夏前の やさしい雨の 心地よさ2023年07月06日 19時07分

6月は淡々と過ぎ、7月になりました。蝉も鳴き始めました。

日が照る日はかなり暑くなり、雨の降る日は肌寒い。気温の変化が大きいけれども、それほど極端な変化はなく、たまに暑くなり、たまに肌寒い雨の日がありといった感じで、穏やかな過ごしやすい毎日です。

稲の生育も今年は比較的順調の様子。
昨年の今ごろはイネミズゾウムシの被害で、けっこう生育が滞っていた田んぼが多かったのだけれど、今年はそれほど多くの被害は無さそう。
このまま順調に育ってくれれば良いのだけれど。

農作業ものんびりやっている割には順調にはかどっています。
田んぼの除草作業、豆・雑穀畑の中耕作業、野菜畑の定植、支柱立て・誘引、そして草刈り。
これからどんどん雑草の勢いが増してくるので、炎天下での雑草との果てしない戦いが待っています。。
そろそろ夏野菜も生り始めました。最盛期になると穫っても穫っても切りが無いくらい生ります。

直近は冬越しの野菜の収穫。
タマネギ、ニンニク、ラッキョウ、そして小麦。
今年は雪が少なかったせい?いつもの年よりいい感じの収穫です。
それにしても地面を掘っての収穫はキツイ。
少量多品目生産なんで、専用の機械とか買えません。
ひたすら地面にかがみ込んで掘っていく。キツイし、暑い。

収穫作業は大変ですが、雑草との戦いよりはずいぶんと楽しいものです。


夏の葉野菜

タマネギ収穫

ニンニク収穫

小麦刈り取り

レモンキュウリ

風吹いて 漂う雲に 気が抜ける2023年06月10日 19時49分

5月の末日に田植えが終わって、一息つく間もなく野菜の定植やら、豆、雑穀の畑の耕起と種播き。
雨が来る前になんとか終えることが出来ました。
田植えが終わっても休む暇が無いくらい忙しかったけれど、気持ちに余裕が出来て、朝ちょっと休んでから仕事に出たり、早めに仕事を切り上げたりして身体の疲れはだいぶ癒えました。
それでも夏のような暑い日に種まき機を押し歩いたのはなかなかこたえたなー。

去年までは田植えが終わるとすぐ田んぼの除草に入ったのですが、除草機による稲のダメージも相当なので、今年はしっかり根付いてある程度生育が安定してからと思って、除草機が入るのはもうちょっとガマンしています。
それでも雑草がちらほら見え始めました。
もうちょっとガマン、ガマン。

野菜畑の早く植えた野菜はぼちぼち実が生りはじめています。
田んぼの除草、畔の草刈り、畑の栽培管理に加えて、収穫作業も始まるので、まーた忙しくなります。
が、やっと一息ついたところで、ぜんぜん気持ちが乗ってきません。
もうちょっとのんびりしたいなあ。

ズッキーニ実ってきた

スナップエンドウ食べ頃

サヤインゲン花咲きました

種播きキツイ

ニンジンの草むしりキツイ

爽やかな 風が気持ちを 急き立てる2023年05月22日 19時12分

やることがいっぱい、とっても濃密な5月です。
今年の5月は割と天候にも恵まれ、農作業が順調に進んでいます。
特に毎年井戸の水涸れで四苦八苦する田んぼの代かきも、今年は井戸が涸れることも無く、順調にはかどっています。
ただ好天に恵まれすぎた?なかなか水の乗りが悪くて水を溜めるのにちょっと時間がかかります。溜まった水の引きも早い気が。それでもいつもの年よりは順調です。
野菜畑も順番に播種・定植はじめています。
芋類は去年雑草に負けて収穫がだいぶ少なかったので、今年はマルチで栽培することに。やることまた増えました。そんなわけで野菜畑は畝立て、マルチ張りが追い付かない状態です。
この時期、田んぼ優先になってしまうので、どうしてもね。

稲の苗も野菜の苗もなかなかいい感じです。
ただやっぱり一部ネズミに荒らされたところが有りました。あれもこれもやってみたけど決定打無し。

そうこうしているうちに田植え始まりました。
田植えのスケジュールはほぼ例年通り。そして例年通り子供らの運動会が挟まってくる。今年はさらに中体連の大会も挟まったりして、けっこう過密スケジュールです。
ただ立って運動会観ていただけなのに、普段使わない筋肉がなぜか痛い。背筋が。
とにかく今の時期が一番身体がキツイです。
四六時中仕事の段取り考えていて脳みそもオーバーヒート気味、精神的にも一番キツイ時期です。
全部終わったら温泉行こう。

6月の温泉を夢見て、もう少し踏ん張ります。

田植え準備

ネズミに荒らされた!

田植え始まりました。

大根の芽が伸びてきました。

サツマイモ今年はマルチ栽培

肘と膝 足腰で知る 今日の春2023年04月29日 19時10分

雪解け早かったけれど、4月の半分は雨降りなので、やっぱり田んぼの土が乾いてトラクターが入れるのが4月末頃になってしまいます。

田んぼが乾くのを待つ間に畑の作業に精を出します。
野菜の苗作り、畑の肥料散布、耕耘、畝立て。古い小さな管理機と鍬と肉体をフル稼働して作業に励みます。
田んぼの作業が忙しくなる前に少しでも作業を進めておかないとって、早く種を播いても気温が低いので結局暖かくなって種を播いた苗に追い付かれてしまいます。

そして稲の苗作り。
通常は種籾に温度を掛けて発芽させる『芽出し』という作業をしてから種播きをするのですが、今年は芽出しせずに種播きしてみました。
種を播いた苗箱をそのまま育苗ハウスに並べ、保温シートを掛けて数日。
シートを剥いでみると無事に芽が出揃っています。
時間を掛けて十分吸水させておけば、芽出しせずとも問題ないようです。

やっと田んぼが乾き始め作業開始。
まずは水漏れを防ぐ畦塗り作業。そして肥料散布。どの機械もどっかからなんか変な音が聞こえてきます。
聞かなかったことにして平常心で作業続行。
壊れるな、壊れるなと祈りながら怒濤の5月に突入していきます。

稲の種播き

苗を並べる

芽が出た

野菜苗すくすくと

肥料散布

春風に 温泉の虫が 疼き出す2023年04月10日 19時32分

おっ、なんか、やっぱり雪が少なかったせい?
冬越しの野菜、いつもの年よりたくさん生き残っている。
いつも雪と雪解け水でやられてしまうタマネギと小麦も3分の2は生き残っている。
このまま無事に育ってくれればありがたい。


4月になって暖かい日が続いたので、畑の土はすっかり乾き、さっそくトラクターで耕しました。
いや~こんなに早くトラクター作業がで来るなんて夢みたいです。
田んぼももうすぐトラクター入れそう・・・・なんて思っていたら、昨日はいきなり雪が積もりました。また田んぼに水が溜まってしまう~。

午前中は寒風に耐えながらなんとか外の作業をしていたのですが、寒くてやってられん!
ってことで、ちょうど切らした温泉水を汲みに鳴子温泉へ逃亡。
そういえばコロナ禍になってからすっかりご無沙汰でした。

鳴子温泉郷・中山平温泉。山形県との県境からすぐ、山間にポツンポツンと民家や旅館が点在している感じです。JRの駅周辺の小さな住宅地を抜け、山の中の温泉スタンドへ。
夏は秋田の湯ノ沢温泉、冬は中山平温泉の温泉水を代わる代わる汲んできます。
どちらもクセのないアルカリ性単純温泉。10Lで100円です。
温泉を汲んだらやっぱり入らないわけにはいかないですねえ。
日帰り施設の『しんとろの湯』へ。
寂しい温泉地の中でここだけはいつも賑わっています。
久しぶりに浸かった中山平の湯は目が覚めるほど強烈なヌルヌル度合いでした。

久しぶりに訪れた鳴子温泉郷・中山平温泉は相変わらず鄙びた佇まいでしたが、旅館が廃業したり、経営が変わったり、より一層寂しさに拍車が掛かった感じでした。
ほんとはもっと先まで、鳴子や川渡の方まで行ってみたかったけれども、今回はこれくらいで勘弁してやるか。
次は温泉ハシゴしてやる!

雪が積もった!

焼スパ温泉水スタンド

しんとろの湯、チョーぬるぬる

タマネギ

小麦

暖かい 風を感じる 春の雪2023年03月29日 19時18分

春です。だいぶ雪が融けました。
3月の間は青森まで研修に行ったり、農業の講習を受けたり、そして積もった雪の消雪作業に明け暮れました。
さいわい今年は積雪が少なかったので、いつもの年より早く雪が消えていっています。
冬越しの野菜も少しずつ顔を出し始めましたが、例年暖かくなる前に大量の雪解け水にさらされ、とろけて消えていったりします。
今年はどれくらい生き残るかなあ。

田畑には雪がまだ残っていますが、春作業開始です。

と、張り切ってはじめたものの・・・・どうも調子があがりません。
まずは倉庫と化していた育苗ハウスや作業小屋から機械を引っ張り出したのですが、あっちに引っかけ、こっちにぶつけ、あっちが曲がり、こっちがへこみ、ついでに気分までへこんできました。

谷があれば山があるとはいうものの、どうも運気が上がるのはまだまだ先のようです。
去年はだいぶ機械修理にお金を掛けました。どうか今年はちゃんと動いてください。

雪が溶け出す

ラッキョウはきっと大丈夫

小麦は生き残るか?

種籾の準備

青空の その先に見える 春の風2023年02月27日 19時24分

毎年の事ながら2月はあっという間に過ぎていきますね。
今年の冬は雪の降る日がそれほど多くなく、除雪作業に掛かる時間が少ないので助かりました。
ただ屋根の雪下ろしは、昨年末に作業してからあんまり積もらなかったので、1月はスルーし2月に新たに積もってから作業したのですが、1ヶ月の間に放って置いた雪がガチガチに固まっていて、雪下ろし2、3回分の体力を使いました。

そしてオンボロ除雪機は相変わらず不調。
もう限界だと新しい機械が無いか探してみるも、部品不足の影響か?新品はメーカーにも在庫無し、そして中古はどこも売り切れ。
そんなわけで、調子の悪い除雪機をだましだましなんとか春まで保たせなければなりません。


農作業の方は順調。脱穀作業もメドがついてきました。
暇になるかと思いきや、2月は仕事以外のあれやこれやがけっこう有って、さっぱり暇にならないのです。
ガチャガチャやっている間に2月は過ぎ、春を目前に控える3月。早く頭を切り替えないと。

空が明るくなってきた。

醤油を仕込む

ハウスの骨を掘り出す。

ハトムギ脱穀

ハウス周りも雪が融けてきた。

今日も明日も白、上も下も、右も左も2023年01月31日 19時36分

昨年末の怒濤のような大雪が過ぎると、年越しから1月中は大雪に見舞われることもなく穏やかな天気で、除雪に関してはだいぶ楽が出来ました。
今のところ比較的雪の少ない冬です。
先日の強烈な寒波来襲でもかなり風は強かったですが、雪はさほどではありませんでした。
ただお風呂のボイラーが凍りかけたのには慌てましたが。

仕事は相変わらず雑穀の脱穀作業。雪に埋もれたビニールハウスの中で黙々と作業。孤独な作業でだんだん気分が塞ぎ込んできますが、除雪に時間を足られない分味噌の仕込みや、醤油の仕込みにも時間を割けて、これがなかなかいい気分転換になります。

昨年後半はいろいろトラブルだらけで神経すり減らしたけれども、年が改まればなにか運気も上向いてくるだろうと根拠のない期待を持っていたのですが、結局除雪機は今年も動かしては故障、直してはまた故障。未だ運気が上向く気配はありません。雪が少ないのだけが救いです。
いつになったら青空が見えてくるのだろう。

地面が見える!

雑穀の脱穀作業

味噌を仕込む

醤油用の小麦を煎る

そしてまだまだ雪は降る

おおお大雪ですぅ。2022年12月26日 19時21分

今回の大雪には参りました。
つい一週間前の大雪で除雪機が耐えきれずに故障。
仕方なく、手押しのスノーダンプでひたすら雪を捨てる毎日。
そしてこの冬最初の屋根の雪下ろし。身体が悲鳴を上げました。

大雪が去り、天気が穏やかになったのは数日。早くも再びの大雪警報。
除雪機は部品が来なくて直る見込み無し!ピンチ!!
慌てて機械屋さん所有の除雪機を借りてきて大雪に挑むも、いやはや降ること、降ること。
特にビニールハウス周辺は雪の重みでハウスが潰れそうなくらい次から次と積もっていきました。
早朝から除雪を始めて、丸一日除雪です。
除雪機の排ガスで頭がクラクラ、一酸化炭素中毒気味。ちょっと具合が悪くなりました。

今日はかなり湿った重たい雪がどしどし降っています。シャーベット状の雪がたっぷり積もり、歩くのも難儀するほどで、車を車庫から道路に出すののでさえ一苦労です。
この分だと明日もまた早朝から除雪。年内にもう一回屋根の雪下ろし必要か?農作業に割り当てる時間が足りませーん。

スノーダンプでがんばる

雪下ろし、1mくらい積もったなあ

再びの大雪警報

数日でだいぶ積もった。

冬が来た2022年12月02日 18時52分

今年の秋は次々と機械が壊れて時々作業が中断し、作業的にも精神的にも全く余裕がありませんでした。
それでも11月が終わるまで雪が積もらなかったので、なんとか冬を迎える準備は整えることが出来ました。
頭が痛いのは収穫量が少なかったのと、高額な機械の修理費。お金のやりくりが一番苦手です。

そんなせわしない秋があれよあれよという間に過ぎ去ってしまい、とうとう雪が積もりました。
いつもの年なら11月の後半に一回雪が積もって、そして融けて、徐々に冬になっていくのですが、今年の11月は雪も降らず雨も少ない穏やかな天気でした。
そして12月、突然冬になりました。

この冬もまた、除雪をしながら、秋に収穫した雑穀の調製で明け暮れる毎日です。
今日は雪が積もって薄暗くなったビニールハウスの中で、赤米の脱穀作業をしました。
空は厚い雪雲に覆われ、一層日暮れが早いです。
夕日に照らされることもなく、ただ暗くなっていきます。
また冬が始まったなあ。

積もりました。

ビニールハウスも暗くなる

自然乾燥した赤米

脱穀作業