夏油温泉へ その2 ~川沿いの露天へ2010年08月27日 19時36分

予約したのは自炊部屋。なので、簡単な夕食。出来合いのものをスーパーで買って、夏油温泉へ行く途中のスキー場に併設された『『夏油高原温泉』で昼食。食事だけ。これからたっぷり温泉に浸かるので、ここで入浴はパス。
盛り蕎麦を食べたのだけれどもこれがまた、この手の施設であまり期待していなかったにもかかわらず、かなり美味しかった。

腹もふくれた、そろそろ頃合いと、夏油温泉へ向かいます。スキー場を過ぎると、途端に道路幅が狭くなり、くねくねした山道が続きます。深い緑をかき分け、着いた先がみちのくの秘湯夏油温泉。江戸時代の温泉番付では「東の大関」とされていたそうです。

広い駐車場にバイクを停め、『元湯夏油』本館でチェックイン。本館の脇を奥の方に入っていくと、通りの左右に古めかしい自炊棟がいくつも立ち並ぶ別世界です。案内されたのは一番奥の『経塚館』。入り口の障子戸を明けると、あるのは座卓一つだけ。テレビも、冷蔵庫も、空調もありません。突き当たりの壁に「トイレの小窓」みたいな小さな窓から弱々しい光。入り口の障子戸を閉めると、昼なのに薄暗い室内。これを求めていたのです。たまりませんなあ。

さっそく浴衣がわりの軽装に着替えて川沿いの露天風呂へ。
ここ夏油温泉は夏油川沿いに露天風呂が5ヶ所。お湯が沸き出しているところにそれぞれ湯船を作ったのだそうです。
女性専用の『滝の湯』は入れませんから男性が入れるのは混浴露天が4つと男女別内湯が2つ。
まずは一番大きな湯船の「大湯」へいったけれども、これが強烈に熱い。足を入れて2秒・・・ムリムリ。何とか浸かりたいと、掛け湯を繰り返して(これも激熱)、いざ・・・腰までが限界でした。

続いて、すぐそばにある「疝気の湯」へ、ここは3,4人サイズの小さな湯船。屋根はなく、完全な露天。お湯はぬるめで塩分を含んだ柔らかいお湯。川の音を聞きながら、じっくりと浸かりました。
それにしても森の匂いがすごいです。

部屋に戻ってゴロッと、うとうとと一眠り。
ちょっとその辺を散歩してまた一眠り。
また起きてお風呂に入ろうと、入っていない露天風呂が、ちょうど女性専用の時間帯だったので内湯へ。
最初は本館の隣にある『駒形館』の「小天狗の湯」へ。
新しめで小ぎれいな浴室。お湯は・・・どうも?だったので、早々に上がって、本館の内湯「白猿の湯」へ。
こちらのお湯はよいです。
塩分を含んだ露天のお湯とはまた違った、無味無臭でサッパリとするお湯です。
お風呂を上がって夕食。そして、持参した文庫本でも読みながらうとうとと、8時頃にはもうすっかり眠りの中。

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