入浴料200円。共同浴場としてはかなり広い浴槽。
お湯はぬるめでサラッとした感じ。においもひかえめです。じっくり長く浸かっていられるのはいいけれども、このお湯・・・だいぶ薄めてあるのかね?
浴室の隅の小さな囲いに注がれる『あがり湯』は温度がけっこう熱めで、においも肌触りも濃厚なのに。
それとも源泉が違うのだろうかか??ちょっと物足りない感じでした。
ともあれ温泉を堪能し、無事今年の走り修め終了です。
この時期の新庄はたまに晴れてもお昼頃まで霧が深くてオートバイで走ったらビショビショになってしまいます。
そんなわけでお昼過ぎからさっと行ってこられるところってことで、お隣大蔵村の肘折温泉へ。
お隣といっても肘折温泉はかなりの山奥。うちからオートバイで1時間弱。むしろ秋田県の秋の宮温泉郷のほうが近いくらい。
わりと近くて走り処もあるってことで、今まではいつも秋田の温泉にばかり行っていたのだけれども、今年になって県内の温泉、銀山温泉や肘折温泉にも足をのばしました。
銀山温泉、肘折温泉、秋の宮温泉郷。どこもうちから1時間以内。もうちょっと足をのばすと、泥湯温泉、須川温泉、中山平、鬼首、鳴子温泉郷。全国的に有名な秘湯、名湯が目白押しです。
で、今回は肘折温泉。以前来た時は肘折のもうちょっと奥、黄金温泉の『カルデラ温泉館』に入浴しました。うっすら褐色のやわらかな肌触りの温泉と、炭酸が弾ける冷泉があって、なかなかいい湯でした。
今回は王道、温泉街の共同浴場に入るのが目的です。
褐色に燃え立つような終わりかけた紅葉の山々を越え、行く先のずっと先に凍えるような氷雪を抱いた月山が見えてくると目的地は間近。深い山々を越えていく行程は実際の距離以上に遠く感じます。
共同駐車場にバイクを停めて温泉街へ。
狭い通りを押しつぶすように古い旅館がひしめき合っています。
銀山温泉が大正ロマンの温泉街なら、肘折温泉は昭和レトロの温泉街ですね。昭和30~40年代の風情がただよっています。
レトロなのは町並みだけではなくて、行き交う人々もレトロ。
昼間っから旅館の浴衣を着たじいさんばあさん達が通りにあふれています。タイムスリップしてきたというより、場違いな場所に来てしまったような居心地の悪さがなんとも・・・。
目的の共同浴場『上の湯』へ。
入浴料200円。共同浴場としてはかなり広い浴槽。
お湯はぬるめでサラッとした感じ。においもひかえめです。じっくり長く浸かっていられるのはいいけれども、このお湯・・・だいぶ薄めてあるのかね?
浴室の隅の小さな囲いに注がれる『あがり湯』は温度がけっこう熱めで、においも肌触りも濃厚なのに。
それとも源泉が違うのだろうかか??ちょっと物足りない感じでした。
ともあれ温泉を堪能し、無事今年の走り修め終了です。
さんざんな一日 ― 2008年09月27日 19時27分
ここ数日雨が続いて稲刈りは小休止です。
ついこの間まであった夏の名残が冷たい雨風によってすっかり消え去ってしまいました。
今日はかなり寒いです。
午前中、太陽は見えるものの強風に乗って雨雲が次々押し寄せ、時々雨を降らす。
そういえば、稲刈り前に車検に出していたオートバイを取りに行かないと。
バイク屋は山形市、ウチから70kmほどある。行って帰って半日潰れてしまう。
午後から天気はどうだっけ?
昨日の予報だとたしか曇り。降水確率も10%か20%くらいだったはず。
先日知人と食べ物の話をしていたら無性に太くて固い蕎麦が食べたくなっていたので、オートバイを取りに行った帰りに「三郎兵衛そば」に寄っててこようなんて考えながら出発した。
代車はカワサキのバリオス。250ccの水冷4気筒エンジン。エンジンが一分間に19,000回転もするという強者。コンパクトで軽く扱いやすい。たまにはこんなバイクもいいなあなんて思いながら・・・20kmくらい走ったらちぎれた雨雲が雨を降らしている。
まいったな、カッパを着て走り出す。
大石田から村山、寒河江辺りまでは小雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気。
バイク屋に到着、山形市はそこそこ天気がいい。
オートバイを受け取り、コーヒー一杯飲んですぐ出発。黒くて太い手打ち蕎麦が待っている。
走り出したらまた雨。寒河江市辺りで突然エンジンがストップ。そうだった。ガソリンタンクが空だ。
バイクを預けに来る時給油しようかどうしようか迷った末、引き取りに来た時に入れようと決めたのだった。
これもガソリン代高騰のせいだ。
あと数百メートル先にガソリンスタンドの看板。惜しい、もう少しだった。
バイクを降りてガソリンスタンドまで引いていく。ほんの数百メートル。カッパの中は汗まみれになってしまった。
ガソリンを入れ再度出発したもの、雨はまた強くなってきた。
ところで、リュックを背負ってきた。車検証やらなにやら書類とか、本屋に寄って本でも買って入れようとか思って背負ってきたが、カッパを着るとこれがジャマになる。
新調、おろしたてのカッパである。今まで長年着ていたやつはこの夏のツーリングでとうとう寿命が尽きてしまった。けっこうダボッとしたやつで、リュックを背負ってその上から着ることが出来た。
新しく買ったやつは着心地がよく動きやすい。代わりにリュックの上から着ようとすると前のファスナーが閉まらなくなってしまう。
行きはリュックが空でなんとか上から着られたが、バイクを押して歩いて暑くなったので、秋冬用の厚手のライディングジャケットを入れたらもうダメ。もちろんリュックは防水なんかじゃない。外に背負ったら中身が濡れてしまう。
考えた結果、リュックの中身をカッパの上着で包んでリュックに詰め込む。なあに、これくらいの雨ならライディングジャケットでも大丈夫だろう。
そんなに強くは降っていない。でもだんだん雲が厚くなってくる。風も強い。
なんやかやで時間を食って、とても蕎麦を食っている時間がない。さらに濡れネズミで店にはいるのはかなりためらわれる。蕎麦屋断念。
あちらこちらに立つ大きな虹が憎らしい。
大石田、尾花沢辺りで本格的な雨。袖の辺りがだんだん冷たくなってきた。
新庄に入る頃には胴体まで雨がしみこんで、かなり寒い。手指もかじかんできた。
寒い寒いと新庄市内に入ったら雨が止んだ。きれいな夕焼けまで見える。こっちは降ってなかったのかあ?
あ~、おとなしく仕事してればよかったかな~。ことごとく外したなあ。
でも行かなかったら、「せっかく晴れたのに行けばよかったなあ」って思ったんだろうなあ。
蕎麦~。
ついこの間まであった夏の名残が冷たい雨風によってすっかり消え去ってしまいました。
今日はかなり寒いです。
午前中、太陽は見えるものの強風に乗って雨雲が次々押し寄せ、時々雨を降らす。
そういえば、稲刈り前に車検に出していたオートバイを取りに行かないと。
バイク屋は山形市、ウチから70kmほどある。行って帰って半日潰れてしまう。
午後から天気はどうだっけ?
昨日の予報だとたしか曇り。降水確率も10%か20%くらいだったはず。
先日知人と食べ物の話をしていたら無性に太くて固い蕎麦が食べたくなっていたので、オートバイを取りに行った帰りに「三郎兵衛そば」に寄っててこようなんて考えながら出発した。
代車はカワサキのバリオス。250ccの水冷4気筒エンジン。エンジンが一分間に19,000回転もするという強者。コンパクトで軽く扱いやすい。たまにはこんなバイクもいいなあなんて思いながら・・・20kmくらい走ったらちぎれた雨雲が雨を降らしている。
まいったな、カッパを着て走り出す。
大石田から村山、寒河江辺りまでは小雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気。
バイク屋に到着、山形市はそこそこ天気がいい。
オートバイを受け取り、コーヒー一杯飲んですぐ出発。黒くて太い手打ち蕎麦が待っている。
走り出したらまた雨。寒河江市辺りで突然エンジンがストップ。そうだった。ガソリンタンクが空だ。
バイクを預けに来る時給油しようかどうしようか迷った末、引き取りに来た時に入れようと決めたのだった。
これもガソリン代高騰のせいだ。
あと数百メートル先にガソリンスタンドの看板。惜しい、もう少しだった。
バイクを降りてガソリンスタンドまで引いていく。ほんの数百メートル。カッパの中は汗まみれになってしまった。
ガソリンを入れ再度出発したもの、雨はまた強くなってきた。
ところで、リュックを背負ってきた。車検証やらなにやら書類とか、本屋に寄って本でも買って入れようとか思って背負ってきたが、カッパを着るとこれがジャマになる。
新調、おろしたてのカッパである。今まで長年着ていたやつはこの夏のツーリングでとうとう寿命が尽きてしまった。けっこうダボッとしたやつで、リュックを背負ってその上から着ることが出来た。
新しく買ったやつは着心地がよく動きやすい。代わりにリュックの上から着ようとすると前のファスナーが閉まらなくなってしまう。
行きはリュックが空でなんとか上から着られたが、バイクを押して歩いて暑くなったので、秋冬用の厚手のライディングジャケットを入れたらもうダメ。もちろんリュックは防水なんかじゃない。外に背負ったら中身が濡れてしまう。
考えた結果、リュックの中身をカッパの上着で包んでリュックに詰め込む。なあに、これくらいの雨ならライディングジャケットでも大丈夫だろう。
そんなに強くは降っていない。でもだんだん雲が厚くなってくる。風も強い。
なんやかやで時間を食って、とても蕎麦を食っている時間がない。さらに濡れネズミで店にはいるのはかなりためらわれる。蕎麦屋断念。
あちらこちらに立つ大きな虹が憎らしい。
大石田、尾花沢辺りで本格的な雨。袖の辺りがだんだん冷たくなってきた。
新庄に入る頃には胴体まで雨がしみこんで、かなり寒い。手指もかじかんできた。
寒い寒いと新庄市内に入ったら雨が止んだ。きれいな夕焼けまで見える。こっちは降ってなかったのかあ?
あ~、おとなしく仕事してればよかったかな~。ことごとく外したなあ。
でも行かなかったら、「せっかく晴れたのに行けばよかったなあ」って思ったんだろうなあ。
蕎麦~。
信州そばと上州うどん ― 2008年08月28日 18時42分
きのうのつづき、今回は食べ物の話。
田舎で農業なんかやっていると、とにかくうちのごはんが大好き。
外食が二食以上続くなんてのはたまりません。
しかし旅行となれば致し方なし。
初日は庄内経由で朝五時半出発。なので、朝から外食。七時過ぎに温海の道の駅「しゃりん」で立ち食いうどん。朝から開いているのはうれしいかぎり。焼きおにぎりもあったけれど、早速の雨で寒かったので、温かいものにしました。
北陸道、関越道と高速道路を走って群馬県、月夜野インターで下り、またまた道の駅で雨が止むのをじーっと待つもサッパリ止む気配無し。
お昼はそこの食堂でカレーライスを食べる。それなりの味。農産物直売所で売っていた「ビーンズおやき」なるものを食べてみる。ニラの入ったもっちりした生地にゴマ油の風味。おやきというよりチヂミだな。
雨の中二、三城跡を観て、この日の泊まりは川原湯温泉。国道145号線沿い、吾妻川沿いの谷に張り付いた小さな温泉場。旅館が10軒ほどあるだろうか、こぢんまりとした静かな温泉街。数年後にはダムの底に沈んでしまうそうな。モッタイナイ。
宿は旅館「丸木屋」。やっと普通の料理が食べられる。
お刺身やヤマメの塩焼きもあるけれど、キュウリ、ミョウガ、オクラなど野菜の料理が普通に美味しかった。ホッとしました。
旅館で朝食を食べ、長野へ向け出発。鳥居峠を越え長野県上田市へ。
お昼は上田市内の蕎麦屋「刀屋」。作家・池波正太郎ゆかりの店とあって、観光マップ片手の観光客がたくさん(私もその一人)。中にはタクシーで乗り付ける人まで。
テーブル席が四つに入れ込みの座敷が三席。小さな店にお客さんがギッシリ。
それでも店の人の客さばきがよくて、バタバタした感じはなく、観光客に混じって地元のおじさんが一人ビールを飲んでいたりして、いい雰囲気。
食べたのは「さなだそば」。
コシのしっかりした本格手打ちそば。山形の板そば並みの盛りのよさ。
これを味噌のつゆで食べる。味噌を出汁で溶いて、めんつゆを少し加えたもの。素朴な味わいがなかなかでした。
上田から軽井沢を経てまた群馬県に入ったら冷たい雨。この日の宿は草津温泉の温泉街から3kmほど下ったところにある「ライダーハウス ウィート」。隣にある手打ちうどんの店「麦」が経営しています。
やはり信州が蕎麦ならば上州はうどんだろうってことで夕食は鍋焼きうどんを。
麺は腰が弱めでもっちりしたタイプ。普通のうどんの2,3倍はあろうかという太い平打ち麺。ボリュームたっぷりで冷えた体が温まりました。
三日目は朝六時半に出発。沼田経由で国道120号を日光まで。朝食を食べるタイミングを逃し、十時頃、吹割の滝にある「いわな庵」でイワナの塩焼きを食べる。炭火でしっかり焼いていて、頭や骨はサックリ香ばしく、身はほっくり。美味しかった。
旅の最後の食事は東北自動車道・上河内SA。宇都宮餃子のいろんな店の餃子が食べられるようだったが、カレーライスを。
このカレーがけっこう美味しかった。
家に帰ったのが夕方六時。夕食はいつも通り、ナスの素揚げにキュウリの浅漬け。やっぱり家のごはんが一番。
田舎で農業なんかやっていると、とにかくうちのごはんが大好き。
外食が二食以上続くなんてのはたまりません。
しかし旅行となれば致し方なし。
初日は庄内経由で朝五時半出発。なので、朝から外食。七時過ぎに温海の道の駅「しゃりん」で立ち食いうどん。朝から開いているのはうれしいかぎり。焼きおにぎりもあったけれど、早速の雨で寒かったので、温かいものにしました。
北陸道、関越道と高速道路を走って群馬県、月夜野インターで下り、またまた道の駅で雨が止むのをじーっと待つもサッパリ止む気配無し。
お昼はそこの食堂でカレーライスを食べる。それなりの味。農産物直売所で売っていた「ビーンズおやき」なるものを食べてみる。ニラの入ったもっちりした生地にゴマ油の風味。おやきというよりチヂミだな。
雨の中二、三城跡を観て、この日の泊まりは川原湯温泉。国道145号線沿い、吾妻川沿いの谷に張り付いた小さな温泉場。旅館が10軒ほどあるだろうか、こぢんまりとした静かな温泉街。数年後にはダムの底に沈んでしまうそうな。モッタイナイ。
宿は旅館「丸木屋」。やっと普通の料理が食べられる。
お刺身やヤマメの塩焼きもあるけれど、キュウリ、ミョウガ、オクラなど野菜の料理が普通に美味しかった。ホッとしました。
旅館で朝食を食べ、長野へ向け出発。鳥居峠を越え長野県上田市へ。
お昼は上田市内の蕎麦屋「刀屋」。作家・池波正太郎ゆかりの店とあって、観光マップ片手の観光客がたくさん(私もその一人)。中にはタクシーで乗り付ける人まで。
テーブル席が四つに入れ込みの座敷が三席。小さな店にお客さんがギッシリ。
それでも店の人の客さばきがよくて、バタバタした感じはなく、観光客に混じって地元のおじさんが一人ビールを飲んでいたりして、いい雰囲気。
食べたのは「さなだそば」。
コシのしっかりした本格手打ちそば。山形の板そば並みの盛りのよさ。
これを味噌のつゆで食べる。味噌を出汁で溶いて、めんつゆを少し加えたもの。素朴な味わいがなかなかでした。
上田から軽井沢を経てまた群馬県に入ったら冷たい雨。この日の宿は草津温泉の温泉街から3kmほど下ったところにある「ライダーハウス ウィート」。隣にある手打ちうどんの店「麦」が経営しています。
やはり信州が蕎麦ならば上州はうどんだろうってことで夕食は鍋焼きうどんを。
麺は腰が弱めでもっちりしたタイプ。普通のうどんの2,3倍はあろうかという太い平打ち麺。ボリュームたっぷりで冷えた体が温まりました。
三日目は朝六時半に出発。沼田経由で国道120号を日光まで。朝食を食べるタイミングを逃し、十時頃、吹割の滝にある「いわな庵」でイワナの塩焼きを食べる。炭火でしっかり焼いていて、頭や骨はサックリ香ばしく、身はほっくり。美味しかった。
旅の最後の食事は東北自動車道・上河内SA。宇都宮餃子のいろんな店の餃子が食べられるようだったが、カレーライスを。
このカレーがけっこう美味しかった。
家に帰ったのが夕方六時。夕食はいつも通り、ナスの素揚げにキュウリの浅漬け。やっぱり家のごはんが一番。
雨の中をひたすら走った。 …寒かった…。 ― 2008年08月27日 20時40分
今年もまたツーリングに行ってきました。2泊3日。栃木、群馬、長野辺りを走ってきました。
日光から沼田を経由して草津、軽井沢へと続くルート、「日本ロマンチック街道」と名の付いているルートです。
オートバイ乗りならば一度は走ってみなければと、行ってはみたのですが・・・。
それがまたずーっと雨。気温もずっと20℃以下で寒いこと寒いこと。
草津から万座辺りの標高の高い、景色の良さそうなところは、雨と深い霧でサッパリなんにも見えませんでした。どころか、ヘルメットのシールドに張り付く雨粒をぬぐいながら濡れた路面の急カーブを下る大変さ。すんごい疲れました。
と、悪いことばかりでもありません。今回の目的は走ることの他にもう一つ。
池波正太郎『真田太平記』の舞台を廻ってみようということ。
真田太平記を読んだのは20代の終わり頃だったでしょうか。戦国時代に勇名をはせた真田一族の趨勢を描いた全十二巻の長編小説です。長野県上田市から群馬県沼田市へのルートはその主要舞台で、一度実際に訪れてみたいと思っていた土地でした。
雨の中、名胡桃城跡、沼田城跡、岩櫃城跡をめぐったあと、上田市に入ったらやっと雨が上がりました。
真田氏本城跡、上田城跡(跡ばっかり)をめぐり、真田氏歴史館、池波正太郎真田太平記館で歴史的な展示品を観、最後に池波正太郎ゆかりの蕎麦屋・刀屋で「さなだそば」をいただきました。
雨中走行でかなり難儀な思いはしたけれど、長年の念願だった、こっちの目的を実現できたのでまんぞく、まんぞくです。
日光から沼田を経由して草津、軽井沢へと続くルート、「日本ロマンチック街道」と名の付いているルートです。
オートバイ乗りならば一度は走ってみなければと、行ってはみたのですが・・・。
それがまたずーっと雨。気温もずっと20℃以下で寒いこと寒いこと。
草津から万座辺りの標高の高い、景色の良さそうなところは、雨と深い霧でサッパリなんにも見えませんでした。どころか、ヘルメットのシールドに張り付く雨粒をぬぐいながら濡れた路面の急カーブを下る大変さ。すんごい疲れました。
と、悪いことばかりでもありません。今回の目的は走ることの他にもう一つ。
池波正太郎『真田太平記』の舞台を廻ってみようということ。
真田太平記を読んだのは20代の終わり頃だったでしょうか。戦国時代に勇名をはせた真田一族の趨勢を描いた全十二巻の長編小説です。長野県上田市から群馬県沼田市へのルートはその主要舞台で、一度実際に訪れてみたいと思っていた土地でした。
雨の中、名胡桃城跡、沼田城跡、岩櫃城跡をめぐったあと、上田市に入ったらやっと雨が上がりました。
真田氏本城跡、上田城跡(跡ばっかり)をめぐり、真田氏歴史館、池波正太郎真田太平記館で歴史的な展示品を観、最後に池波正太郎ゆかりの蕎麦屋・刀屋で「さなだそば」をいただきました。
雨中走行でかなり難儀な思いはしたけれど、長年の念願だった、こっちの目的を実現できたのでまんぞく、まんぞくです。
風景 ― 2008年07月26日 20時24分
今日もまた暑かった。
「真夏のような」ではなく、正真正銘の夏になりました。
午前中は畦の草刈りをしましたが、マジで目まいがしました。
これはヤバイなーと思いつつ、なんとか昼まで仕事をやり遂げました。エライ。
ということで、昼からはちょっと羽を伸ばして。オートバイで遠乗りに。
仕事ばっかりしていて、さっぱりオートバイに乗っていなかったので、ほんとに久しぶりです。
ガソリン高騰の折、やっぱ燃費のいいオートバイで買い物に行こうとか思っていても、荷物が多かったり、天気が悪かったり、何をするにも結局自動車。
またいつものコース。国道13号を北上して秋田県に入り、秋の宮温泉から鬼首温泉までグルッと回って半日コース。
もうね、ちょっと走り出しただけで、すごい心が高揚してですね。そりゃまあ、自動車でドライブなんかの100倍気持ちいい。
山の具合、空の具合、雲の具合、道や家並みの具合など、自動車とはまったく違った風景が見えてきます。オートバイでしか見えない風景ってあるんですよ。
自転車のそれともまた微妙に違うんですね。たとえば上り下りを力を込めて漕ぎながら見る景色と、アクセルとブレーキ、右手のひねりだけで見る景色とでは心持ちが違いますから。
見える景色だけではなく、温度や湿度、臭いといった空気感。これも自動車では味わうことが出来ません。
地元がこんなに好きなのはオートバイに乗っているからかもしれません。
東北がこんなに好きなのはオートバイに乗っているからかも。
日本がこんなに好きなのはオートバイに乗っているからかも。
「真夏のような」ではなく、正真正銘の夏になりました。
午前中は畦の草刈りをしましたが、マジで目まいがしました。
これはヤバイなーと思いつつ、なんとか昼まで仕事をやり遂げました。エライ。
ということで、昼からはちょっと羽を伸ばして。オートバイで遠乗りに。
仕事ばっかりしていて、さっぱりオートバイに乗っていなかったので、ほんとに久しぶりです。
ガソリン高騰の折、やっぱ燃費のいいオートバイで買い物に行こうとか思っていても、荷物が多かったり、天気が悪かったり、何をするにも結局自動車。
またいつものコース。国道13号を北上して秋田県に入り、秋の宮温泉から鬼首温泉までグルッと回って半日コース。
もうね、ちょっと走り出しただけで、すごい心が高揚してですね。そりゃまあ、自動車でドライブなんかの100倍気持ちいい。
山の具合、空の具合、雲の具合、道や家並みの具合など、自動車とはまったく違った風景が見えてきます。オートバイでしか見えない風景ってあるんですよ。
自転車のそれともまた微妙に違うんですね。たとえば上り下りを力を込めて漕ぎながら見る景色と、アクセルとブレーキ、右手のひねりだけで見る景色とでは心持ちが違いますから。
見える景色だけではなく、温度や湿度、臭いといった空気感。これも自動車では味わうことが出来ません。
地元がこんなに好きなのはオートバイに乗っているからかもしれません。
東北がこんなに好きなのはオートバイに乗っているからかも。
日本がこんなに好きなのはオートバイに乗っているからかも。
晩秋のオートバイ ― 2007年11月07日 19時57分
この季節にはめずらしく、朝から日が差した。霧も早くに晴れていった。
こりゃ行くしかない。久しぶりにオートバイで温泉にでも。仕事ばっかりしてたからね。今年の走り納めってことで。
行く先はやっぱりいつもの通り仙秋ライン、秋の宮温泉郷へ。
この秋の宮の佇まいが好きなんだな。
山を背負った国道沿いに民家がぽつぽつと並び、その中に温泉宿が点在している。紅葉がまた美しい。民家や、その後ろに控える山々を眺めながら、この道をダラダラ走るのが好きなんだ。
好きなんだけれど、今回はここで温泉には入らない。
山越えの細い道に入り、泥湯温泉へ。これもいつものパターンだな。
いや、すっかり秋も終わりの風情。細い山道の周りはもう紅葉もすっかり赤から褐色に変わっている。一面茶色い枯れた風景もまた美しい。
晩秋の風が吹き、枯れ葉を降らせる。舞い踊る枯れ葉の間を縫って走る快感よ。
標高が高くなってくると、さすがに手足がかじかんでくる。木々もすっかり葉っぱを落として、雪を待つばかりの状態。
オートバイを停め、久しぶりに『川原毛地獄』を歩いてみる。草一つ生えない真っ白な岩山の荒涼とした世界。そこかしこに「硫化水素ガス発生。危険。立ち入り禁止」の看板。オソロシや&風が冷たい。
そこからちょっと走るといつもの泥湯温泉。
深い山に囲まれた、宿が三軒だけの小さな温泉郷。それでも休日となれば観光客であふれかえる。
しかし晩秋の、しかも平日とあって、観光客は数える程度。
駐車場の中にも「危険・硫化水素ガス発生」の看板。
『奥山旅館』の露天風呂へ。
露天風呂は2つある。最近は新しくできた大きい方の露天風呂にしか入っていなかったので、小さい方に入ってみる。川の流れる音を聞きながら入れるこっちの方がほんとは好きなんだ。
ちょっとぬるめで、たっぷりどっぷり、体がとろけてしまうほどじっくり浸かる。
風が冷たいので、気持ちいい。
温泉のあとはやっぱりいつもの『どろゆ食堂』でラーメンを食べる。
ごく普通の、昔懐かしい感じの醤油ラーメン。美味いんだこれが。おばちゃんが一般家庭の台所に毛が生えたような厨房で作る。
今度の日曜で今年の営業は終わりだそうだ。来てよかったな。
こりゃ行くしかない。久しぶりにオートバイで温泉にでも。仕事ばっかりしてたからね。今年の走り納めってことで。
行く先はやっぱりいつもの通り仙秋ライン、秋の宮温泉郷へ。
この秋の宮の佇まいが好きなんだな。
山を背負った国道沿いに民家がぽつぽつと並び、その中に温泉宿が点在している。紅葉がまた美しい。民家や、その後ろに控える山々を眺めながら、この道をダラダラ走るのが好きなんだ。
好きなんだけれど、今回はここで温泉には入らない。
山越えの細い道に入り、泥湯温泉へ。これもいつものパターンだな。
いや、すっかり秋も終わりの風情。細い山道の周りはもう紅葉もすっかり赤から褐色に変わっている。一面茶色い枯れた風景もまた美しい。
晩秋の風が吹き、枯れ葉を降らせる。舞い踊る枯れ葉の間を縫って走る快感よ。
標高が高くなってくると、さすがに手足がかじかんでくる。木々もすっかり葉っぱを落として、雪を待つばかりの状態。
オートバイを停め、久しぶりに『川原毛地獄』を歩いてみる。草一つ生えない真っ白な岩山の荒涼とした世界。そこかしこに「硫化水素ガス発生。危険。立ち入り禁止」の看板。オソロシや&風が冷たい。
そこからちょっと走るといつもの泥湯温泉。
深い山に囲まれた、宿が三軒だけの小さな温泉郷。それでも休日となれば観光客であふれかえる。
しかし晩秋の、しかも平日とあって、観光客は数える程度。
駐車場の中にも「危険・硫化水素ガス発生」の看板。
『奥山旅館』の露天風呂へ。
露天風呂は2つある。最近は新しくできた大きい方の露天風呂にしか入っていなかったので、小さい方に入ってみる。川の流れる音を聞きながら入れるこっちの方がほんとは好きなんだ。
ちょっとぬるめで、たっぷりどっぷり、体がとろけてしまうほどじっくり浸かる。
風が冷たいので、気持ちいい。
温泉のあとはやっぱりいつもの『どろゆ食堂』でラーメンを食べる。
ごく普通の、昔懐かしい感じの醤油ラーメン。美味いんだこれが。おばちゃんが一般家庭の台所に毛が生えたような厨房で作る。
今度の日曜で今年の営業は終わりだそうだ。来てよかったな。
ノリックが ― 2007年10月08日 16時31分
今朝起きてテレビをつけたらいきなりオートバイレーサー阿部典史事故死のニュースが飛び込んできて衝撃を受けた。
大型スクーター運転中、Uターン禁止の道路で Uターンしてきたトラックと衝突するというもらい事故だったそうだ。
まさか世界で活躍したライダーがこのような最期をむかえるとは、まったく信じられないし、やりきれない。まだ32歳だった。
94年の世界デビューとなった鈴鹿でのレースは今でも強烈に印象に残っている。世界のトップライダーを相手にタイヤがボロボロになるまで責め続けた走りは忘れられない。今でも録画したビデオをとってある。
それにしても、世界的レーサーの事故死というのに、マスコミの取り上げ方の小ささにはさらにショックを受けた。
それにしても早すぎる。信じられない。
ささやかながら、ご冥福をお祈りする。
大型スクーター運転中、Uターン禁止の道路で Uターンしてきたトラックと衝突するというもらい事故だったそうだ。
まさか世界で活躍したライダーがこのような最期をむかえるとは、まったく信じられないし、やりきれない。まだ32歳だった。
94年の世界デビューとなった鈴鹿でのレースは今でも強烈に印象に残っている。世界のトップライダーを相手にタイヤがボロボロになるまで責め続けた走りは忘れられない。今でも録画したビデオをとってある。
それにしても、世界的レーサーの事故死というのに、マスコミの取り上げ方の小ささにはさらにショックを受けた。
それにしても早すぎる。信じられない。
ささやかながら、ご冥福をお祈りする。
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