忘年会と雪と合鴨2006年12月01日 19時27分

昨夜はネットワーク農縁の忘年会。
話題が幅広いというか、普通の農家の飲み会とはちょっと趣が違います。
お開きになって、代行で帰るときは雨。
それが、朝起きてみたら雪で一面真っ白。うわっ、こんなに積もりやがった。
今日はアイガモの処理のため、宮城までいかなくちゃならない。
道路大丈夫だろうか?
とにもかくにも、朝五時半出発。
最上町を走っている頃、ちょっとずつ明るくなってくる。
夜明け前、一面の雪が薄ぼんやりと光り出すというか、浮き上がって来るというか、きれいなんだなこれが。
宮城県に入ると雪はあまり積もっていない。鳴子を過ぎるとほとんど雪はなくなった。
八時に現着。田んぼで働いてくれたアイガモたちは肉になってしまう。
毎日全国の小鳥たちに食べさせる雑穀の脱穀作業をしていて、今日は家で働いてくれたアイガモを食肉処理に出す。
農業なんてのは矛盾に満ちた、切ない商売ですな。

大変積もった2006年12月05日 18時06分

1日から雪がずんずん降り続き、けっこう積もってしまいました。
野外に設置していたアイガモの運動場の金網を撤去しようと思っていたのに、雪で埋もれてしまいました。
今日は雪から雨に変わりました。少し融けてくれると作業がし易くなるのですが。

ペット用雑穀の脱穀はなんとか今週中に終わりそうです。
しかし土曜日から3日間、東京の方に行かなきゃならないので、又作業が中断。雪が積もればハウスの除雪作業でまた仕事が遅れる。
小豆の販売は来年にずれ込みそうな感じになってきました。

世の中結構うまくいく。2006年12月06日 17時36分

いきなり雪が積もって、アイガモの金網の撤去はもう出来ないかなあと思っていたら、晴れました。気温も高い。雪が融けていく。
おかげで無事作業終了。

来年苗に使う培土5トンほど。
雪が積もってくると小屋の中に搬入できなくなるなあと思っていたら、今日業者さんが運んできました。グッドタイミング。うまい具合に雪が融けて、なんとか小屋の中に収まりました。

どうしよう、どうしようと困っていたことが意外にあっさり解決。
じつは世の中って、結構うまくいくように出来ているのかも。

これを「ひまだれ」という2006年12月08日 18時16分

明日から3日間、東京・神奈川の方に出かけてきます。
明日は川崎で「ネットワーク農縁」「新庄水田トラスト」の収穫祭。
それ以後は東京・神奈川の農縁関係のお店やなんかを廻ります。
家のお米は全部自分で販売していて、農縁やトラスト経由では販売していないんですが、たまには都市消費者の生の声に直に触れてみないと、わからないこともあります。
メールのやり取りだけだと気づかないことに気づいたりするもんです。

それにしてもスケジュールがちょっとハードかな。
今ちょうどやってるHABUさんの写真展を覗いてみたいけれど、時間無いかなあ。

東京・神奈川漫遊記2006年12月12日 21時15分

毎年恒例、「ネットワーク農縁」「新庄水田トラスト」の収穫感謝祭に参加してきました。
今年は川崎市宮前区の保育園をお借りしての開催。
会場は神奈川だけれども、こちらは消費者会員をお迎えする側。
料理も新庄のお米に新庄の料理、名物の芋煮。
終わってから会場を二駅先のビルに移してミーティング。
終わって、また数駅戻ってやっと宿に。
移動が疲れるったら。

農家十数名、翌日はお米などを扱って貰っているカフェや自然食品店などを分担で訪問。
午前中時間があったので、都心のラーメン屋に入る。
豚骨こってり系のラーメンを食べると必ずお腹が緩くなる。
そこで塩ラーメンを頼んだら、これがこってり&脂たっぷり。
案の定緩くなってきた。
下半身の緊張感と戦いながら、午後は府中のカフェスローのイベントに参加。
料理はなにやらよくわからん西洋料理みたいなもの。
農薬を控えた健康的な食材なんでしょうが、田舎もんの口と緩い腹には相性が悪いようで。
「スロー」とはいいながら、薄暗い閉鎖された空間に人いきれと音の洪水。すっかりまいってしまいました。
店の前の中庭で子猫とじゃれている方が楽しかったりして。
夜には小金井市の市民活動グループ「市民自治こがねい」の事務所におじゃま。
分散していたメンバーもみんな来ていて、さらには通りがかりの人も交えてのギュウギュウ詰め歓談。
翌日の訪問は鎌倉ということで、途中で退席。電車を乗り継ぎ、横浜のホテルにチェックインしたのは9時過ぎ。つかれた~。

最終日は鎌倉の修道院を訪問。シスターたちとの和やかな歓談。
毎年新庄に畑の草取りをしに来てくれる方たちです。
いや~、なんというかやっと生活のテンポが自然体な場所に来たって感じです。
クリスチャンではないけれど、やっと穏やかな心持ちになれました。
いただいた昼食がすばらしかった。
ほんの少し胚芽が残っているかなって位の精米と豚汁。
おかずは細かく刻んだカブの葉っぱの塩揉み、蕗の佃煮、大根と人参のなます。
シンプルで飾り気のない、それでいて生命力にあふれた本当の食事って感じでした。いやあうまかった。

最後に大田区久が原の修道院を訪問。こちらは過去に2度ほどおじゃましています。
こちらのシスターたちも明るく、和気藹々としていらっしゃる。
夕食にカレーライスをご馳走になりました。付け合わせに出た自家製ゴーヤのピクルスが絶品。
さらにはおみやげにいつもいただくシスターが焼かれたパン。これもまた絶品です。
贅沢なわけでもなく、それでいて本当にいい食事をしているんだと、私のお腹がいっておりました。

根雪になるか2006年12月18日 20時12分

数日暖かい日が続き、今月初めに積もった雪がほとんど消えて、やっぱり暖冬かな?と思っていたら、今日はだいぶ冷え込んで、また雪が積もりました。今度は根雪になりそうです。

ペット用雑穀の荷造り作業で大忙し。
明日から発送作業で、これまた大忙し。

やっぱり暖冬か?2006年12月22日 19時41分

根雪になるか?と思っていたら、また暖かくなって、雪が融けていきました。
やっぱり暖冬なのかな。

ペット用雑穀の出荷が一段落して、今は小豆の脱穀をの~んびりとやっています。
やっぱ、年内の販売は無理だったな。
このまま今年は年を越しそうです。

小豆の脱穀終了2006年12月25日 21時22分

今日も暖かい。
雪もかなり融けてしまった。
このまま降らないと作業的にもだいぶ楽なのだが、雪が無いと春先の水量が心配。
とっても複雑な心境です。

やっと小豆の脱穀が終わりました。
でもこの後の選別作業がまた手間が掛かる。手選別ですから。
選別作業は家の両親にお任せです。

有機農業とかやり始めた頃は二人とも大反対で、毎日ケンカばっかりしていたのですが、この頃は時間があるときには手伝ってもくれるようになりました。
進歩か?あきらめか?

年末にいろいろと2006年12月30日 19時22分

ここ新庄は冬になると日本海を渡ってくる冷たい西風が強く、その一方東風はほとんど吹かない。
除雪の段取りなんかもあって、ビニールハウスの風よけネットは完全に西風のみに対応する形で張っている。
そこに先日の暖かい暴風雨。
残っていた雪がすっかり消えてしまったのはいいとして、猛烈な東風によって風よけの支柱が傾いたり、ネットが飛んだり。
今度は寒波でけっこう雪が積もり、さらに支柱が傾くわ、はずれたネットが雪に埋まるわで、よけいな仕事が増えてしまった。
もうさすがに、この雪は根雪かなあ。
出来ればもう一回消えてくれると、補修作業がし易くなるんだけど…。